特長
高速・高精度に誘電率測定を実現するシステム【SPEAG社 DAK、DAK-TL2】
DAKは4MHzから67GHzの周波数レンジに対応する各種プローブにより液体、固体、半固体の誘電特性を高速・高精度に測定することが可能です。高精度の誘電測定(誘電率、導電率、損失正接)が必要なアプリケーションに有効です。固体または半固体であれば薄層材料を測定することができ、液体であれば少量のサンプルでも測定できるシステムです。プローブは各種ベクトルネットワークアナライザに対応しています。
用途例
材料の誘電率評価
DAK-TL2システム
(The Dielectric Assessment Kit for Thin Layers) |
平坦なシート状の薄層材料(厚さ 0.1~10 mm)の固体または半固体材料、および、少量(10~50ml)の液体サンプルの誘電特性評価が可能です。
DAK-TL2システムは、厚さと力を自動測定するベースユニットと、オープン同軸プローブ(DAK)で構成されています。
対象材料の誘電パラメータは、プローブフランジで測定された反射係数、プローブの寸法(直径、ビーズ誘電率)、およびサンプルの厚さから計算されます。 |
アプリケーション |
- プリント基板原料の評価
- マイクロ波基板、アンテナ、ケーシング材料の特性評価
- 電子部品(コンデンサ、コイル、共振器など)の誘電体の分析
- 少量しか入手できない液体の特性評価(例:貴重な医薬品または生化学的サンプル)
- 少量の生物学的サンプル(例、ヒトの皮膚、腫瘍組織)の評価
|
高い周波数の正確な誘電測定
DAKプローブ
(4 MHz~67 GHz) |
オープンエンド同軸誘電体プローブで4 MHz〜67 GHzの周波数範囲をカバーしています。
高度なアルゴリズムと新しいハードウェアを使用して、液体、固体、および半固体の誘電特性を幅広いパラメーターで測定することができます。
測定方法は高速で、試験対象の材料を破壊しません。
サンプル量は、サンプル境界での反射が測定に大きな影響を与えないように十分な大きさである必要があります。
最小サンプル量は、周波数、プローブサイズ、および誘電パラメータによって異なります。
DAKプローブは3つの周波数範囲のシリーズがあります。 |
アプリケーション |
- エレクトロニクス、化学、食品、および、医療産業向けの材料の特性評価
- 高い周波数(~67GHz)の誘電測定に、優れた精度を求められる材料
|
シリーズ |
- DAK 12 4 MHz~3 GHz
- DAK 3.5 200 MHz~20 GHz
- DAK 1.2E 5 GHz~67 GHz
|
SAR測定ラボにおける液体の誘電特性測定
DAKS (4 MHz~14 GHz) |
ポータブルタイプの堅牢な使いやすい誘電体測定システムです。
SPEAG社 DAKテクノロジーとCopper Mountain Technologies社の小型ポータブルベクトルリフレクトメータ(R60およびR140)を組み合わせした低コストな誘電体測定キットです。 リフレクトメータはUSBポートを介してDAKSソフトウェアと直接接続します。
ファントム内の液体をシミュレートする、誘電特性を日常的に測定する、SAR(比吸収率)コンプライアンスラボでの使用が特に推奨されています。 |
シリーズ |
- DAKS 12 4 MHz~3 GHz
- DAKS 3.5 200 MHz~14 GHz
|