超高速凍結機 ZERO-03

「冷凍に不向き」とされた食材も食感・香りをキープ

ZERO-03は、液冷式の凍結機です。超低温の液体にあらかじめ包装した食品や食材を漬け込み瞬間で凍結させることで、解凍後も食品本来の食感・香りを再現可能。これまで冷凍が難しかった食材の販路拡大に貢献します。また、食品本来のおいしさを届けることができるため、ブランド価値向上にもつながります。

特許技術により従来の液冷式の約4倍の生産性を実現。食品加工の生産効率向上に寄与します。

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ZERO-03の凍結技術

冷却環境×運動で熱交換効率向上

食品や食材を入れた「かご」を、-35℃の液体の中で上下に激しく振幅させることで熱交換効率を向上。この特許技術により、驚きの冷却スピードを実現しています。

生産スピードを大きく向上

ZERO-03と他社同等機種の1時間あたりの生産量を比較した場合、ZERO-03は従来の液冷式の約4倍の生産量を実現。また、空冷式との比較では約8倍の生産量を実現します。

「冷凍に不向き」とされた食材で真価を発揮

豆腐やレバーなど、冷凍によって食感が損なわれやすい食材を再現性よく冷凍することができます。ご飯も非加熱解凍でおいしく食べられるため、寿司・海鮮丼をまるごと冷凍するなど冷凍食品のレパートリーが広がります。

凍結・解凍比較（塩おにぎり）

通常の冷凍とZERO-03で急速凍結をした塩おにぎりの状態を比較しました。自然解凍後、通常の冷凍ではポロポロとした食感の悪いご飯となってしまいます。一方ZERO-03では、ご飯が劣化する温度帯を素早く通過して冷凍されるため、自然解凍でも瑞々しい状態に戻ります。

凍結・解凍比較（マグロ）

冷凍前のマグロと、ZERO-03で急速凍結をした後に自然解凍したマグロの状態を比較しました。解凍後もドリップの発生はほとんど見られません。

ZERO-03の導入メリット

冷凍食品の品質向上・販路拡大

ZERO-03の急速凍結技術により、水分の膨張による細胞破壊を防ぎ冷凍食品の解凍後の「おいしさ」を実現。これまで冷凍が難しかった食材の販路拡大も実現可能です。お客様に食品本来のおいしさを届けることができ、ブランド価値向上にも貢献します。

作業効率向上・業務負荷軽減

凍結スピードが速いため、食品加工にかかる時間を短縮可能。生産効率の向上と、電気代・人件費等の削減を実現します。また、食品の冷凍保存により計画生産が可能となることで、従業員の業務負荷軽減にも貢献します。

環境負荷の軽減

冷凍により食品の賞味期限を延⾧することで、フードロス削減に貢献します。また、ZERO-03は「液冷式」を採用した凍結機です。現在広く普及している「空冷式」と比較し、「液冷式」は約1/2〜1/4の電気代削減となります。ZERO-03の凍結時間の速さも、消費電力の削減に貢献しています。

ZERO-03の導入事例

車海老の冷凍

車海老は従来の冷凍では食感が失われるため、生きたままの流通が常識でした。そのため消費期限が短く販路も限定されていましたが、ZERO-03導入により車海老の品質維持の課題を解決。新規販路開拓に貢献しました。また、高い凍結クオリティが差別化につながり、ブランディングも後押ししました。

フグの冷凍

海外輸出実現には、高い冷凍品質と生産量確保の両面が求められます。ZERO-03導入により、フグの冷凍における生産性と品質を向上させ海外輸出を実現しました。冷凍時間が早いため⼈員を原料加⼯⼯程に集中できたとの声もいただいております。

介護施設の給食を冷凍

4施設の厨房を1カ所に集約し、セントラルキッチン化。ZERO-03で冷凍した食事を各施設で提供することで、おいしい食事の提供と、現場での食事提供の業務負荷軽減を実現しました。また、計画生産が可能になったことで、厨房スタッフの従業員満足度も向上しました。

ホルモンの冷凍

福岡県にある食肉加工会社様では、首都圏飲食店にチルド加工したホルモンを提供していました。顧客から「チルドでは日持しないため冷凍が良いが、品質は落としたくない」とのご要望を受け、ZERO-03を導入。品質を落とさず、生産量もアップしました。冷凍輸送のため配送頻度が減り、運送コスト低減にもつながりました。