特長

グローバルサポート

シーメンスの産業用パソコンは、世界200の国と地域に調達拠点を有し、また34の拠点にて、リペアサービスを行っております。そして、世界同一型式ですので、どの製品、世界のどの地域においても、一律のリペア、技術サポートを受けることが可能です。

各種規格対応

UL、RoHS、CE、KC等、多くの輸出入に関する国際規格に対応しております。産業用PC単体での輸出などスムーズに行えます。中国モデル、韓国モデル等、国別の型番ではなく、シリーズ共通で規格を取得しております。＊シーメンス製産業用パソコンは制御機器として扱われるため、中国強制認証（CCC）の対象外となります。

長期的に安心してご使用いただける仕組み

販売期間約5年、販売期間終了後は5年間の修理対応を行います。また、販売終了約1年前に新世代機種を販売するため、製品のライフサイクルが明確です。各シリーズ毎に新世代機がリリースされても、デザインは変更されませんので、設置の設計変更は不要です。

用途例

【国内事例】
WindowsベースのソフトPLCを使った高速データロギングを国産PLCよりも安価に実現

<自動車業界、溶射機の国内事例>

こちらのお客様は、PLCにて高速データロギングを行おうとされていらっしゃいましたが、高性能PLCやそのモジュール一式が非常に高価であることにお悩みでした。通常、高速ロギングの場合、PLCの性能ベースですと専用モジュールが必要になりますが、シーメンスの産業用PC　＋　ソフトPLCの構成にすることで、高速データロギングを可能にしました(下記図参照）。
PCはPLCに比べ処理性能の高いCPUを搭載していることから、大容量・高速な処理に適しています。更にストレージ容量も確保できるため長期的な運用にも向いています。また、後付けにすることにより、溶射機から高速ロギングを安価で実現しました。
上位にクラウドなどのシーメンスのシステムやネットワーク機器を使用すれば、更なる包括的なメリットをもたらします。
更には、同PC上にソフトPLCとWindowsがあるので、Ｗindows上に顧客特有のアプリケーションがPLCの値の監視制御などで連携している場合でも　余計な配線やコンポーネント追加なく紐づけすることが可能です。

さらに、同PC上に、ソフトPLCとWindowsがあるので、Windows上に顧客特有のアプリケーションがPLCの値を監視制御など連携している場合でも、余計な配線やコンポーネント追加無く紐づけすることが可能です。

エッジコンピューティングにより、X線検査を必要最小限に（3割削減）

＜電子製品製造工場、EWA製造ラインにおける実績＞

EDGE処理による、X線検査工程の要・不要を判別、不要なX線検査を無くすことにより、3割のコスト削減を実現しました。 また、高価なX線検査装置への将来の投資を抑制する効果で約7,000万円を削減に成功しました。

IOT「エッジインテグレーション」スピンドル異常を48時間前に検知

＜切断装置、エッジ処理による切断ツールの予兆保全の事例＞

電流異常、スピード異常のAI分析から、切断装置のスピンドルメンテナンスの異常を2日前に予知するシステムを実現しました。予備スピンドルの異常を100％低減し、18機のコスト削減の想定は、合計約3,000万円／年と試算されました。ドリルへの過剰な負荷となっていた、ドライブベアリングスタックを回避することができたため、マシンの負荷を低減、マシンライフの延長効果も期待でき、品質の工場とコスト削減の両方を実現しました。