3つの特徴

iRAYPLE AMRは、エリアに応じた最適なナビゲーション方式を採用し、360°検知可能なLiDARとToFカメラで高い安全性を実現します。また、ICSやRCSを通じて外部システムと連携し効率的な運用を支援します。

エリアに応じた適切な車体

工場内のエリアに応じた適切な車体とナビゲーション方式が重要です。入荷エリアでは、SLAM方式のフォークリフトが人と協働しパレットを運搬。保管エリアと生産エリアでは、それぞれ専用のナビゲーション方式を用いた潜り込み式AMRが最適です。

特徴的なハイブリッドナビゲーション

iRAYPLEのAMRは、3つのナビゲーション方式を全て1台の車両に搭載しています。

ナビゲーション技術の切り替え

人と協働する場面は2D SLAM方式、精度が求められる充電ステーションとのドッキングではDM方式に切り替えて走行できます。

ビジョンコンポーネント

iRAYPLE AMRは前後に2台のLiDARを搭載し、全周360°の検知を実現。さらに、LiDARで検知困難な小さな障害物も検出可能なToFカメラを前後に搭載し、高い安全性能を誇ります。人が目の前を横切ったり、急な障害物が現れても瞬時に停止します。

オープンなソフトウェア

上位システムや外部との連携を行うICS（インテグレートコントロールシステム）、AMRの制御を行うRCS（ロボットコントロールシステム）を提供しています。

RCS（ロボットコントロールシステム）

RCSは、iRAYPLEのAMRを制御するためのソフトウェアです。最大500台のAMRを制御することができるフリートコントロール、タスク実行数や効率性の観点からAMRの導入効果を事前に把握いただくためのシミュレーション、自動充電やアラート管理、タスク管理などの機能が搭載されています。

ICS（インテグレートコントロールシステム）

外部機器連携を実現するソフトウェア「ICS（インテグレートコントロールシステム）」は、幅広い外部機器への通信をサポートしています。

【事例】シートシャッターとの連携例

AMRがシートシャッターの前まで移動すると、Wifi経由でICS/RCSがインストールされたPCへメッセージを送ります。到着メッセージを受け取った後、シートシャッターに対してアクセスコントローラーを介してドアオープン命令を発行。アクセスコントローラーはシートシャッターの制御盤に接続されており、制御盤に対してI/Oなどの信号を出力します。

歩行者・障害物の検知・停止

iRAYPLE AMRは、前後に搭載されたLiDARとToFカメラにより、歩行者を正確に検知。突然現れる歩行者にも迅速に対応し、安全な距離で停止します。

コーナリング・クライミング能力

iRAYPLE AMRは、高いコーナリング能力を備え、狭い通路でもスムーズに曲がれる精密な走行を実現します。また、最大可搬時でも5%の傾斜を走行可能なクライミング能力を持ち、多様な環境に対応します。

その他

iRAYPLE AMRは、90秒以内でバッテリー交換が可能な効率的な設計を採用。さらに、ToFカメラと独自アルゴリズムによりフォークを正確に制御し、パレットの検出を高精度で実現します。

潜り込み式

フォークリフト式

入庫から出庫まで一連の搬送をAMRで実現