上田日本無線株式会社は、日清紡ホールディングスのグループ会社として、医療分野の開発・製造を担うODM・OEMメーカーです。超音波技術、メカトロ技術、無線技術を基盤に、超音波機器や分析装置をはじめとする医療機器の設計・開発から量産・保守まで一気通貫で対応します。
お客様の要求仕様に沿った開発はもちろん、当社からの技術提案も含め、品質管理・薬事対応までをワンストップでサポートします。
目次
医療機器ODM・OEMで選ばれる理由
超音波技術を核とした高い開発力
上田日本無線は、圧電セラミックス(粉体)から振動子、プローブまでを一括で生産できる体制を保有しています。原材料レベルから完成品までを自社で手がけることで、お客様の要求仕様に合わせた高精度な製品開発が可能です。
超音波プローブ・振動子を原材料から量産まで対応できる受託メーカーは国内でも限られており、上田日本無線はその数少ないパートナーの一社です。さらに、超音波技術に加えてメカトロ技術、無線技術、回路技術、ソフトウェア開発といった複合的な技術を保有しており、幅広い医療機器の開発に対応します。

設計から量産まで一気通貫の対応
上田日本無線のODM・OEMサービスは、設計・開発から量産まで自社で一気通貫で対応できることが特長です。ODMでは設計/開発から量産までを一括で対応し、OEMでは少量多品種の生産にも柔軟にお応えします。
対応範囲は、設計、試作、評価、規格対応、品質保証、部品調達にまで及びます。また、製造販売業、製造業および修理業を業として営んでいます。お客様の要求仕様に沿った開発だけでなく、当社からの提案も行いながらお客様と一緒に開発を進めるスタイルで、製品の完成度を高めます。

医療機器に特化した品質保証体制
上田日本無線は、医療機器の品質マネジメントシステム規格であるISO 13485の認証を取得しています。薬事対応として製造販売業、製造業の実績を持ち、医療機器特有の規制要件に対応した開発・製造が可能です。
各国法規制への対応実績があり、IEC60601-1、IEC61010-1やIEC 62304への対応実績があります。海外規格への対応実績もあり、医療機器に求められる規制要件に対応した開発・製造体制を整えています。長期にわたる安定供給の実績もあり、製品のライフサイクル全体を通じた品質保証を提供します。

少量多品種に対応する柔軟な生産
医療機器は品種ごとの生産数量が限られるケースが少なくありません。上田日本無線は、少量多品種の生産にも柔軟に対応できる生産体制を構築しています。
トータル生産管理システムを導入し、生産工程のリアルタイム管理と「みえる化」を推進することで、多品種の製品を効率的に管理しています。長野県上田市の本社工場と小牧工場の2拠点体制により、製品の特性に応じた最適な生産環境を提供します。

得意分野
超音波関連技術
上田日本無線は、超音波に関わる幅広い技術領域をカバーしています。原材料の圧電セラミックスからプローブの筐体設計、画像処理ソフトウェアまで、超音波機器に必要な要素技術を自社で保有しています。
| センサ技術 | 超音波センサの設計・製造。単結晶、ポーラスPZTなど多種の圧電材料に対応 |
|---|---|
| 筐体設計 | プローブ含む筐体のカスタム設計。画面一体型、コンベックス、セクタ、微小寸法、低周波、高周波などに対応 |
| 回路技術 | 超音波送信受信回路技術、画像処理回路技術 |
| ソフトウェア開発 | 画像処理、計測機能、タブレット等への画像転送ソフトウェア |
メカトロ技術
医用分析装置の開発・製造で培ったメカトロ技術を保有しています。把持、開栓、検体・薬液分注、搬送といった、分析装置に求められる精密な機構の設計・開発に対応します。
独自プラットフォームの採用により、開発スピードの向上とコスト削減を実現しています。
| シンプルな構成 | 制御PC、メイン制御基板、サブ制御基板のシンプルな構成で効率的な開発を実現 |
|---|---|
| 柔軟なメカ制御 | サブ制御基板1枚あたりドライブ回路最大63枚まで対応。モータ、ポンプ、センサなど多様なデバイスを柔軟に制御 |
| 高速通信・長距離接続 | 制御ボード間の省配線(2芯シールド線)により、高速通信と長距離接続を実現 |
無線・回路・ソフトウェア技術
当社は、無線技術のノウハウを保有しています。社内に電波暗室を備え、無線機器の実験やEMI測定・EMS試験といった電磁環境適合性の検証を自社で実施できます。
各種センサの自社開発にも実績があり、かつデータ解析技術も保有しています。センサから取得したデータの処理・分析まで対応が可能です。また、信号処理ボードの開発やソフトウェア開発にも対応し、ハードウェアからソフトウェアまで一体で開発を進められる体制を整えています。
開発事例
超音波医療用振動子・プローブ
圧電セラミックス(粉体)から振動子、プローブまでを一括で生産しています。お客様の要求仕様に合わせたカスタム開発に対応し、微細加工技術を活かした小型化、高性能化、特殊形状への対応も可能です。
| リニア | 頚動脈、甲状腺、乳腺等の表在用 | ![]() |
|---|---|---|
| コンベックス | 肝臓、腎臓等の腹部用 | ![]() |
| セクタ | 心臓用 | ![]() |
| マイクロコンベックス | 子宮、前立腺等の体腔内用 | ![]() |
| 微小シングル | 体腔内、血管壁用 | ![]() |
携帯型超音波診断装置
小型・軽量のケーブルレス(ハンディ型)超音波診断装置の開発事例です。当社にて薬事認証を取得しており、診断部位ごとに適切な画像処理が可能です。膀胱内の尿量計測プログラムも保有しています。
プローブ、制御基板、画像表示まで一貫した開発を当社で実施しています。部品単体ではなく、装置を含めたシステムとしてのソリューション提案が可能です。

医用分析装置
上田日本無線は、医用分析装置の開発・製造に長年にわたり携わってきた知識と経験を保有しています。大型から小型まで、医用分析装置の製造実績は8,000台以上です。製造販売業の実績や海外規格への対応実績もあり、グローバルな展開にも対応します。
自動分析装置と検体前処理装置の両分野で豊富な実績を持っています。

| 自動分析装置 | 免疫化学発光測定装置(CLEIA法)、免疫蛍光測定装置(FEIA法)、便潜血測定装置(LA法)等 |
|---|---|
| 検体前処理装置 | 卓上型分注装置、大型分注システム、各種採血管開栓機等 |
ODM・OEM対応の流れ
Step 01|ご相談・仕様検討
お客様の開発ニーズや要求仕様をヒアリングし、最適な開発の進め方をご提案します。ODM(設計/開発から量産まで一括対応)とOEM(少量多品種生産にも柔軟に対応)の両方に対応しており、お客様のご要望に応じた開発体制を組むことが可能です。
当社からの技術提案や仕様のすり合わせを通じて、製品のコンセプトを具体化していきます。
Step 02|設計・開発・試作
設計、試作、評価を当社で一貫して実施します。薬事対応やIEC規格への対応など、医療機器に求められる規格対応も開発プロセスに組み込んでいます。
お客様の要求仕様に沿った開発を進めるとともに、当社の技術知見を活かした提案も行い、お客様と一緒に製品の完成度を高めていきます。
Step 03|量産・保守サポート
試作・評価を経た製品を量産体制へ移行します。部品調達から製造、品質保証まで当社が一貫して対応します。
量産開始後も保守・サポートまで含めて当社が請け負います。製品のライフサイクル全体を通じて、安定した品質と供給体制を維持します。
上田日本無線株式会社について
事業内容
上田日本無線株式会社は、日清紡ホールディングスのグループ会社として、医療分野の開発・製造を担っています。1949年の創業以来、超音波技術やメカトロ技術を基盤に、長年にわたり医療機器づくりに携わってきました。
社是「創意無限」のもと、「医用・超音波」分野を中心に事業を展開しています。予防・診断・治療・健康増進の各分野で求められるニーズに応える製品を提供し、超音波機器や分析装置にとどまらず、医療機器の受託開発・製造パートナーとして、お客様の事業発展を支えます。
生産設備・拠点
長野県上田市に本社工場と小牧工場の2拠点を構えています。本社工場内のメディカル棟はCASBEE建築評価Aランク認証を取得しています。また、自動化設備とデジタル技術で品質と生産性を高め、医療機器の多彩なニーズを実現するフレキシブルな生産体制を構築しています。
| 電波暗室 | EMI測定・EMS試験に対応。面積55.44m²、天井高6.0m。電波シールド施工 | ![]() |
|---|---|---|
| 音響測定室 | 音響出力測定装置を設置。外部振動を排除した建屋に最新規格準拠の音響特性測定システムを備え、250kHzから60MHzまでの計測に対応 | ![]() |
| 環境管理室 | 約700㎡の清浄度管理空間。静電防止塗床で信頼性試験・出荷前検査に対応。 | ![]() |
会社概要

| 企業名 | 上田日本無線株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 〒386-8608 長野県上田市踏入2丁目10番19号 |
| 設立年月 | 1949年10月 |
| URL | https://www.ujrc.co.jp/ |







