LEDバーライト｜間接照明として活用するメリットや選び方のポイントを解説

LEDバーライトの特徴

LEDバーライトは、チップLEDを等間隔で配置した棒状の照明器具で、主に間接照明として使用されます。以下にその特徴を詳述します。

形状とデザイン

一般的な長さは50cmから90cm程度で、アルミや樹脂製のレールにLEDが整然と配置されています。近年のデザインは多様化が進んでおり、複数のバーを隙間なくつなげられるシームレス連結タイプや、LED光源が表面から見えないスマートなドットレスデザインが登場しています。

さらに、天井や壁面に溶け込むような薄型モデルや、装飾性の高い透明レンズタイプなど、設置場所や用途に合わせた選択が可能です。

省エネルギー

LEDは従来の蛍光灯と比較して消費電力が大幅に抑えられ、発熱量も少ない特徴を持っています。一般的なLEDバーライトの寿命は40,000時間以上と長く、電気代の削減だけでなく、交換頻度も少なくて済むため、メンテナンスの手間やコストを大きく削減可能です。

また、点灯時の立ち上がりが速く、頻繁なオン/オフ操作にも強い耐久性を備えています。

色のバリエーション

従来の白色照明に加え、赤、青、緑などの単色LED、さらにRGB機能を搭載した製品では何百万色もの表現が可能です。ネオンサインのような鮮やかな発光効果を演出でき、店舗のディスプレイや住空間のアクセント照明として活用されています。

また、調光機能や色変更機能を搭載したモデルでは、スマートフォンやリモコンで簡単に光の強さや色調を調整できます。

LEDバーライトの用途例

LEDバーライトは、その省エネルギー性とデザイン性から、多岐にわたる用途で利用されており、今後も需要が高まると考えられています。

インテリア照明

部屋の間接照明や店舗の什器照明として広く採用されています。特に本棚やディスプレイ棚では、展示物を美しく照らし出す照明として重宝されています。観賞魚水槽の照明としても人気が高く、水中の生態系に適した光量調整や、魚の色彩を一層鮮やかに見せる演出が可能です。

さらに、リビングの足元照明やテレビ背面のアンビエント照明として設置すれば、上質な空間づくりを演出できます。

作業環境

調理場や工場などの仕事場での採用が拡大しています。棚やキャビネットの中を均一に明るく照らすことで、物品の識別がしやすくなり、取り出し時のミスを大幅に低減することが可能です。また、作業台下の足元を照らすフットライトとしても活用され、安全性の向上に貢献しています。

医療機関や研究施設でも、精密な作業を支える照明として導入が進んでいます。

DIY施工や空間演出

自宅でのDIY施工に適した製品も多く、階段下の間接照明や廊下のフットライトなど、住まいの雰囲気作りに活用されています。

プロの照明デザイナーからも注目を集めており、商業施設やホテルのロビー、レストランなどで斬新な空間演出を実現する重要な装飾要素として採用されています。設置場所や角度を工夫することで、壁面のテクスチャーを強調したり、天井に光の帯を描いたりと、多彩な表現が可能です。

間接照明などで使われるLEDバーライトの種類

LEDバーライトには様々なデザインの種類があり、用途や設置場所に応じて選択できます。主なデザインの種類は以下の通りです。

LEDバーライトの選び方

色と明るさ

光の色温度は用途や設置場所に応じて選択が重要です。

昼光色は6000K以上の青みがかった寒色系の光で、手元作業や読書など、集中力を必要とする場面で効果を発揮します。昼白色は5000K前後の白色光で、オフィスやショーケースなど、清潔感や明るさが求められる空間に最適です。電球色は3000K前後の暖かみのある光で、リビングや寝室など、くつろぎの空間づくりに適しています。

また、照度に関しても、多くの製品で段階的な調光が可能となっており、用途や時間帯に合わせて最適な明るさを選択しましょう。目の疲労を考慮した調光設定も可能で、長時間の使用でも快適な環境を維持できます。

調光・調色機能

最新のLEDバーライトには、光の強さと色味を自在に操作できる製品が増えています。スマートフォンやリモコンで操作可能な調光・調色システムを搭載した製品では、朝は爽やかな昼光色で始まり、夕方には温かみのある電球色へと自動的に変化させることも可能です。また、パーティーや特別なイベント時には、鮮やかな色彩演出で空間の雰囲気を一新することもできます。

さらに、スケジュール設定機能を活用すれば、生活リズムに合わせた最適な照明環境を自動的に実現できます。

サイズと取り付け方法

LEDバーライトのサイズ展開は、コンパクトな20cmから大型の120cm以上まで幅広く、設置スペースや照射範囲に応じて選択が可能です。狭い棚内部や小型キャビネットには30cm前後のコンパクトモデルが適しており、大型の展示ケースやキッチンカウンター全体を照らす場合は90cm以上の製品が効果的です。

取り付け方法は設置面の材質や使用環境により複数の選択肢があります。取付金具とネジによる固定は最も安定性が高く、重量のある製品や長期的な使用に適しています。両面テープは工具不要で手軽に設置でき、賃貸住宅などの壁面を傷つけたくない場合に便利です。マグネット式は金属面への着脱が容易で、ワークスペースなど設置位置を頻繁に変更する場合に重宝します。フックタイプは吊り下げ式の照明として使用でき、クローゼットや物置など、天井からの照射が必要な場所で活躍します。

取り付け後の安定性や将来的な移設の可能性も考慮して、最適な固定方式を選択することが重要です。

電源方式

LEDバーライトの電源方式は、設置環境や使用頻度によって最適な選択が異なります。プラグ式は安定した電力供給が可能で、キッチンカウンターやデスクなど、定位置での継続的な使用に向いています。充電式は内蔵バッテリーにより場所を選ばず使用でき、緊急時のバックアップ照明としても活用できます。USB充電に対応した機種も多く、モバイルバッテリーからの給電も可能です。

乾電池式は電池交換で手軽に使用を継続でき、災害時や停電時の非常用照明としても重宝します。使用頻度や運用コスト、可搬性などを総合的に考慮して選択することが推奨されます。

トミサワ「LEDバーライト」のご紹介

トミサワのLEDバーライトは、完全オーダーメイドで製作するため、新築・改築物件における空間デザインの可能性を引き出すことができる製品として評価されています。

また、一般的なバーライトは間接照明として使われることが多いですが、明るさも自由に変えられるため間接照明だけでなく、メイン照明としても幅広く活用できます。