KeiganALIの特長
KeiganALIは「設定が簡単」で1台から導入可能な「スモールスタート」ができる自律移動ロボットです。以下の5つの特長を有し、その高いカスタマイズ性により、さまざまなシーンでご利用いただけます。
自律走行
人や障害物を回避して走行する自律移動ロボット
KeiganALIは、周囲の環境を認識して自律走行ができる自律移動ロボットです。レーザースキャナーと複数の障害物センサを搭載しており、人や障害物を自動で避けながら荷物を運びます。
カメラによるライントレース(床面のライン追従)による高精度な走行も可能です。一般的な磁気式テープよりも安価なラインテープを使用するため、現場の初期投資をこれまでにないレベルに抑えることができます。
簡単操作
直感的な操作で簡単に設定できる
マップの作成から自律移動までがとにかく簡単。地図やタスクの設定もWebアプリを用いて直感的に行うことができるため、レイアウトや作業内容の変更にも迅速に対応。 初心者でも簡単に設定ができます。
セットアップや設定変更は、Webアプリを用いてお客様ご自身で行うことができるため、レイアウトや作業内容の変更にも迅速に対応できます。
スモールスタート
1台から買えるので、スモールスタートが可能
KeiganALIは、1台から購入できます。導入後でもシステム連携機能の追加実装が可能です。したがって、スモールスタートで導入し、段階的にさらに高度な自動化を推進していくことができます。
KeiganALIは、操作アプリケーションの購入も不要です。APIを公開していますので、お客様でのシステム構築も可能です。
高い汎用性・柔軟性
さまざまな場所・シーンで使え、レイアウト変更にも簡単に対応可能
KeiganALIの上部アタッチメントを工夫すれば、さまざまな場所とシーンで使用することができます。物を運ぶ運搬ロボット、料理を運ぶ配膳ロボット、RFIDリーダーで在庫管理をする管理ロボットなど、使い方は自由自在です。GPIO(汎用I/Oポート)を使用して、上部アタッチメントと連携することも可能です。
現場のレイアウト変更に際しても、お客様自身で設定できるため、KeiganALIを気軽にすばやく現場に合わせることができます。
高いシステム拡張性
APIを利用することで、お客様の設備やソフトウェアとの連携が可能
当社が公開しているAPI を利用することで、生産設備 / エレベーター / 上位システムなど、お客様の設備やソフトウェアとの連携が可能です。
これにより、システムとの連携に必要な新たな開発にかかるリソースやコストが低減され、現場へすばやく導入することができます。
KeiganALIの用途例
KeiganALIは高い拡張性を持っており、上部アタッチメントやシステムをカスタマイズすることにより、さまざまな場所やシーンでお使いいただけます。
当社が提供するオプション機器やシステムインテグレーションをご利用いただくことで、現場での最適な搬送自動化の実現が可能です。
製造・工場 | 工程間搬送
GPIOポートを活用すれば、KeiganALIと上部アタッチメントの連携が可能です。例えば、リフターとKeiganALIの動作を連携することで、コンテナの受け取りと棚への収納を自動化することができます。
物流倉庫 | ピッキング作業・工程間搬送
用途に合わせてカスタマイズしたピッキングカートを使用することで、ピッキング作業や搬送の効率化ができます。
レストラン | 配膳
配膳ワゴンを取り付ければ、食事の配膳や使用済み食器の片付けを自動化することができます。さらに免振機能を取り入れたワゴンを使えば、汁物も運べます。
※アタッチメントの仕様や使用する状況によります。
製造ライン | ロボットとの協働作業
APIを公開しているため、さまざまなシステムとの連携が可能です。製造ラインでの協働ロボットと連携すれば、部品の搬送とピッキング作業などを自動化することができます。
卸・小売り | 在庫管理
上部アタッチメントとしてRFIDリーダーを取り付けることで、倉庫内の荷物の在庫管理を自動化することができます。
施設 | 見回り
上部アタッチメントとしてカメラや警報器を取り付ければ、施設内に見回りロボットとして活用することができます。
KeiganALIの導入事例
KeiganALIは、そのカスタマイズ性・拡張性の高さから、発売以来多くのお客様に導入いただいており、「業務効率化が図られた」「サービス品質向上につながった」というお声を多くいただいています。
株式会社MASSホールディングス様
工程間搬送にKeiganALIを使用。作業者がピッキング作業に集中でき、業務効率化を実現。
高額商品や特殊なオペレーションを必要とする商品は、通常の商品とは違うピッキングエリアで管理されています。しかしそのエリアに入れる作業者を限定していたため、少ない作業者がピッキング作業から出荷場がある通常ピッキングエリアまでの運搬という長い工程を担うことになり、高い負荷がかかっていました。
そこでMASSホールディングス様では往復の工程間搬送をKeiganALIに任せ、作業者はピッキング作業に集中することで業務の効率化を実現されています。
がんこフードサービス株式会社様
食器の運搬にKeiganALIを使用。スタッフがお客様対応に集中でき、より質の高いサービス提供が可能になりました。
以前はスタッフがワゴンを使ってお食事や使用済みの食器を運んでいましたが、業務負荷が大きく、また店舗が混雑しているときはお客様対応を速やかに行うことが難しい場合もありました。
そこで、がんこフードサービス様はKeiganALIに食器の運搬を任せることで、業務の効率化を図っておられます。また、1つの作業が省略されたことで、スタッフがお客様への対応に集中できるようになり、「おもてなし」に重点を置いたより質の高いサービスを提供できるようになりました。
株式会社ホリゾン様
自社開発によるシステム連携で、工程間搬送の自動化を実現しました。
部品加工工場の工程間搬送にKeiganALIを導入。中間加工エリアから仕上げ加工機械までの部品運搬をKeiganALIに任せることで、小ロットかつ高頻度の搬送が自動化でき、リードタイムを短縮。KeiganALIに上部アタッチメントとしてリフターを取り付け、GPIO連携でリフターの昇降指示をKeiganALIから送ることで、部品の引き渡しと受け取りを自動で行っています。
この上部アタッチメントとシステムはホリゾン様が開発され、現在好評発売中です。自社工場での導入を通し、AMRを扱うSIerとしてカスタマイズ性の高いKeiganALIの知見を深め、KeiganALIを活用した新たなソリューションの提供も検討されています。
かんたん使用ステップ
KeiganALIは簡単に操作・設定ができるため、箱から取り出したその日から使用することができます。
KeiganALIに関するよくある質問
Q:セットアップは大変でしょうか?
簡単です。“箱から取り出したその日”から直感的に操作ですぐに使用可能です。3ステップで設定を完了させることができます。
まずは届いた箱から機器を取り出します。次にKeiganALIのWi-FiでKeiganALIと操作端末をつなぎます。最後にレーザスキャナーで使用場所を認識させ地図を作成します。マップ内の走行設定をするとセットアップは完了です。
Q:物流現場以外にも使用できますか?
上部アタッチメントを工夫すれば、さまざまな場所とシーンで使用することができます。
・工場で、部品や完成品の運搬
・レストランでの配膳
・RFIDリーダを使用し、倉庫の在庫管理
など使い方は自由自在です。
GPIOポートを使用すれば、上部アタッチメントとの連携も可能です。APIも公開しているため、複雑なシステム連携も可能です。アイデア次第で使い方の幅が広がります。
Q:AMR・AGVのどちらに該当しますか?
KeiganALIはハイブリッドでご使用いただくことができます。
地図を作成して自律移動を行うガイドレス運転だけでなく、ライントレースによる高精度な走行も可能です。
ライントレース走行では安価なラインテープを使用するため、通常のAGVのように床に磁気テープを引く工事が必要ありません。それにより現場の初期投資を大幅に抑えることができます。
Q:どのようなカスタマイズができますか?
当社が公開しているAPIを利用することでKeiganALIをお客様のシステムと連携して動作させたりお客様の自由な発想で、さらに複雑な設定やカスタマイズを行うことができます。
またハードウェアアップデートによるKeiganALIの機能追加も順次行っているため今後の拡張性も備えています。
Q:高額な初期投資が必要でしょうか?
低単価で1台から買え、製品導入後でも後からシステム連携機能の追加実装が可能です。
そのため初期投資をかなり抑えて始めていただくことができます。
またWebアプリケーションを使用して操作するためスマートフォンまたはタブレットをご準備いただければ活用できます。
住友重機械工業株式会社 PTC事業部
一流を、世界へ。
モノづくりを支える確かな技術で、世界をもっと豊かにし、一流の商品とサービスを提供し続けること。
それが私たち住友重機械の使命です。
出展団体名 | 住友重機械工業株式会社 PTC事業部 |
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所在地 | 〒141-6025東京都品川区大崎2丁目1番1号(ThinkPark Tower) |
設立年月 | 1934年11月 |
従業員規模 | 501名以上 |
URL | https://cyclo.shi.co.jp/ |