
レーザー加工機 Speedy Black Lineシリーズ
統合されたシステムで生産の流れ全体を効率化する産業用レーザー加工機
Speedy Black Lineは、彫刻とカットに対応する産業用レーザー加工機です。加工前の準備や材料交換の手間を減らし、次の加工を始めるまでの待ち時間を短縮します。ガイドに沿った操作手順と材料ごとに用意された加工条件で、担当者が替わっても安定した仕上がりを支えます。
このような方におすすめ
- レーザー加工の準備や段取りの手間を減らしたい方
- 担当者が替わっても仕上がりをそろえたい方
- 受注から加工までの手作業を減らしたい方

トロテック・レーザー・ジャパン株式会社
トロテックは、加工機の中核となる部品からソフトウェアまで自社で開発したレーザー加工機を、世界中のお客様に届けています。日本では2000年からメーカーとして直接販売し、導入後の保守・修理まで支えています。東京と大阪のショールームでは、実機でテスト加工もできます。
レーザー加工機 Speedy Black Lineの特長
Speedy Black Lineは、トロテックのレーザー機器用ソフトウェアRuby®と連携し、加工前の準備から彫刻・カットの実行まで、生産の流れを効率化します。

産業用グレードの安定した加工品質
Speedy Black Lineは、加工中に発生する煙や粉じんを効率よく排気し、作業エリア全体を加工に適した状態に保ちます。これにより、美しい彫刻とシャープな切り口を安定して実現します。
さらに、精密な機械部品を汚れや粉じんから守る設計により、長期にわたる安定稼働と高い生産性を支えます。
加工前の準備を、すばやく正確に
レンズから材料の表面までの距離を正しく合わせる焦点合わせは、仕上がりの品質を左右します。オートフォーカスの機能を使えば、ボタンひとつで最適な焦点の位置を設定でき、セットアップの時間を短縮できます。
材料のどこを彫る・切るかを決める位置合わせには、カメラを使います。手作業での位置合わせや寸法の測定、試し加工の手間が減り、配置のミスによる材料のロスや再加工も防げます。

| 印刷した材料への位置合わせ | ラベルやパッケージ部材、アクリル板など、絵柄の入った材料に使います。加工ヘッドに付いたカメラが材料上の位置合わせマークを読み取り、絵柄に合わせてカットや彫刻の位置を決めます。絵柄の伸び縮みやずれも、自動で補正します。 |
|---|---|
| 画面上でのデザインの配置 | 加工機にセットした材料をカメラで写すと、その映像がソフトウェアの画面に映ります。映像の上にデザインを置けば、そのとおりの位置に加工できます。 |
材料を入れ替える間も、生産を止めない
加工テーブルを丸ごと交換できるクイックチェンジテーブルを使えば、加工している間に、加工機の外でもう1つのテーブルに次の材料を並べておけます。加工が終わったら約30秒でテーブルを入れ替えて、すぐに次の加工を始められます。段取り替えの時間が減る分、1日あたりの生産量を増やせます。
簡単操作で誰でも扱える
Speedy Black Lineは、ガイドに沿った手順で作業を進められるため、担当するメンバーやシフトが替わっても、安定した仕上がりを出せます。加工条件を設定するRuby®ソフトウェアも直感的に操作でき、新しい担当者の研修にかかる時間を減らせます。
| 材料データベース | 実証済みの加工条件が収録されています。材料を選んで、その材料に合った条件を設定できます。 |
|---|---|
| 仕上がりの効果 | 深彫りやキスカットなど、求める仕上がりの効果を選んで設定できます。 |
| 役割と権限 | メンバーごとに役割と権限を分けられます。例えば、オペレーターは加工条件を調整できても、保存済みの材料データベースは上書きできないようにできます。 |
受注から加工の準備までの手作業を減らす
Ruby®ソフトウェアでは、取引先ごとに使う加工条件などを、あらかじめ設定として保存しておけます。届いたデータを決まったフォルダーに保存すると、その設定に沿って、加工を始められる状態のジョブが自動で作られます。データの手直しや加工条件の設定を毎回行う必要がなく、担当者はボタンを押して加工を始めるだけで済みます。
また、ERPや受注管理システム、ウェブショップなどの業務システムと連携することもできます。例えば、ウェブショップで受けた注文のデザインを、加工用のジョブに反映できます。
製品ラインアップ
Speedy Black Lineは、加工エリアの大きさが異なる2機種で、レーザー出力と最高速度は共通です。
Speedy 480 Black Line

| レーザー出力(CO₂) | 80~120 W |
|---|---|
| レーザー出力(ファイバー) | 50 W |
| 加工エリア | 1248 x 624 mm |
| 最高速度 | 4.3 m/s |
Speedy 360 Black Line

| レーザー出力(CO₂) | 80~120 W |
|---|---|
| レーザー出力(ファイバー) | 50 W |
| 加工エリア | 936 x 624 mm |
| 最高速度 | 4.3 m/s |
加工できる材料
1台で幅広い材料と加工に対応
Speedy Black Lineは、細かな彫刻や名入れ、精密なカットなど、幅広い加工に対応します。
加工できる材料は、搭載するレーザーによって異なります。CO₂レーザーはアクリルや紙などの彫刻・カットに、ファイバーレーザーは金属やプラスチックなどへの彫刻・マーキングに使います。
両方のレーザーを搭載したモデルなら、アクリルのカットから金属へのマーキングまで、1台で幅広い材料の加工に対応できます。

| 材料 | CO₂ 彫刻 | CO₂ カット | ファイバー 彫刻・マーキング |
|---|---|---|---|
| アクリル | ✔ | ✔ | - |
| ガラス | ✔ | - | - |
| 皮革 | ✔ | ✔ | ✔ |
| 金属 | - | - | ✔ |
| 紙 | ✔ | ✔ | ✔ |
| プラスチック(板材を含む) | ✔ | ✔ | ✔ |
| 石材 | ✔ | - | - |
| 布地 | ✔ | ✔ | ✔ |
| 木材 | ✔ | ✔ | - |
このほか、ゴム、アルマイト処理アルミニウム、塗装金属なども、レーザーの種類と用途に応じて加工できます。
オプション・アクセサリー
Speedy Black Lineと組み合わせて使える、主なオプション・アクセサリーです。
安全でクリーンな作業環境を保つ
| 集塵脱臭装置 | 加工時に出る粉じんやガスを取り除きます。活性炭フィルターで臭いも取り除くため、オペレーターは安心して作業でき、清掃にかかる時間も最小限で済みます。 |
|---|---|
| 防火システム | 加工機に組み込んで、生産現場の安全性を高めます。 |
加工するものに合わせてテーブルを替える
クイックチェンジテーブルでは、加工テーブルを枠(カセット)ごと入れ替えられます。材料や加工するものに合わせて、次のテーブルや器具を使い分けられます。

| 加工テーブル | アルミニウムグリッドテーブル、彫刻用のバキュームテーブル、ウェーブラインテーブルを、材料や加工に合わせて使い分けられます。 |
|---|---|
| 空のカセットフレーム | 自分で設計・製作した治具を取り付けられます。ボールや箱、複雑な形状の部品などの立体物の加工に向いています。 |
| ロータリーアタッチメント | 円筒形の材料に彫刻するための器具です。カセットにあらかじめ取り付けておけば、すばやく正確に位置を決められます。 |
また、ロボットによるテーブル交換など、自動化されたワークフローへの組み込みにも対応しています。
用途例
看板・ディスプレイの製作
アクリルや木材などの板材を彫刻・カットして、看板やディスプレイ、店舗什器の部材を製作できます。
印刷した材料は、カメラで位置を合わせ、絵柄に沿ってカットできます。素材が案件ごとに変わり、短納期への対応が求められる現場でも、効率よく安定した品質で製作を進められます。

販促品・ノベルティへの名入れ
販促品やノベルティへの名入れでは、一点物から、1日に数百個を加工する案件まで、さまざまな数量への対応が求められます。
取引先ごとの設定を保存しておけば、届いたデータを所定のフォルダーに入れるだけで、加工用のジョブを自動で作成できます。毎回の設定の手間を減らし、数の多い名入れも効率よく進められます。

アクリルグッズの製作
アクリルキーホルダーなどのグッズ製作では、印刷したアクリル板を絵柄に合わせてカット・彫刻できます。
クイックチェンジテーブルを使えば、加工中に、加工機の外で次のアクリル板を並べておけます。加工後は準備済みのテーブルに入れ替えられるため、次の加工を始めるまでの待ち時間を減らせます。

教育機関での実習
大学や学校、ファブラボなどでは、経験の異なる多くの学生が同じ加工機を使います。新しい利用者も加わるため、材料ごとの加工条件やデザインの配置を間違えずに設定できることが大切です。
ガイドに沿った操作手順や、材料ごとに用意された加工条件を使うことで、設定ミスを減らせます。利用者の役割に応じて操作権限も設定でき、学生が安全かつ主体的に制作に取り組めるよう支えます。

トロテック・レーザー・ジャパンの導入サポート
Speedy Black Lineの導入から日々の運用まで、当社がサポートします。

トレーニングと運用のサポート
導入後も継続して操作トレーニングを受けられます。加工方法の相談やトラブルへの対応は、テクニカルサポートが支援します。
Ruby®ソフトウェアは、機能の追加・改善などのアップデートが継続的に行われ、更新内容は自動で適用されます。
保守サービス「プロテクションプラン」
プロテクションプランは、加工機の安定稼働を支える保守サービスです。Speedy Black Lineを含む、トロテックの全製品が対象です。予防保守や優先的なサービス対応、専門スタッフによるサポートで、故障の予防と停止時間の短縮を支援します。年1回の点検を含むプランや、保守をトータルにカバーするプランなどから選べます。
プランの対象となる修理や問い合わせには追加費用がかからないため、保守費用の見通しも立てやすくなります。
| 定期メンテナンス | 技術者が年1回以上訪問し、レーザー光源の動作確認やレンズのクリーニングなどを行います(含まれないプランもあります)。 |
|---|---|
| 無償の出張修理 | 年2回まで受けられます(オプションで年4回まで)。 |
| パーツの無償交換 | 対象の範囲はプランによって異なります。 |
| 保証期間 | 最長10年間 |
関連製品
SpeedMarker Black Lineシリーズ
彫刻・カット用のSpeedy Black Lineに加え、マーキング用のSpeedMarker Black Lineシリーズも用意しています。
金属やプラスチックの部品・製品に、シリアル番号やData Matrixコード、QRコードなどをマーキングできます。単品の加工から量産まで、製品や部品を識別するためのマーキングを効率よく行えます。

Speedy Black LineとSpeedMarker Black Lineの両シリーズは、共通のRuby®ソフトウェアに対応しています。1台のPCから、彫刻・カットとマーキングの両方を操作できます。
トロテック・レーザー・ジャパン株式会社について

レーザー加工機の開発・製造で業界を牽引する世界的なリーディングカンパニー
トロテックは、加工機の中核となる部品からソフトウェアまで自社で開発したレーザー加工機を、世界中のお客様に届けています。日本では2000年からメーカーとして直接販売し、導入後の保守・修理まで支えています。東京と大阪のショールームでは、実機でテスト加工もできます。
| 名称 | トロテック・レーザー・ジャパン株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 〒113-0034 東京都文京区湯島1-12-4 小宮ビル4F |
| 設立 | 1991年7月 |
| URL | https://www.troteclaser.com/ja/ |

