高速な計算で複雑なラティスやシボ加工を表現
nTopは陰関数を用いたモデリング手法を採用しています。この技術により、複雑なジオメトリが効率的に設計可能になりました。従来のCADでは処理が困難だった複雑なラティス構造や、微細なシボ加工も、nTopでは軽快に扱えます。
自由自在な形状コントロール
nTopはフィールドドリブン設計という場(フィールド)のデータを利用する独自の手法を採用しています。この手法により解析結果に応じて、ラティスの厚さ、密度、穴形状のパターンなどを高度に制御するということが可能になります。
設計フロー自動化による業務効率化
nTopは、一度作成したワークフローを他のモデルに対しても再利用できます。この機能は、繰り返し作業を大幅に削減し、設計プロセス全体の効率を飛躍的に向上させます。
ラティス(格子)設計
ラティス設計機能は、軽量化と高機能化を両立させる革新的な設計を可能にします。様々な種類のラティス構造を簡単に生成し、自由に編集できます。
モデリング
モデル編集機能は、従来のCADソフトウェアでは困難だった複雑な形状の操作を可能にします。陰関数によるモデリング手法を採用しているため、複雑なモデルでも軽快に編集できます。
各種解析
設計段階における「線形静解析」「熱解析」「座屈解析」「固有値解析」など、様々な解析機能を提供し、製品の性能予測と最適化を支援します。CADとCAEの統合により、設計から解析、そして設計の修正までのサイクルを迅速化します。
トポロジー最適化
トポロジー最適化機能は、与えられた制約条件下で最適な形状を自動生成。軽量化や性能向上を目指す設計において、革新的なソリューションを提供します。
製品開発から製造までを迅速化
nTopの導入により、製品開発と設計プロセスが大幅に加速されます。トポロジー最適化と高度な解析機能により、複雑な設計作業が効率化されます。実例として、米空軍のRapid Sustainment Office(RSO)のプロジェクトでは、F-16航空機で使用される油圧チューブクランプの再設計を行いました。nTopを活用することで30日間で30以上のデザインを評価することができ、従来部品と比べ5%軽量化しつつ2倍の荷重に耐えられる製品の開発に成功しました。
性能の飛躍的な向上
nTopの強力なラティス設計機能により、製品の性能と品質が飛躍的に向上します。Puntozeroの電気レースカー用コールドプレートの事例では、複数のラティス構造を使用し、それぞれを制御することにより、25%の軽量化をしつつ、熱伝達表面積を3倍に増加させることに成功しました。
部品点数とコストの削減
nTopの導入は、効率的な設計プロセスの実現と最適化された部品形状が作成可能になることにより、材料費や製造コストの削減につながります。DMG MORI社の事例では、ロボットヘッドの3Dプリンタ用の再設計を行いました。トポロジー最適化とラティス構造を組み合わせることにより62%の軽量化と60%の部品点数、16倍の精度向上を達成しました。
軽量化と製造性の両立
nTopの革新的な設計ツールにより、製品の軽量化と製造性の向上を同時に実現することが可能になります。Cobra Aero社の無人航空機用エンジンの事例では、解析結果とラティス構造設計を組み合わせることで、50%軽量化と3Dプリンタ製造に適した形状の作成を達成しました。nTopを使用して設計されたラティス構造の空冷シリンダーは従来のフィン形状と比べ軽く、製造するときのサポート材の役割を担っています。