倉庫・工場での物品の保管や整理に活用
工場棚とは、倉庫や工場での物品の保管や整理に広く活用されている業務用棚です。
本記事では、工場棚の活用におけるスペースロスの問題点とそれぞれの改善策についてご紹介します。
工場棚は、業務用途で広く用いられる頑丈な棚です。商品在庫を詰めたダンボール箱や資材、機械部品などに十分耐えられる強度を持ち、選択する種類によりますが1段あたり最大500kgまでの物を載せることができます。
サイズについては、高さ、横幅、奥行きなどが多様に用意されており、設置のニーズに応じて選択することが可能です。
倉庫管理に欠かせない工場棚ですが、その活用においては、スペースロスに関する問題点に直面している現場が少なくありません。
スペースロスは、物資や製品を保管するための効率的な利用ができていない状態を意味するため、倉庫内で必要なものを素早く見つけることが難しくなる懸念点があります。
空間を最大限に活用できないと追加の倉庫や外部の保管施設を利用する必要が生じる場合があるため、不必要なスペースを維持することで、保管や管理に関するコストが増加します。
スペースが不十分だと、在庫の整理や更新が複雑になり、誤った在庫データや過剰在庫の原因となることがあります。
新しい製品ラインや急増する需要に迅速に対応するためには、効率的なスペースの利用が不可欠です。スペースロスがあると、これらの変更に柔軟に対応することが困難になることがあります。
積み重ねられた物品が不安定になることや、通路が狭くなることで、作業員の安全が損なわれる可能性があります。
工場棚のスペースロスを軽減するポイントについて、平面ロス、高さロス、山欠けロスの各要因別で解説します。
平面ロスは、倉庫や保管エリアにおいて、フロア上の未利用スペースから生じる損失を指し、荷物が整理されていない、または配置が効率的でないことで引き起こされます。
通路の幅を適正化することで、スペースの無駄を減らすことが可能です。さらに、出荷頻度に応じてアイテムをゾーン分けし、頻繁に出荷されるものとそうでないものとを別々に配置することで、作業効率が向上し、フロアの利用率も最大化されます。適切なスペース管理と整理整頓が、平面ロスを減少させる鍵となります。
高さロスは、倉庫の垂直空間が十分に活用されていない場合に発生します。多くの場合、倉庫の天井までの高さがあるにも関わらず、その高さを有効活用していないことが問題となります。
解消のためには、より高い保管棚を導入し、積み重ね可能な収納ユニットを増やすことが効果的です。また、リフトやフォークリフトなどの垂直方向の移動を支援する機械の使用を検討することも有益でしょう。
山欠けロスは、保管棚が適切に利用されていないことによる効率の低下を示しており、この問題は棚に空きがあるにも関わらず、適切に配置されていないために発生します。
効率的な棚の配置は、使用頻度の高い物をアクセスしやすい位置に置き、使用頻度の低い物をそれよりも奥や上部に配置することで実現できます。また、棚のサイズを調整して、保管される物にぴったり合わせることも重要です。このような工夫を施すことで、各アイテムが最適なスペースに収められ、空きスペースが最小限に抑えられます。
業務用昇降棚LFは、踏台を使わずに物品棚の上部空間を有効利用できる昇降式の収納棚です。
使っていなかった棚上を活用することで、作業性の良い保管スペースも増え作業効率も向上します。現在ご使用されている物品棚に後付けで設置でき、そのうえメンテナンスや電気代等のランニングコストもかかりません。
98cmの降下量を実現し、高さ2m40cmの棚の上も、踏台を使わずにスムーズに商品を出し入れできます。既存の棚の上部を活かすことにより、限られたスペースの有効利用や、ピッキングの動線を短くすることができます。
▶︎「業務用昇降棚LF」について詳しく見る
オークスは25年前からシステムキッチン用の昇降棚を手がけており、昇降機構のノウハウを活かした製品を開発・販売しています。
物流大手のロジスティード東日本株式会社様より「デットスペースを利用しつつ、作業効率を上げられるような昇降棚を物流業界向けに開発できないか」との相談を受け、同製品の開発に着手しました。
既存の昇降棚の性能を大きく上回る98cmの降下を実現し、小柄な女性やシニアの方も踏台不要でピッキングしやすくなり、作業効率の向上と労災対策に役立っています。
出展団体名 | オークス株式会社 |
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所在地 | 〒955-0842 新潟県 三条市 島田2丁目8番3号 |
設立年月 | 1954年06月 |
従業員規模 | 11名-50名 |
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