UV硬化型粘着剤　貼り合わせて、容易に剥離可能。様々な用途に応用できる、高機能過ぎる粘着剤

本製品は、湿気・結露・油分・ホコリなどから基板を守る防湿絶縁コーティング剤「Seal-glo」シリーズで展開している、「UV硬化型防湿コーティング剤」の開発・販売過程で培ったノウハウをもとに開発いたしました。

「UV硬化型防湿コーティング剤」は、UV照射で塗膜生成時間を約5〜10秒に短縮でき、電子機器の生産性を劇的に向上させるコーティング剤です。LED硬化も可能な材料のため、ランニングコストも低減し、地球環境に配慮するSDGs達成にも貢献します。

LEDは単一波長のため、コーティング剤をLEDで硬化すると、コーティング剤としての用途は問題なく果たす一方で、粘着性が生じるという特徴があります。

今回ご紹介する「UV硬化型粘着剤」は、硬化後に発現する粘着性を生かし、粘着剤をはじめとする新しい用途に使用できるよう改良を行った製品です。

UV硬化型粘着剤は下記3つの特徴を持ち、アイデア次第で皆様の工程上のお困りごとを手助けします。

UV硬化後に粘着性が発現

UV硬化後に粘着性が発現するため、光を透過しないもの同士を貼り合わせることができます。

容易に剥離可能

剥離が可能なため、リペア性が良く、仮止め用途にも使用できます。

自由自在に塗布可能

液体なので使用サイズや面積の自由度が高いです。
ディスペンサー（スプレー塗布／JET塗布／ニードル塗布）、印刷による塗布ができます。

 

環境に配慮

揮発性物質VOCを含まないため、環境に優しい粘着剤です。
国際輸送法上の危険物に該当せず、さまざまな輸送手段で一般貨物として輸送できるためグローバル展開にも最適。輸送費コストの削減にも貢献します。

硬化時間・手間・ゴミの削減に

両面テープやボンド等からの切り替えにより、お客様のSDGs達成に向けた取り組みに大きく貢献します。

・ボンド等と比較した優位性
硬化時間が短く剥離性が高いので作業時間短縮に貢献します。

・両面テープと比較した優位性
離型紙を剝がす手間が不要で、ゴミも出ません。
また、液体なので両面テープではできなかった細かい領域にも、自由自在に塗布可能です。

 

接着	光を透過しない素材同士の貼り合わせに適用可能です。 硬化時間が短く剥離性が高いので作業時間短縮に貢献します。
仮止め	組み立ての工程等で、両面テープの代わりに使用することも可能です。 離型紙を剝がす手間が不要で、ゴミも出ません。 また、液体なので両面テープではできなかった細かい領域にも自由自在に塗布可能です。
マスキング	粘着力はありながらも容易に剥離・リペア可能で、しかも糊残り無しのため、マスキング用途でもご使用いただけます。 すぐに硬化し、ピンセット等で簡単に剥がせるため作業性も高いです。
ダストトラップ （捕塵剤／集塵剤）	粘着力があることから、異物の吸着用途にも使用可能。 カメラ等の精密機器におけるダストトラップとして使用できます。 製品内部に発生する、微細粉塵の吸着を行い製品不良の減少につなげます。 高湿度でも劣化せず、洗浄工程を経ても粘着力が落ちないため、引き合いをいただいています。
ガスケット	伸縮性を生かし、液漏れを防ぐシール剤として、ゴム等の代わりに使用することも可能です。

 

お客様とともに試作・分析・研究・協創を行える場所「F-Lab.」というプラットフォームを提供しております。意見やアイデアを出し合いながら、目の前で製品への塗布仕様の検証や要望を満たすサンプルを作成できます。

富士化学産業はお客様とともに、社会と環境のために 思考とテクノロジーを深化させ、素材・技術・環境対応を備えた革新的なファインケミカルを創造してまいります。

特に、コーティング、ポッティング、接着に関するファインケミカル技術をキーテクノロジーとし、それに付随するエンジニアリングサービスを通じて、お客様及び産業技術の発展に寄与することによって社会に貢献する企業を目指しています。

お届けしたいのは、モノではなく課題解決のための一手。

生産現場のニーズを的確に吸い上げて迅速に開発し「富士化学産業だからできる」付加価値の高い商品をお届けします。

会社概要

会社名	富士化学産業株式会社
設 立	1958年2月14日
資本金	2000万円
本 社	〒577-0012大阪府東大阪市長田東3丁目1番7号
F-Lab.	〒577-0012大阪府東大阪市長田東3丁目1番37号
東京営業所	〒110-0016東京都台東区台東4丁目26番8号 御徒町台東ビル8階