pureLiFi Ltd. (ピュアライファイ)について
LiFi技術のパイオニアであるハラルド・ハース(Harald Haas)氏らによって設立されたエディンバラ大学発のベンチャー企業です。2012年1月にスコットランドで設立しました。
弊社は2018年12月より、pureLiFi社の日本代理店として活動してます。
LiFi(ライファイ)とは
LiFiとは"Light Fidelity"の略で、光を利用した高速無線通信技術です。音声、映像などのデータを無線周波数(RF)ではなく、LED照明などの光を高速に変調させることで、ワイヤレスに双方向のネットワークを構築する技術です。
LED照明などから照射される光は、pureLiFi社のLiFi技術によって人間の目では知覚することができないほど高速に変調させることができます。
また、LiFiでは可視光だけではなく、近赤外線を使用した光通信も対応可能です。LiFiは電波を利用したRFを使用しないため、電磁妨害、干渉の影響はないので、高セキュリティであり、高速かつ安定した通信が可能です。
LiFiの特長
電波干渉がない
Wi-Fiなどの電波は、様々な機器から発せられると、電波干渉が起こり通信が遮断されることがあります。 その点、pureLiFiは光なので、複数利用しても混信することがありません。また、大きな設備による電波妨害を受けにくい特徴を持っています。
他の機器に影響を与えない
Wi-Fiなどの電波は、精密機器に悪い影響を与えることがあります。そのためこれまで病院や航空機の機内、原子力発電所などの場所では使うことはできませんでした。pureLiFiは光なので、そのような影響を心配する必要はありません。
高度なセキュリティ
電波は壁を透過する性質を持っているため、工場の敷地外にデータが漏洩するリスクがあります。 pureLiFiの光は壁を透過しないため、工場の敷地外にデータが漏洩しません。
大容量転送
一般的な周波数を利用する工場用無線では転送できるデータ容量が限定されていることに対し、pureLiFiは大容量データをリアルタイムに転送することができます。 その理由は、一般的な周波数の帯域幅を1とすると、ライファイの可視光スペクトルの帯域幅はなんと1000倍にもなるためです。
高精度位置情報取得
Wi-Fiアクセスポイントはカバーエリアが広く位置特定に誤差が生じることがあります。pureLiFiは照明がアクセスポイントになり通信の範囲が限定されるので、高精度な位置情報が取得が可能です。
「LiFi-XCシリーズ」のご紹介
LiFi-XCのシステムは、軽量で⾼速・安全な双⽅向による光無線通信です。
USBデバイスで動作するプラグアンドプレイ機能に対応しています。ラップトップ、タブレット、スマートアプライアンスなどに統合させることができます。
システム構成
pureLifi社のLiFi-XCシリーズは、LEDなどの照明にLiFi専用ドライバ(LED制御)とアクセスポイント(受信機)を設置します。端末側では、パソコン、タブレット、様々なデバイスにLiFi専用のUSBドングル(送受信機)を接続させます。pureLiFi社のLiFi技術によって、LED照明(アクセスポイント)とUSBドングル間で光を利用した光延長信号として高速無線通信を行うことができます。
pureLiFi社で屋外による77,000ルクスの日光下での通信テストを実施し、日中や直射日光下でもLiFi-XCシリーズの動作確認をしてます。また、PureLiFi社によるLiFi技術では、薄暗い室内照明においてもデータを送信することができます。現時点での技術では、最低60ルクスの照度レベルでも通信可能であることを検証してます。
各製品のイメージ
幅広いアプリケーション展開
室内、屋外のあらゆる照明機器にLiFiが統合された世界を想像してください。LiFi無線通信ネットワークは複数のLED照明機器で形成するため、小規模な通信エリアを簡単に増設することができます。スマートデバイス、AI、VR/AR、エッジコンピューティングなど、次世代の幅広いアプリケーションに展開させることができます。
- スマートホーム、オフィス、ビル、ファクトリー、シティ、インフラ
- エンタープライズ無線ソリューション
- インダストリー4.0(IoT、 FA・ロボット)
- セキュアネットワーク
- VR/AR
- 自律走行輸送
- デバイス間通信
- スマートライト
【用途例】「工場向け」の無線・新しい可視光通信技術 pureLiFi
工場におけるIoT化の普及
現在、工場の生産性を高めるためにIoT化を進める企業が急速に増えています。具体的には「稼働監視」「機器制御」「防犯」「予知保全」の効率化に効果があると言われており、ここ数年でIoT化のための様々な機器やソリューションも非常に多く市場に出回っております。
工場IoT化を阻害する電波
工場のIoT化はなかなか進んでいません。その原因の一つは「電波の問題」です。 一般的に工場内の無線通信は「電波」を活用しますが、工場は多くの電波が飛び交うことを想定して作られておりません。そのため「電波干渉」や「セキュリティ」など、様々な電波の問題が工場のIoT化を阻害しています。
IoTが抱える課題を解決する「pureLifi」
「LiFi」とは「Light Fidelity」の略であり、光無線通信技術のことを言います。具体的には、LED照明の光を使用して、音声、映像など、あらゆるデータを安定した高速の無線通信ができ、さらに双方向のネットワークを構築する技術です。 そして、この技術を産業用に実用可能なシステムとしたものが太平貿易株式会社の「pureLiFi」です。
pureLiFiは、一般的なLED照明に専用のドライバ(LED制御)とアクセスポイント(受信機)を設置するだけ。LiFi技術により、LED照明とステーション間で双方向(多方向)による光無線通信を行うことが可能となります。pureLiFiは、あらゆるLED照明をスマート化することで、高速かつ安全なインターネットアクセスポイントとして使用することができます。
その他の用途例
スマートホーム | 家庭でのLiFiソリューションは、シンプルで安全、信頼性の高い、堅牢な無線通信を可能にします。 LiFiは干渉を防ぎ、通信の品質を向上させます。データ集約と無線による負担を低減させるためのオフロードを提供することができます。スマートホームは真に無線ネットワーク化となり、ユーザ自信によって光を確認することができるため、最適な通信可能範囲を直感的に認識することができます。 |
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デバイス間通信 | すべての通信が、インターネットやローカルネットワーク経由で行われる必要はあるとは限りません。 LiFiは信頼性が高く、確実かつ干渉ののない、超高速のデバイス間通信で使用することができます。モバイルからモバイル、デバイスからデバイスへの通信が可能です。 |
AR/VR | LiFiでは、高速、低遅延、電波干渉のない無線通信が可能であり、VR/AR製品を無線により信頼の高いものにすることができます。また、LiFiでは位置情報サービスとしてのご利用も可能です。 |
太平貿易株式会社について
会社概要
出展団体名 | |
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所在地 | 〒103-0023 東京都 中央区日本橋本町 2-2-2 日本橋本町YSビル |
設立年月 | 1955年12月6日 |
従業員規模 | 60名 |
URL |
よくある質問
LiFiは光を使用して、音声、映像など、あらゆるデータを無線通信でき、 双方向のネットワークを構築する光空間無線通信の技術です。LED照明の光強度を様々なレートに変調させて光信号を送信します。 送信された光信号は、光検出器によって光強度の変化をデータとして受信することができます。
無線周波数(RF)の電波は使用しないため、電波妨害、ハッキングの影響は受け難いです。また、電波障害・干渉・混線はないため、通信遅延を改善することができます。帯域幅は無線周波数よりも1000×広いため、高速で安定したシームレスな通信が可能です。
光の変調は非常に高いレートで行われ、急激な光強度の変化を受信器で検出します。そのため、太陽光のような一定の光は受信器側で除去することができます。
動作しません。
しかしながら、LiFi技術では薄暗い室内照明においてもデータを送信することができます。XCシリーズでは60ルクスの照度でも通信可能です。また可視光ではなく、赤外線の光源にセミカスタムすることもできます。
VLCは光無線技術の一種であり、可視光線に相当する周波数400-800THz(波長780-375nm)を使用したデータ通信です。
LiFiではアップリンクとダウンリンクの双方からデータを通信することができます。完全なモビリティとハンドオーバーを実現するために、多方向によるネットワークの構築ができます。
太平貿易株式会社
経営基盤の充実と環境負荷の低減活動を通じて地球環境保全にも貢献する
創業以来今日まで、当社は常に世界的視野に立ち、斬新・有効かつ信頼に足る商品を不断に開発することをモットーとし、今後も日本産業の発展に寄与貢献し、地球環境との調和を図り、環境保全を目指すことを念願とするものであります。
出展団体名 | 太平貿易株式会社 |
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所在地 | 〒103-0023東京都中央区日本橋本町2-2-2 日本橋本町YSビル |
設立年月 | 1955年12月 |
URL | https://www.taiheiboeki.co.jp |