特長
安全と利便性を両立する新たな脱PPAP解決策
matriXagent(マトリックスエージェント)は中継センターを使った新しい脱PPAPソリューションです。
送信者と受信者がパスワードを共有することなく、お互いのストレージ領域に直接アクセスし合うこともありません。
さらにメール業務の形を変えずに安全な添付ファイル送信を実現します。
クラウドストレージやIRMでは解決できない脱PPAPの"本質"
PPAPはメールの課題です。安全性の担保はもちろん、メールを使った業務を阻害しないことも重要なポイントです。
クラウドストレージやIRMはファイルの保全を外部に依存し、メールとファイルが紐づかない運用に陥ってしまします。共有用URLとワンタイムパスワードを一緒に送っていてはPPAPのままです。
利用するサービスが増えると、手間だけでなく運用コストや管理コストも増大します。メールの課題はメールで解決しましょう。
それぞれの担当者にそれぞれのメリット
マネジメント、システム管理、実用においてユーザーの手間を排しつつ安全性を確保します。
簡潔なダウンロード画面
受信者はメールアドレスと自身で設定したパスワードでログインした後、ファイルに紐づくダウンロードキーを用いてファイルまたはメールを取得できます。 ログインできないとファイルが取得できないため、ダウンロードキーは平文でやりとりしても問題ありません。
オプションにより拡張可能なセキュリティー
受信者がファイルをダウンロードする際には、自身のメールアドレス、自身で設定したパスワード、メールで送られてきたダウンロードキーの入力が必要です。
アドレスとパスワードはブラウザやパスワード管理ソフトに記憶させておけば毎回の入力は不要です。送信者と受信者がパスワードを共有しないため、情報漏洩の確率が大幅に下がります。
選びやすい価格
参考モデルでの標準価格です。アカウント規模、一括契約年数によって詳細な価格は異なります。また、提供形態(アプライアンス、仮想アプライアンス、クラウド)によって初期費用が異なります。
詳細な価格についてはぜひアイマトリックスまでお問い合わせ下さい。
用途例
安全性の向上と業務効率の改善 |
課題:
添付ファイルを送る際に、送る本人が機密なデータかどうかを判断し、機密であれば暗号化もしくはクラウドストレージ経由でファイルを受け渡しをするルールになっていた。しかし、個人の裁量と判断に依存するため、本来機密扱いになるファイルが平文で送信されていたり、クラウドストレージのURLとパスワードを同じメールで送ったりして、安全性が低い状態になっていた。メールを送る際に暗号化やアップロードの処理を別途行う必要があり、手間も多かった。
matriXagentを利用することによる解決:
matriXagentを利用したセキュアな添付ファイル送信では、送信者はいつもどおりメールにファイルを添付して送信するだけで、メールサーバーの後段に位置する分離サーバーがメール本文を分離し送信され、添付ファイルは安全な経路にて受信者が取得できるようになります。機密の扱いが個人に依存しないので安全性が向上し、メールを送る以外の手順が発生しないため、業務効率も改善されます。
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メールとファイルが紐づく運用 |
課題:
クラウドストレージなどを使ってメールとファイルが別々に送られる場合、送信者も受信者も「あの時あのメールで送ったファイルなのですが~」と確認を行う際に、当該メールを送信・受信した日時などからクラウドストレージにアップロードされたファイルを探し、確認することになる。多くのファイルの中から探索することになったり、場合によってはすでにストレージ上から消去されていることもあり、手間がかかっている。また監査・情報保全の観点からもメールとファイルを紐づけて保管したい。
matriXagentを利用することによる解決:
matriXagentを使ったファイル送信の場合、受信者は「ファイルが添付されたメール」を取得することも可能です。メール形式で保管することでメーラーでの閲覧も可能で、後からの確認も楽です。送信者側でもmatriXagentはメールサーバーを通った後に処理を行うので、送信履歴には添付ファイル付きメールとして残ります。アーカイブ製品との連携も可能です。
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誤送信に気づいた場合にファイルのダウンロードを差し止めたい |
課題:
メールを送信した後に、添付するファイルを間違えていたことに気づいた。PPAP運用ではパスワードも自動で送信されてしまうため、誤ったファイルを相手に開かれてしまう。
解決策:
matriXagentでは、誤送信に気づいた時点で、ファイルのダウンロードを差し止め可能です。受信者がファイルをダウンロードする前であれば誤送信による情報漏洩リスクを最小限に抑えられます。受信者がファイルをダウンロードしたかどうかも、リストから把握できます。 また、上長承認機能や送信の一定期間保留機能もオプションで利用可能で、さらにリスクを下げることができます。
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暗号化された添付ファイルを安全に受け取りたい |
課題:
暗号化された添付ファイルはマルウェアスキャンをすり抜けて手元に来てしまうため、感染のリスクがあり、すべて拒否する方法を取るしかない。現状PPAP運用を続けている会社さんも多くあるため、受け取れない旨の説明をし、別の方法で送ってもらうか、平文で送ってもらうなどの運用になってしまう。
解決策:
imatrixの無害化受信機能を使えば、暗号化された添付ファイルをゲートウェイサーバー内で一旦復号し、改めてマルウェアスキャンやマクロ除去などをかけてから手元にダウンロードすることが可能です。一律拒否の運用をせず、安全に暗号化ファイルを受け取ることができます。
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万が一のマルウェア拡散を防止したい |
課題:
メールアドレスの乗っ取りなどでマルウェア拡散、サプライチェーン攻撃の踏み台にならないようにしたい
解決策:
matriXagentではスパム・マルウェアフィルターのオプションが追加可能です。従来の受信対策だけでなく、送信時に正常なメールかどうかを検査し、アカウントの乗っ取りや潜伏したマルウェアによる関係者への被害拡散を防ぐことができます。
スパム・マルウェアフィルターはアイマトリックスが開発した、シグネチャ型とAI型のハイブリッド方式で動作しています。世界でトレンドになっている攻撃だけでなく、日本企業を標的にした攻撃も独自に分析・対応し、高い検知率と低い誤検知率を実現しています。
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