データ活用の重要性
ものづくりの鍵となるデータ
近年のものづくりにおいて予兆保全、ビッグデータ、機械学習が注目されています。これらは現場のDXにおいて重要な要素であり、センサー値などをリアルタイムで取得・蓄積する「データ」が鍵となります。
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全社共有の必要性
現場ではデータのグラフや稼働状況を見ることができるようになってきています。しかし、データを最大限活用するには、現場だけではなく、全社員が共有・活用できる環境を整備する必要があります。
PI Systemで現場データを全社共通データ化
PI Systemを導入することにより現場データの一元管理が可能となります。その現場データを全社共通データとして活用できるため、データの活用効果を最大化できます。
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PI Systemのメリット
全社員へのデータ共有
現場だけでしか見えなかったデータを、研究開発者や生産管理者、経営層まで共有できるようになります。これにより、経営層はリアルタイムで状況を把握し、意思決定に活用できます。
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共通のデータ基盤構築
異なるデータソース、複数の制御システム、情報サイロ、非標準的な命名規則が、わかりやすい単一の情報ソースで統合されます。それにより企業のレベルに対応した共通のデータ基盤を作成します。
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遠隔監視の実現
PI Systemを利用すれば、リアルタイムでのトレンドを簡単に本社や自宅から見ることができます。そのため遠隔での対応指示や、非常時にも迅速に対応が可能です。
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PI Systemの特徴
多種多様な機器とのインターフェース
設備とコネクトする450種類以上のインターフェースを持っています。これにより、さまざまな設備やセンサーからデータを収集し、データインフラを構築することが可能です。
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大量データの圧縮・保存
あらゆる種類、規格の設備、センサーデータを収集し、独自の方式で圧縮してデータベースに格納するため、必要なデータのみを保存してITリソースの抑制が可能です。
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Webアプリによるデータの可視化
リアルタイムデータ、各種設備情報を紐づけ、設備に関連する情報を可視化することができます。これにより、場所を問わずデータにアクセスでき、業務の効率化に貢献します。
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ERPや基幹システムとの連携
PI SystemはERPやさまざまな基幹システムと連携できるインターフェースライブラリを持っています。そのため、収集したデータを統合し、データ活用や業務プロセスの最適化が可能になります。
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宇部情報システムのPI System導入支援
公式パートナー契約の締結
AVEVA社と正式なパートナー契約を締結しております。ソリューションプロバイダー(SSP)の契約を結んでおり、お客様に包括的なサービスとサポートを提供できる体制を整えています。
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多くの導入・利活用を支援
これまで多くの企業での導入、利活用を加速させるためのエンジニアリング業務をご支援しております。これらの実績を基に、お客様に対して最適なご提案が可能となっています。
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ワンストップでのサービス提供
設備をつなぐ部分からデータの利活用まで、すべてをワンストップで提供できる体制を整えています。そのため、複数の業者とやり取りする手間を省き、スムーズにプロジェクトを進めることができます。
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導入後の利活用サポートの充実
PI Systemは導入するだけでは真の効果を発揮しません。ネットワークやセキュリティ環境の調整、システム設計、予算に合わせた導入計画など、細かな部分までサポートいたします。
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PoC(概念実証)からの段階的な導入
大規模なシステムでになるので、PoC(概念実証)としてミニマムで試してみることを推奨しています。これにより実際の効果を実感しつつ、段階的に導入を進めることが可能です。
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予兆保全システムとの連携
SAILESSとは
SAILESSとは正常時の製造運転データをAIに学習させることで、過去に経験していないトラブルを検知します。PI Systemをベースとした異常予兆検知システムの構築にはSAILESSが適しております。
「SAILESS」について詳しく見る
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PI System導入事例と効果
省エネ運転意識の向上とコスト削減
ユーティリティーの使用料と原単位をリアルタイムで提示することにより、オペレーターの省エネ運転意識を向上させる取り組みを行いました。結果、年間で約3,000万円のコスト削減効果を実現しました。
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トラブル原因究明と事故未然防止への貢献
熱交換器においてトラブルが発生した際、データ解析を活用して原因を究明し、未然に防ぐ対応を実施しました。今後年間約2,500万円の損失をゼロに抑える効果を見込んでいます。
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最適操作とスチーム削減の実現
過去データと現在値から製品濃度を算出し、最適な還流比操作による、スチームの削減させる取り組みを行いました。結果、年間で約1,500万円のコスト削減効果を実現しました。
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運転最適化と省エネ効果
品質管理データと運転データの連携による運転の最適化しました。結果、生産量アップと原料原単位の改善につながり、年間約1,300万円の効果を実現しました。
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PI Systemのシステム構成
データの圧縮・保存|PI Data Archive
センサーが取得した時系列データは、PI Point単位で管理され、OSIsoft社独自のデータアーカイブ技術により圧縮されてデータベースに格納されます。そのため、ITリソースの抑制が可能です。
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データの管理・アセット化|PI Asset Framework
特別なプログラミング不要で、アセットを中心にセンサーデータを紐付けてデータベースに格納できます。アセットテンプレートを利用すれば、同タイプの設備に自動で同じ属性情報を付与可能です。
PI Asset Frameworkについて詳しく見る
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データ分析|PI Asset Framework
センサーデータを基に演算を行い、その結果をデータベースに登録可能。さらに、AIや機械学習で得られた数学モデルにセンサーデータを適用し、予測値をリアルタイムデータと同様に取り扱うことも可能です。
PI Asset Frameworkについて詳しく見る
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データ閲覧|PI Vision
ブラウザ上でリアルタイムデータ、設備データ、分析結果を可視化し、ユーザーが自由にダッシュボードを作成できる環境を提供。指定した期間での高速データ取得や線形補間によるデータ可視化が可能です。
PI Visionについて詳しく見る
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