導入背景
熱海後楽園ホテルでは、レストランスタッフの人手不足が課題となっていました。特に繁忙のピーク時にはスタッフ10~12人でも業務が回らない状況があり、料理の提供スピードやスタッフ配置の最適化が求められていました。
導入の決め手
キングソフトが提供するAIサービスロボット「Lanky Porter」は、レストランの運営状況に合わせた柔軟な配置と、料理の「配送」や「下げ膳」モードの最適化が可能です。また、コンサルティングを通じて、効率的な運用方法を提案できる点が評価されました。このため、ホテル内の割烹レストラン「紅梅亭」とレストラン「HARBOR’S W」に最大5台の導入が決定されました。
導入効果
ピーク時の料理提供スピードが向上し、スタッフの適切な人員配置が実現しました。
ランチタイムにおけるウェイティングタイムを最大40分短縮する効果を発揮し、席の稼働率が向上しました。
スタッフが料理の提供や片づけから解放され、お客様の案内やケアといったホスピタリティ業務に専念できる環境が整いました。
お客様へのサービスの質が向上し、ホテル全体の満足度向上に繋がることが期待されています。
自律走行型運搬ロボット Lanky Porterとは
Lanky Porterは、配膳や下げ膳、販売促進を主な業務とする高性能なロボットで、飲食店をはじめとする対面型サービス業に特化しています。
このロボットは、お客様のガイド、販売促進、質疑応答、遠隔操作、そして自動充電といった多彩な機能を備えており、効率的な運営をサポートします。 博物館、図書館、ホテル、銀行、医療施設、学校、ショッピングモールなど、さまざまな施設で活用可能です。