特長
Visual Studio公式パートナー
IncrediBuildは、Visual Studioにアドオン搭載されている唯⼀のサードパーティツールです。2002年よりMicrosoft社の公式パートナーに認定されており、『Visual Studio Magazine』の Reader's Choice Awardsを何度も受賞しています。
Visual Studio C/C++/C#、MSBuild、MSTest、VSTest、TFS、AzureをはじめとするMicrosoft社の開発プラットフォーム上で、シームレスに⾼速化を実現しています。
Windows/Linuxの様々な開発ツールに対応
IncrediBuildは、Windows/Linux環境で様々なマルチプロセスの処理を分散可能です。例えばJenkinsなどのCIツール上でも、IncrediBuildを通して高速処理の自動化が可能。また、Qt Creatorをはじめとする開発ツール、CoverityやKlocworkなどコード解析ツールなどともシームレスに連携しています。
特にゲーム業界では、Nintendo Switch、PlayStation、Xbox、Google Stadiaなどゲーム開発SDK専⽤のライセンスや、UnrealEngineやUnityをはじめ様々なゲーム開発環境で利⽤できるライセンスを⽤意しており、ゲーム開発者になくてはならないツールとして愛用されています。
Azure/AWSと連携し、クラウド環境での高速化を実現
どれだけ社内の開発インフラを拡充しても、リリース前や繁忙期には開発タスクが集中し、 ⼀時的なリソース不⾜に陥る、というのは世界共通の課題です。 クラウドソリューション「IncrediBuild Cloud」では、AzureやAWSなどのクラウド上 に「仮想ヘルパー」としてタスクを実⾏するVMを⽴ち上げ、分散処理を⾏います。
現行のオンプレミスの開発環境は継続して利⽤しながら、必要な時に必要な数だけ仮想ヘルパー を活⽤し、開発サイクルの⾼速化を実現することができます。 また、IncrediBuild Cloudの利⽤はAzureやAWSを通した従量課⾦制のため、初期投資の費⽤を抑えながら、スケーラブルに導⼊可能です。
動画
用途例
ソフトウェア開発 横河電機株式会社 |
1915年創⽴の横河電機株式会社は、国内外100を超える拠点からグローバルにビジネスを展開しています。⼯場やプラントを制御するソフトウェア開発のビルドやパッケージをするインフラにIncrediBuildを導⼊し、⼗数台のマシンをビルドマシンやヘルパーマシンとして活⽤しています。
システムソフトウェア技術部では、「IncrediBuild for Visual Studio」「IncrediBuild for Make&Build」「IncrediBuild for Dev Tool」を利⽤して、数千万⾏にもおよぶソースコードのフルビルドを⾼速化しています。ビルドを開始してからメディアイメージが出来上がるまで10時間以上かかっていたのが、5時間程度で完了できるようになり、以前は夜間に実⾏していたビルドも昼間に実施できるようになりました。
また、IncrediBuildはビルドだけではなく、並列処理を⾏うタスクの⾼速化に最適で、同社では数万ファイル⼀つ⼀つに電⼦署名をつけるタスクが1時間から10分になりました。
「弊社の開発者に対して、楽できる環境、⾃分の業務に集中できる環境を⽤意したいとインフラの視点からは考えていまして、その⼀環としてIncrediBuildをぜひ活⽤していきたいです」と語るシステムソフトウェア技術部課長の藤原⽒。
IncrediBuildは、ただ待ち時間を節約するだけではなく、空いた時間で新しいことにチャレンジしたり、学んだりできるような環境を整えることができ、開発現場の働き⽅改⾰に繋がるソリューションとして注⽬されています。
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ゲーム開発 株式会社バンダイナムコスタジオ |
バンダイナムコスタジオ社は約10年ほど前からIncrediBuildを導⼊しており、現在は400⼈規模の開発者が、ビルドやコンパイルに要する時間を約1/3にまで短縮しています。
開発現場ではエンジニアのマシン300台に加え、タスクをリモートで実⾏するためのヘルパーファームとして、120台にIncrediBuildを導⼊。64コアのハイスペックなPC10台を含む70台くらいの⼩型PCをサーバラックに置いて、開発者がストレスなくビルドやコンパイルを⾏える環境を構築しています。
「インクレディビルドは24時間稼働しています。⽇中は開発者のビルド、夜間は⾃動ビルドが⾛っており、無いと困るインフラになっています」と語るITサービス企画部の吉⽥卓哉⽒。
「インクレディビルドは24時間稼働しています。⽇中は開発者のビルド、夜間は⾃動ビルドが⾛っており、無いと困るインフラになっています」と語るITサービス企画部の吉⽥卓哉⽒。
ITサービス企画部では、IncrediBuild Enterprise版のダッシュボードを活⽤し、各マシンがどれくらい稼働しているのか、ビルドを⾏っているのかを分析し、開発環境のインフラ構築の意思決定に利⽤しています。
<開発者の声>
「以前はビルドを早くするために⼯夫しながら、コンパイル対象が多くならないように気を付けながらプログラムを書いていたのが、IncrediBuild導⼊後はそういうことは無くなりました。」(般若⽒)
「ビルド時間の節約は、単なる時間の節約に留まらず、ゲームの質であるとか、どう楽しんでいただくか考えるための時間やきっかけをたくさん⽣んでくれます。」(川ノ上⽒)
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