微粉末搬送が難しい理由
粉末は、静電気、水分、ファンデルワールス力(分子間力)などの要因により凝集や付着しやすくなる性質を持ちます。粒径が小さくなるほどこの傾向は強くなり、「だま」になりやすくなります。粉末供給の際に粉末がだまになることで、供給量が安定しない、搬送経路が詰まる等のリスクがあります。
微粉末搬送を高精度で実現
金星では、微粉末搬送を高精度で実現する粉末供給装置を提供。金星独自の技術により、これまで困難とされてきた粉末搬送の自動化も実現可能です。微粉末搬送の手間を削減し、生産性向上に貢献します。
幅広い分野の粉末搬送に貢献
粉末供給装置が多く採用されてきた溶射業界はもちろん、その他微粉末を扱うさまざまな場面でお客様の抱える課題を解決します。
高い定量性
同じ量の粉末を澱みなく供給することが可能です。ミクロンサイズ~ナノオーダーまでのパウダーの搬送が可能で、搬送が難しい微粉末においても高い定量性を実現します。
高いカスタマイズ性
ラボ用~量産機まで、用途に合わせたカスタムが可能です。お客様の環境に合わせ、装置サイズの設計、粉体流量モニターやミス防止の安全装置の追加等にも柔軟に対応します。
大気曝露なしの搬送
粉末供給時には粉末が排出される出口以外は全て大気と遮断されているため、大気中への粉末の放出を防ぐことができます。硫化物やコバルトのような有害性、危険性のある粉末材料を扱う際にも、周辺の空気を汚染しません。また、減圧下及び加圧下への供給も可能です。
搬送粉末のコンタミを大幅低減
従来型の粉末供給装置と比較し、コンタミ(コンタミネーション)を大幅に低減できます。搬送粉末に合わせた設計により、供給装置内部品が粉と接触した際の摩耗等によって発生するコンタミを低減。コンタミ量を1ppm未満に抑えられます。
多様な粉末を供給可能
独自技術によりミクロンサイズからナノオーダーまでの粉末、市販粉体以外の粉も適用可能です。細かい粉末を扱う様々な分野においてご活用いただいています。
タイプごとのラインナップ
取り扱う粉末の粒径や用途に合わせて、「ローディングタイプ」「ミキシングタイプ」「レベリングタイプ」の3つの供給原理から最適なものをご提案します。また、超難流動性粉に対応可能な「超音波オプション」もご用意しています。
易流動性粉末に適応
ホッパーから溝に粉末を充填させ、マス切り方式で測りとった粉末をコンベヤ式に搬送し搬送ガスにて圧送します。一般的にテーブルフィーダーと呼ばれる原理で、易流動性粉末に適応できます。連続運転可能な大容量のホッパーを利用することで、粉末補充の手間を削減可能。重量制御により供給量の可視化が可能です。
テーブル回転数による安定した供給制御
安定状態時は精度1%未満での粉末供給が可能です。また、テーブル回転数で供給量をリニアに制御可能です。
難流動性粉末に適応
金星独自の供給原理を採用。粉末中にノズルを差し込み、キャリアガスによって粉末を砂埃状にし、これを取り込み搬送することで、難流動性粉末の安定供給を実現。ローディングタイプと比較して、コンタミ量を軽減できます。
ガス攪拌による微粉末の安定供給
難流動性粉体を精度3%未満で供給可能です。粉末粒径は難流動性粉体と言われている20μm以下に対応。さらに、一般的なテーブルフィーダーでは困難な150μm以上の粒径にも対応しています。
易・難流動性粉末ともに適応
金星独自の供給原理を採用。レーザーセンサーによりフィードノズルを粉末表面付近の位置に維持し、常に一定量の粉末を取り込み搬送します。粉末と接触せずに取り込みを行うため、幅広い粉末に対応可能。特殊設計により3つの原理の中で、コンタミ量を最も減らせる点も特徴です。
粉末の定点取込みにより広範囲の粉末に適応
流動性及び粒子径を選ばず、あらゆる粉体に対応可能なハイエンドモデルです。1mm以下の粉末に広く対応可能です。
超音波オプション(LVシリーズ専用)
金星独自の供給原理です。超音波振動を用いて、凝集した粉末を砕きながら取り込みます。この技術により、これまで供給が不可能だった超難流動性粉の供給を可能にしました。
ASタンク
供給装置にAS (Additional supply)タンクを連結させることでストップレス供給が可能。ASタンクと供給装置の圧力をコントロールすることで供給中でも補給作業が行え、24時間連続供給も可能です。
株式会社金星 豊橋事業所
人々の充実した生活のために
当社は社会環境の改善、生活環境の改善のためお客様に様々な商品を提供してきました。
今後はそれらに加え自然環境の改善のため研究開発を進めてきた省エネ省資源化を実現出来る商品も拡充していきます。
出展団体名 | 株式会社金星 豊橋事業所 |
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所在地 | 〒441-1113愛知県豊橋市東森岡1-7-14 |
設立年月 | 1974年08月 |
従業員規模 | 101名-500名 |
URL | https://www.kinboshi-inc.co.jp/ |