特長
CPQに技術情報を集約することで、営業担当者の見積業務の負担軽減を実現。
設計部門や製造部門に散在する製品の技術情報を、営業部門が活用できる形で、CPQの中に集約することができます。そうすることで、営業担当者が見積業務でCPQを使うと、製造部門や設計部門に頼ることなく、顧客要求を満たし、かつ、技術的にも間違いのない機種やオプションを選べるようになります。
後工程へのスムーズな連携
見積回答のために生じる、本来不必要な部門間のやりとりをなくすだけでなく、 見積りミスを排除することで、手戻りをなくし、残業や利益減少を改善します。 加えて、Order CPQは製造業に特化したCPQであるため、 営業側の仕様確定と同時に、部品表(BOM)データを後工程へ流用する機能も備えております。 営業部門の有用な情報をタイムリーに展開することで、真の「製販連携」が可能です。
豊富な海外実績
CPQは海外では既に普及しているソリューションであり、 顧客体験の向上に非常に効果的なシステムです。 商談において、営業担当がすぐに正しい見積りを出せることで、 顧客に対して、細やかで素早い対応ができるためです。 また、社内での情報連携の効果で、納期遵守率を向上することも期待できます。
多言語・他通貨にも対応し、ユーザー数無制限のため、グローバルに営業活動を行っている企業様には、 Order CPQを代理店や海外販社に展開することをおすすめします。
用途例
Order CPQ導入による変化 |
- 初期回答が早く、営業リードタイムの短縮につながった
- オプションの組み合わせで対応でき、設計部門の作業量が激減した
- 製品仕様の不備が減ることにより、作業手戻りが減った
- 素早い見積もり回答により、受注数が増えた
- 設計部門が特注品を設計できる時間が増えた
- 新人営業マンが即戦力として営業活動することができた
- 複雑な価格体系でも、間違えることなく見積もりができた
- ベテランに頼る属人化から脱却できた
- 紙の価格表を照らし合わせながら計算する必要がなくなった
- 紙のカタログを持ち歩く必要がなくなった
- 代理店での売上が増加した
- 海外営業での見積品質を底上げできた
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製造業におけるDXとは?
経産省の発表した資料によりますと、DXとは「顧客視点で新たな価値を創出していくこと」と定義づけされております。実際には、何をしたら良いかわからないという声もよく聞きます。こちらの図によりますと、エンジニアリングチェーンとサプライチェーンを連携して、上流のデータを下流で利用したり、下流のデータを迅速に社内に連鎖させることが、重要だと言われております。
顧客ニーズや販売情報を捉えて、設計製造の効率化や新しいビジネス活動に向けての活用、つまり、設計や製造の英知であることや暗黙知も含めた技術情報を顧客の接点を通じて最前線で活用すると重要だろうと考えています。
この図の1と2の流れで顧客接点を強化するということが最も重要だと考えています。
顧客接点を捉えたシステム「CPQ」
CPQとはConfigure Price Quoteの頭文字を取っていますが、古くはコンフィグレーターと言われていた時期もあります。当社ではこちらに関連するビジネス20年以上展開しておりますが、configureが製品や仕様の選定スペックを選定するところ、加えて、priceで価格算出、quoteで見積り作成するという一連のシステムのことを指しています。
CPQで何ができるか?ですが、簡単に回答しますと、お客様が要求されている内容が提供するメーカー側が供給を保証できる状況が保証されて初めて正しい見積りができますが、この両面から正しく見積もることができるソリューションになります。顧客の要求に対して製品・仕様・オプションを適切に選択でき、それが製造可能であることを保証できる、この2つの観点で正しく見積りつつ、全社統制のとれるところも非常に重要なことです。
CPQを導入した企業様には共通する3つの効果があると弊社は考えます。1点目は顧客接点の強化、2点目は納入リードタイム短縮と粗利確保、また、見積り以外では業務効率化や業務改善につながること、この3点が大きな効果です。
構造計画研究所の「Order CPQ」について
Order CPQとは、高性能コンフィグレータエンジンを搭載した製造業様向けのCPQソリューションです。絞り込みの機能や選択肢の適否排他や標準仕様のデフォルト設定、そして推奨仕様に誘導することや必須オプションを自動で設定できる、など一般的なCPQの機能に加えて、弊社のOrder CPQはそれらを技術計算をマスタの中で実現できます。個数や容量の制約、仕様の結果から図番や部品など様々な情報の引き当て、日付による制約もコントロールすることができます。また多言語・多通貨に対応しグローバル展開にも対応できるようなCPQのソリューションです。
Order CPQは、導入する適用製品に合わせて柔軟にコンフィグモデルを実装することができます。その際にはExcelでマスタを投入することができます。検証ツールもあり、マスタメンテナンスの管理者の方が事前検証して、効率の良いメンテナンスを実現しつつ、問題がなければOrder CPQにインポートし、サーバー環境の方にアップロードするというツールになります。全てノンプログラミングでマスタ管理者の方がメンテナンスを維持できるのも大きな特徴になります。
最後に
機能の詳細なご説明をはじめ、CADやBOMなどのシステム連携など様々な内容について、情報交換の機会をいただけたらと思っております。簡単なデモもお見せすることができますので、もしご関心いただけそうでしたらお気軽にご連絡ください。