丸紅プラックスが提供するフッ素樹脂 PVDFの製品ラインナップをご紹介します。

PVDF 製品ラインナップ

丸紅プラックス株式会社

耐候性、難燃性、ガスバリア性、電気絶縁性、耐薬品性も良好で、最も強力なフッ素樹脂のひとつです。

加えて、透明度が高く、機械的特性にも優れています。また、他のフッ素樹脂よりも軽く、金属表面への強い接着性も併せ持ちます。

非常に加工性が良く、溶接成形、静電スプレーまたは圧延、押出、射出成形およびその他の加工技術が適応可能です。

耐候性と透明性を生かし、農業用のビニールハウスの建材としても使用されています。

ETFE 樹脂

PFAは、PTFEの溶融粘度を下げることで加工性を向上させた樹脂です。

耐熱性・耐食性・耐薬品性、耐候性、低摩擦性、非粘着性、電気絶縁性のいずれの特性にも優れ、PTFEに匹敵する機能を備えながら、溶融押出・射出成形・ブロー成形などの従来の加工技術で加工できます。

高温環境下で強い薬液を扱うケースでも活躍する素材です。

PFA 樹脂

プロトン交換膜または固体高分子電解質膜（PEM）は、通常アイオノマーで作られた半透膜で、電子絶縁体や反応体バリアなどの役割を果たしながらプロトンを伝導するように設計されています。これにより、酸素と水素の間での反応を可能にします。

プロトン交換膜燃料電池またはプロトン交換膜電解の膜電極アセンブリー（MEA）に組み込まれた場合、これが基本的な機能であり、膜を通過する直接的な電子経路を遮断しながら反応物を分離し、プロトンを輸送します。

PFSA 樹脂（フロー電池用 プロトン交換膜）

PFSA 樹脂（燃料電池用 プロトン交換膜）

水電解水素膜は、固体高分子電解質であり、イオン交換機能末端基を有するパーフルオロスルホン酸樹脂均質膜です。この膜は耐熱性、機械的特性、電気化学的特性、化学的安定性に優れており、強酸、強アルカリ、強酸媒などの過酷な条件下でも使用できます。

PFSA 樹脂（水電解水素膜）

FEPは、PTFEの次に開発された樹脂で、溶融粘度を下げることで、一般的な熱可塑性プラスチックの加工方法を可能にしました。溶融押出・射出成形・ブロー成形、その他の加工技術が適応できます。

耐食性・耐薬品性、耐候性、低摩擦性、非粘着性、電気絶縁性に優れます。一方で、PTFEに比べると耐熱性は劣ります。

FEP 樹脂

丸紅プラックスは、丸紅グループの合成樹脂事業の中核として、国内・海外を合わせたグローバルな展開を図っており、関連する分野は、自動車産業、電子・電気産業、リテール関連等と多岐に亘っています。

丸紅プラックスのフッ素樹脂 | 高品質かつ低コストを実現

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PVDFは耐熱性・耐食性・耐候性など、フッ素樹脂としての様々な性質を持ちながら、加工性に優れた素材です。丸紅プラックスでは、用途に合わせ、様々なグレードのPVDFをご用意。高い品質と価格安定性でお客様をサポートします。

PVDF(ポリフッ化ビニリデン)  | 加工性に優れたフッ素樹脂

<h2>PFA樹脂とは？</h2><p>PFA（Per Fluoro Alkoxy polymer / パーフルオロアルコキシアルカン）は、四フッ化エチレンとパーフルオロアルコキシエチレンの共重合体で、熱可塑性樹脂です。その優れた特性と加工性により、特に半導体産業や化学産業など、高度な耐熱性や耐薬品性が要求される分野で重要な役割を果たしています。</p><p></p><h3>PFAの分子構造</h3><p>PFAの基本構造は、-CF2-CF2- の繰り返し単位からなる主鎖と、パーフルオロアルキル基（-Rf）が酸素原子を介して主鎖と結合した側鎖から構成されています。</p><p></p><p>主鎖はPTFE（ポリテトラフルオロエチレン）と同様のフッ素化されたエチレン単位で構成されており、PFAの基本的な性質を決定づけています。一方、側鎖のパーフルオロアルキル基が酸素原子を介して結合している点が、PFAの特徴的な構造となっています。</p><p></p><p>この独特な分子構造は、PTFEの優れた特性を維持しながら、溶融時の粘度を低下させる役割を果たしています。</p><p></p><h2>PFA樹脂とPTFEの主な違い</h2><h3>加工性</h3><p>PFA樹脂はPTFEに比べて加工性に優れています。PTFEは一般的な熱可塑性樹脂の成形方法では加工が困難ですが、PFAは溶融時の粘度が低くなるよう改良されているため、従来の樹脂成形技術を用いた加工が可能です。</p><p></p><h3>透明性</h3><p>PFAはPTFEよりも透明性が高いです。PFAは内容物の確認が可能なほど透明性が高く、医療や研究分野、化学物質を搬送するチューブなどで内容物の流れを視覚的に確認できるという利点があります。</p><p></p><h3>物性</h3><p>両者とも優れた耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性を持ちますが、以下のような違いがあります。</p><table style="minWidth: 100px"><colgroup><col><col><col><col></colgroup><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p></p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>融点</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>密度</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>引張強さ</p></th></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>PFA</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>約280~320°C</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>2.12~2.17 g/cm³</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>25-35 MPa</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>PTFE</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>約327°C</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>2.13~2.20 g/cm³</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>20-35 MPa</p></td></tr></tbody></table><p></p><h3 class="" style="text-align: left; ">用途</h3><p>PFAはその加工性の良さから、複雑な形状の成形品を大量生産する部品に適しています。半導体工業分野（ウェハバスケット、継手、チューブなど）、ライニング、電線被覆、フィルム、フィルターなどに使用されます。</p><p></p><p>一方、PTFEはフライパンやホットプレートなどのコーティングとしても広く利用されています。</p><p></p><h2>PFA樹脂の特徴</h2><h3>PTFEに匹敵する優れた特性を持つ</h3><p>PFA樹脂はPTFE（ポリテトラフルオロエチレン）と同様にフッ素樹脂の一種です。PTFEの優れた特性である耐熱性、耐薬品性、低摩擦性などを併せ持ちながら、より優れた加工性を有しています。</p><p></p><h3>複雑な形状に溶融成形が可能</h3><p>複雑な形状に溶融成形が可能 PFA樹脂は、PTFEと異なり熱可塑性を持つため、射出成形や押出成形などの溶融加工が可能です。複雑な形状の部品や製品を効率的に製造することができ、産業用途での応用範囲が広がります。</p><p></p><h3>幅広い温度範囲（-200°Cから260°C）で安定した機械強度を保つ</h3><p>極低温から高温まで、非常に広い温度範囲で安定した機械的性質を維持します。この特性により、宇宙産業や極地での使用、高温プロセスを伴う化学工業など、過酷な環境下での使用に適しています。</p><p></p><h3>強酸、強アルカリ、有機溶剤に対して高い耐性がある</h3><p>化学的に非常に安定しているため、ほとんどの化学物質に対して高い耐性を示します。この特性は、腐食性の高い環境下での使用や、化学プラントでの配管材料、シール材などに適しています。</p><p></p><h3>優れた電気絶縁性、非粘着性、耐候性を有する</h3><p>高い電気絶縁性を持つため、電子部品や電気機器の絶縁材料として使用されます。また、非粘着性により食品加工や医療機器などでの応用が可能です。さらに、屋外での使用にも適した優れた耐候性を持ち、長期間使用しても劣化しにくい特徴があります。</p><p></p><h2>PFA樹脂の加工方法</h2><p>PFA樹脂は溶融粘度が比較的低いため、以下のような様々な成形方法が可能です。そのため、複雑な形状の部品を大量生産するのに適している素材だと言えます。</p><table style="minWidth: 50px"><colgroup><col><col></colgroup><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>押出成形法</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>押出成形法は、溶融したPFA樹脂を連続的に押し出して成形する方法です。この方法は、パイプ、チューブ、シート、フィルムなどの連続的な形状の製品を製造するのに適しています。PFAの優れた流動性を活かし、均一な厚さと高い寸法精度を持つ製品を効率的に生産できます。</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>射出成形法</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>射出成形法は、溶融したPFA樹脂を高圧で金型内に射出して成形する方法です。複雑な形状の部品や大量生産に適しており、電気部品のコネクタやハウジング、化学機器の部品などの製造に用いられます。PFAの場合、その高い融点と粘度のため、特殊な射出成形機が必要となります。</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>トランスファー成形法</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>トランスファー成形法は、予め計量された樹脂を加熱シリンダー内で溶融し、プランジャーで金型内に押し込んで成形する方法です。射出成形と比べて、より厚肉の製品や複雑な形状の製品を成形する際に適しています。</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>回転成形法</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>回転成形法は、中空の金型内にPFA樹脂粉末を入れ、加熱しながら回転させることで、金型内面に樹脂を均一に付着させる方法です。この方法は、大型の中空製品や複雑な形状の製品を製造する際に用いられます。</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>ブロー成形法</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>ブロー成形法は、パリソン（筒状の押出物）を金型内で膨らませて成形する方法です。この方法は、ボトルや中空容器などの製造に適しています。PFAの場合、その高い溶融粘度のため、特殊な装置や技術が必要となります。</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>溶融圧縮成形法</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>溶融圧縮成形法は、加熱した金型内にPFA樹脂を入れ、プレスで加圧しながら成形する方法です。この方法は、比較的単純な形状の製品や、厚肉の製品を製造する際に用いられます。</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>コーティング法</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>コーティング法は、PFA樹脂を他の材料の表面に塗布して保護層や機能層を形成する方法です。粉体塗装、溶射、ディップコーティングなど、様々な手法があります。この方法により、金属やガラスなどの基材に耐薬品性、非粘着性、耐熱性などの特性を付与することができます。</p></td></tr></tbody></table><p></p><p></p><h2>丸紅プラックスのPFA樹脂</h2><p></p><h3>技術指標</h3><table style="minWidth: 50px"><colgroup><col><col></colgroup><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p><strong>メルトフローレート<br>（372℃,5kg）※</strong></p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>2.0-6.0g/10分、6.1-12.0g/10分、12.1-20.0g/10分、20.1-30.0g/10分</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p><strong>引張強度<br>（23℃）※　</strong></p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>30MPa≥、28MPa≥、26MPa≥、24MPa≥</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p><strong>破断点伸び率<br>（23℃）</strong></p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>300%≥</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p><strong>相対密度<br>（25℃）</strong></p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>2.12-2.17</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p><strong>融点</strong></p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>305±5℃</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p><strong>誘電率<br>（10の6乗Hz）</strong></p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>2.1≤</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p><strong>揮発分</strong></p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>0.5％≤</p></td></tr></tbody></table><p style="text-align: right">※品番によって異なります</p><p></p><h3>主な用途</h3><ul><li><p>パイプライン、ポンプバルブライニング、ダイヤフラム、ジョイント、圧力容器ライニング、ワイヤ絶縁、ケーブルシース、フィルム 等</p></li><li><p>押出加工などに使用される一般プラスチック、主に新エネルギー向けの成型品、ケーブル絶縁層、半導体バスケット 等</p></li><li><p>電子線、高周波線、その他のケーブル加工に使われ、耐応力亀裂性の低い高速ケーブル押し出しに適用</p></li></ul><p></p><h3>納品形態</h3><p>ペレット / フイルム / チューブ</p>

PFAは、PTFEの溶融粘度を下げることで加工性を向上させた樹脂です。耐熱性・耐食性・耐薬品性、耐候性、低摩擦性、非粘着性、電気絶縁性のいずれの特性にも優れ、PTFEに匹敵する機能を備えながら、溶融押出・射出成形・ブロー成形などの従来の加工技術で加工できます。

PFA | 耐熱性と加工性を両立するフッ素樹脂

<h2>FEP樹脂とは？</h2><p>FEP （Fluorinated Ethylene Propylene）樹脂は、テトラフルオロエチレン（TFE）とヘキサフルオロプロピレン（HFP）の共重合体です。PTFEの加工性を改良するために開発されました。</p><p></p><p>PTFEの優れた特性を維持しつつ、より加工しやすい特徴を持つフッ素樹脂として、様々な産業分野で利用されています。</p><p></p><h2 class="" style="text-align: left; ">FEPとPTFEの主な違い</h2><p>両者とも優れた非粘着性、耐薬品性、電気特性を持っていますが、FEPはPTFEより加工しやすい一方で、耐熱性はやや劣ります。用途に応じて適切な樹脂を選択することが重要です。</p><p></p><h3 class="" style="text-align: left; ">加工性</h3><p>FEPは溶融押出し成形や射出成形が可能です。PTFEは融点を超えても粘度が高く流動しにくいため、一般的な熱可塑性樹脂の成形方法が使えません。</p><h3 class="" style="text-align: left; ">耐熱性</h3><p>FEPの連続使用温度は約200°C、融点は260~270°Cです。PTFEの連続使用温度は260°C、融点は327°Cとより高温に耐えられます。</p><h3 class="" style="text-align: left; ">透明性</h3><p>FEPは薄い成形品の場合、無色で透明性がありますが、厚い製品では半透明になります。PTFEは白色で結晶性が高いです。</p><h3 class="" style="text-align: left; ">用途</h3><p>FEPはチューブ、配管材料、電線被覆材、コーティング、ライニング、電気部品などに使用されます。PTFEはより広範囲の用途に使用され、特に高温・高耐久性が求められる場面で選ばれます。</p><p></p><h2>FEP樹脂の成形方法</h2><p>FEP樹脂は、その優れた流動性と熱可塑性を活かし、様々な製品形状に対応できる多様な手法が利用可能です。</p><p>主な成型方法としては以下のようなものが挙げられます。</p><table style="minWidth: 50px"><colgroup><col><col></colgroup><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>射出成形</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>FEP樹脂は熱可塑性樹脂であり、流動性があるため射出成形に適しています。往復スクリュー式射出成型機が最も効果的とされています。</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>押出成形</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>FEP樹脂は従来の溶融押出技術を用いて成形することができます。チューブやフィルムなどの製品に適しています。</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>その他の成形方法</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>FEP樹脂は「圧縮成形法」「トランスファー成形」「ブロー成形」「回転成形」でも加工可能です。</p></td></tr></tbody></table><p></p><p></p><h2>丸紅プラックスのFEP</h2><h3>技術指標</h3><table style="minWidth: 50px"><colgroup><col><col></colgroup><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>メルトフローレート<br>（372℃,5kg）※</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>1.0-3.0g/10分、3.1-10.0g/10分、10.1-20.0g/10分、20.1-30.0g/10分</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>引張強度<br>（23℃）※　</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>28MPa、24MPa、20MPa、18MPa</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>破断点伸び率<br>（23℃）</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>300%</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>相対密度<br>（25℃）</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>2.12-2.17</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>融点</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>265±10℃</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>誘電率<br>（10の6乗Hz）</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>2.1≤</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>揮発分</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>0.5％≤</p></td></tr></tbody></table><p style="text-align: right">※品番によって異なります</p><p></p><p></p><h3>主な用途</h3><p>・主にパイプライン、ポンプバルブライニング、ダイヤフラム、ジョイント、圧力容器ライニングなどに使用され、高応力亀裂処理に適用</p><p>・ワイヤ絶縁、ケーブルシース、フィルム 等</p><p>・一般プラスチック（新エネルギー射出部品、通信および薄肉パイプ等の分野で使用されるもの）の押出加工に適用</p><p>・電子線、高周波線、その他のケーブル加工、耐応力製の低い小径線絶縁材料の高速押出に適用</p><p></p><h3>納品形態</h3><p>ペレット / フイルム / チューブ</p><p></p><p></p><p></p><p></p>

FEPは、PTFEの加工性を改良するために開発されたフッ素樹脂です。様々な加工技術が適用できます。耐食性・耐薬品性、耐候性、低摩擦性、非粘着性、電気絶縁性に優れる一方で、PTFEに比べると耐熱性は劣ります。

FEP | 低コストで加工性の高いフッ素樹脂

<h2 class="" style="text-align: left; text-align: left; text-align: left; ">PFSA樹脂とは？</h2><p>PFSAは、パーフルオロスルホン酸樹脂（Perfluorosulfonic Acid）の略称で、フッ素樹脂の一種です。高性能なイオン交換樹脂であり、水や油をはじく性質や熱に強い特性を活かして様々な産業用途で活用されています。</p><p></p><h2 class="" style="text-align: left; text-align: left; text-align: left; ">PFSA樹脂の特徴</h2><h3 class="" style="text-align: left; text-align: left; text-align: left; ">高い化学耐性</h3><p>PFSAは、分子構造にフッ素原子を多く含むため、化学的に非常に安定しています。酸や塩基、酸化剤などの厳しい化学環境においても分解されにくく、長期間にわたり性能を維持します。特に強酸性や強塩基性の条件下でも劣化しにくく、化学プロセスや工業用途で重宝されています。</p><p></p><h3 class="" style="text-align: left; text-align: left; text-align: left; ">高いイオン伝導性</h3><p>PFSAは、分子内に含まれるスルホン酸基（SO<sub>3</sub>H）がプロトンを効率的に伝導するため、優れたイオン交換能力を持ちます。燃料電池や水電解装置などの電気化学デバイスで高い効率を実現することが可能です。特にプロトン交換膜燃料電池（PEMFC）では、電解質膜としての性能を最大限に発揮し、エネルギー変換効率を向上させます。</p><p></p><h3 class="" style="text-align: left; text-align: left; text-align: left; ">高温安定性</h3><p>PFSAは高温でもその物理的および化学的性質を保持します。フッ素含有ポリマーの熱安定性により、200℃以上の高温でも使用可能です。高温条件下での化学反応や電気化学プロセスにおいて、長期間の安定した運用を可能にします。</p><p></p><h3 class="" style="text-align: left; text-align: left; text-align: left; ">疎水性と親水性のバランス</h3><p>PFSAは、その分子構造により親水性と疎水性のバランスが取れています。疎水性のフッ素鎖と親水性のスルホン酸基が同時に存在するため、材料が水やその他の溶媒と適切に相互作用します。膜やコーティング材として使用する際に、均一な膜形成や適切な溶媒移動を実現しやすくなります。</p><p></p><h2>PFSA樹脂の用途例</h2><p>PFSA樹脂はその特殊な化学構造と優れた特性（プロトン伝導性、化学的安定性、耐熱性など）を活かして利用されています。特に新エネルギー分野での応用が注目されており、燃料電池や水素製造などのクリーンエネルギー技術の発展に貢献しています。</p><table style="minWidth: 50px"><colgroup><col><col></colgroup><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>燃料電池</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>PFSA樹脂は、燃料電池のプロトン交換膜（PEM）または固体高分子電解質膜として使用されています。この膜は、プロトンを伝導しながら電子を遮断し、反応物を分離する重要な役割を果たします。</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>半導体産業</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>PFSA樹脂は、半導体製造プロセスにおける反射防止剤やレジストとして使用されることがあります。</p></td></tr><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>産業用途</p></th><td colspan="1" rowspan="1"><p>PFSA樹脂の優れた化学的安定性と耐熱性を活かし、パイプライン、ポンプバルブライニング、ダイヤフラム、ジョイント、圧力容器ライニングなどの産業用途にも使用されています。</p></td></tr></tbody></table><p></p><p></p><p></p><h2 class="" style="text-align: left; text-align: left; text-align: left; ">丸紅プラックスのPFSA製品</h2><p>丸紅プラックスでは、新エネルギー用途向けに、 PFSAの固体高分子電解質膜（PEM）を提供しています。水電解水素膜と、プロトン交換膜（フロー電池用/燃料電池用）のラインナップがあります。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/evort-expo-static/0tCDRJxs9dridM3ohJkA-2024-8-15-20-56-11-plax_pfsa_img01.png" alt="plax_pfsa_img01.png"></p><p></p><h3 class="" style="text-align: left; text-align: left; text-align: left; ">水電解水素膜</h3><p>固体高分子電解質であり、イオン交換機能末端基を有するパーフルオロスルホン酸樹脂均質膜です。耐熱性、機械的特性、電気化学的特性、化学的安定性に優れ、過酷な条件下でも使用いただけます。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/evort-expo-static/0tCDRJxs9dridM3ohJkA-2024-8-15-20-56-27-plax_pfsa_img02.png" alt="plax_pfsa_img02.png"></p><p></p><p></p><h3 class="" style="text-align: left; text-align: left; text-align: left; ">プロトン交換膜</h3><p>半透膜で、電子絶縁体や反応体バリアの役割を果たしながらプロトンを伝導するように設計されています。プロトン交換膜燃料電池（PEMFC）やプロトン交換膜電解の膜電極アセンブリー（MEA）に組み込まれ、酸素と水素の間での反応を促進します。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/evort-expo-static/0tCDRJxs9dridM3ohJkA-2024-8-15-20-56-37-plax_pfsa_img03.png" alt="plax_pfsa_img03.png"></p><h4 class="" style="text-align: left; text-align: left; text-align: left; text-align: left; "></h4><p><img src="https://storage.googleapis.com/evort-expo-static/0tCDRJxs9dridM3ohJkA-2024-8-15-20-56-50-plax_pfsa_img04.png" alt="plax_pfsa_img04.png"></p><p></p>

PFSAは、その優れたプロトン伝導性、高い耐薬品性、高温耐性、機械的強度により、燃料電池や電解水素製造装置、化学工業、センサー、コーティング材など、さまざまな産業分野で利用されています。特に、クリーンエネルギー技術や高性能センサーの分野で重要な役割を果たしています。

出展団体名	丸紅プラックス株式会社
所在地	〒112-0004東京都文京区後楽一丁目4番14号後楽森ビル9階
設立年月	1975年12月
従業員規模	101名-500名
URL	https://www.plax.co.jp

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