食品工場の衛生管理に貢献するエアブローガン

食品工場などの現場では、HACCP(危害要因分析重要管理点)に基づいた衛生管理が求められています。また、FSSC 22000などのGFSI(世界食品安全イニシアチブ)承認の食品安全規格を取得するうえでも、HACCPに沿った衛生管理の徹底は不可欠です。
HACCPをはじめとする食品安全システムでは、設備の洗浄や殺菌が特に重視されるとともに、製造設備の破損による食品の異物混入リスクへの対策も求められます。
セインの208 ディテクトブローガンは、異物混入リスクへの対応が可能なエアブローガンです。プラスチック製のため軽量で扱いやすく、効率的な清掃・乾燥作業が可能。安全で衛生的な食品製造環境の構築に貢献します。
208 ディテクトブローガンの特長

軽量で扱いやすい
従来、食品工場向けのエアブローガンは金属製のものが一般的ですが、「熱さや寒さなどの環境温度の影響を受けやすい」「重たくて扱いづらい」という欠点がありました。本製品はプラスチック製のため、軽量化を実現。扱いやすく、環境温度にも影響されにくい特長を持ちます。

破損リスクに対応可能
HACCP、IFS、BRCなどの食品安全システムでは、異物混入を製造工程における主要なリスクの一つと位置づけています。特に、金属やプラスチックは食品に混入しやすい異物として対策が求められます。
208 ディテクトブローガンにはプラスチック部品に金属素材が練り込まれているため、万が一破損して食品に混入した場合でも、金属探知機やX線検査機で検出できます。異物混入リスクの低減に貢献し、安全・安心な食品製造をサポートします。

小さなかけらも検出可能
このデモ動画では、ブローガンのプラスチック片が混入しても、金属探知機で検出できることを証明しています。208ディテクトブローガンに使用されているプラスチックは、2ミリ角※片であっても金属検出機やX線検査システムで検出可能です。
※検出できるプラスチック片のサイズは、金属検出機本体とその校正方法により異なります。
食品を汚染しない素材
208 ディテクトブローガンは、Reg. (EC) No 1935/2004およびFDA CFR 21.170-199に準拠した食品グレードプラスチック製です。また、バルブはステンレス製、グリースも食品グレード(NSFH1)を使用しており、誤って食品と接触した場合でも、食品を汚染しません。
高い耐薬品性
208 ディテクトブローガンのプラスチックは、食品工場で使用される一般的な洗浄・消毒用化学薬品への耐性があります。また、バルブはステンレススチール製で耐食性に優れています。高い衛生基準が求められる現場でも安心して使用可能です。
セインについて
セインは、スウェーデンに本社を構えるクイック・コネクトカップリング(迅速流体継手)の総合メーカーです。1955年の創業以来、70年にわたり安全・省エネ・環境に貢献する製品を開発してきました。ヨーロッパ市場では業界のリーディングカンパニー、また定番メーカーとしての地位を確立しており、現在では世界17か国に販売拠点を展開しています。
食品・飲料業界向けソリューション

食品・飲料業界向けに、食品の安全性を高いレベルで維持するための幅広いソリューションを提供しています。カップリング、ホースリール、洗浄ガン・洗浄ノズル、エアブローガンなど、工場や厨房等の洗浄やエアブロー作業の効率化に最適な製品を取り揃えております。
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セインジャパンについて
セインジャパンは、1981年からセイン製品の販売エージェントとして日本市場で展開してきました。2000年に法人化した後は、日本国内の営業拠点として在庫を保有し、ホースの組み付けなどの作業も手掛けています。
飲食業界のみならず製造業や造船関係、データセンターなど、幅広い業界のお客様に信頼性の高い製品を提供しています。カスタマイズ対応などもお気軽にお問い合わせください。