工場のデマンド抑制に貢献する太陽光発電自家消費システム|蓄電池によるピークカット
太陽光の余剰電力をピーク時に生かし、最大デマンドを抑える
工場のデマンド抑制における太陽光発電自家消費システムPV Oasisの活用を解説します。30分ごとの使用電力量を観測し、目標デマンド値を超えないよう蓄電池から放電することで、電力ピークを抑えて基本料金の低減につなげます。
サマリー
課題
30分ごとのデマンド値で基本料金が決まるため、短時間の電力ピークが費用に響きます。
解決策
使用電力量を観測し、目標デマンド値を超えないよう蓄電池から放電します。
期待効果
最大デマンドが抑えられ、基本料金の低減につながることが見込まれます。

株式会社ニプロン
ニプロンのコアコンピタンスは直流制御技術です。この技術をもって我が国の電源業界で確固たる地位を築き、脱炭素社会の実現に貢献します。
工場のデマンド抑制
企業や工場などの高圧受電契約では、30分間のデマンド値(最大需要電力)によって基本料金が決まります。この値を超えないように電力の使い方を管理することが、電気料金の抑制に直結します。工場のデマンド抑制とは、生産を止めずに操業を続けながら、電力会社から購入する電力のピークを目標の範囲に収める取り組みです。
太陽光発電自家消費システムPV Oasisは、太陽光発電と蓄電池を直流のまま接続し、発電した電力を自家消費・蓄電するシステムです。日中の余剰電力や深夜電力を蓄電池に充電しておき、電力のピークが生じた場面で蓄電池から放電することで、最大デマンドを抑えます。
工場の電力コストの管理における課題
30分の最大値で決まる基本料金
高圧受電の契約では、30分間のデマンド値(最大需要電力)によって基本料金が決まります。契約電力が500kW未満の高圧受電では、契約電力は当月を含む過去1年間の各月の最大需要電力のうち最も大きい値となる実量制がとられています。一度大きなピークが記録されると、その値がその後の契約電力として扱われるため、基本料金は電力を多く使った月だけでなく、その後の期間にも影響します。
設備の同時稼働で立つ電力ピーク
最大需要電力は、30分ごとの平均使用電力のうち月間で最も大きい値を指します。同時に使う負荷設備が多いほどこの値は大きくなるため、工場では生産設備の稼働が重なる時間帯に値が押し上げられます。ピークが立つのが短い時間であっても、その月の最大値として記録されます。
太陽光発電自家消費システム PV Oasisによる解決
観測にもとづくデマンド抑制
PV Oasisは、ピークカット(デマンド抑制)機能により、30分ごとの使用電力量を観測します。あらかじめ設定したデマンド制御開始値を超えた時点で蓄電池から自動で放電し、電力会社から購入する電力を減らすことで、30分間の平均電力値であるデマンド値を抑えます。デマンドの予測ではなく観測にもとづく制御のため、蓄電池の容量がある限り、デマンド抑制を行えます。
※ピークカット(デマンド抑制)機能はオプション機能です。利用にあたっては別途パルス検出器が必要になるほか、電力会社へのパルス利用の申込みが必要です。

余剰電力と深夜電力による充電
ピーク時に放電するには、あらかじめ蓄電池に電力を蓄えておく必要があります。オフピーク時は太陽光発電の電力を自家消費し、使い切れなかった余剰電力を蓄電池に充電します。太陽光発電だけでは充電電力が不足する場合は、整流器から強制充電を行うことも可能です。時間指定充電の機能により、深夜電力を活用した充電もできます。

目標デマンド値の細かな設定
目標デマンド値は1kW単位で任意に設定できます。放電制御を開始するタイミングと強制充電のタイミングは1%単位で設定でき、設定した日時や時間帯に合わせてデマンド制御を自動で動作させるスケジュール機能も備えています。強制充電を行う時間の設定も可能です。

PV Oasis活用による期待効果
最大デマンドの抑制と基本料金の低減
電力ピークが生じた場面で蓄電池から放電することで、電力会社から購入する電力量を目標デマンド値以下に抑えられます。最大デマンドが下がれば契約電力の上昇を防げるため、基本料金の低減が期待できます。
太陽光の自家消費との両立
デマンド抑制に使う電力は、日中の太陽光発電の余剰電力や深夜電力で賄えます。平常時は太陽光発電の電力を自家消費し、ピークが生じたときだけ蓄電池から放電するため、自家消費の運用を続けながら、電力ピークにも備えられます。
関連製品・サービス
PV Oasis|太陽光発電自家消費システム
PV Oasisは、太陽光発電と蓄電池を直流(DC)のまま接続し、発電した電力を効率的に自家消費・蓄電できる再エネ蓄電システムです。カーボンニュートラルへの取り組みが求められる中、CO₂排出量削減と電気料金低減を両立できるシステムとして注目されています。 ニプロンは「グリーンパワーで直流の世界を拓く」をミッションに掲げる電源メーカーです。PV Oasisの導入により、太陽光発電の自家消費、余剰電力の蓄電、停電時のBCP対応を一台で実現できます。
株式会社ニプロンについて

グリーンパワーで直流の世界を拓く。
ニプロンのコアコンピタンスは直流制御技術です。この技術をもって我が国の電源業界で確固たる地位を築き、脱炭素社会の実現に貢献します。
| 名称 | 株式会社ニプロン |
|---|---|
| 所在地 | 660-0095 兵庫県尼崎市大浜町2丁目57番地 |
| 設立 | 1981年7月 |
| URL | https://www.nipron.co.jp/ |


