KnK株式会社は、プリント基板にリード付き部品を自動挿入するDIP工程(デュアルインラインパッケージ工程)向けに、2機種の部品自動挿入機を提供しています。
ラジアル部品挿入機 KCN-10とアキシャル部品挿入機 KC-AWはいずれも挿入精度0.01mm・MES規格(Manufacturing Execution System)準拠を実現しており、省スペース・省電力設計でありながら新品での導入が可能です。
旧型設備の更新コストに課題を抱えるお客様に対し、イニシャルコストを大幅に抑えた選択肢を提供します。国内フルサポート体制を整え、導入から稼働後まで安心してご利用いただけます。
KnKの部品自動挿入機が選ばれる理由
高精度0.01mmの自動挿入
プリント基板の穴径は一般的に1mm程度で、リード線径0.5〜0.6mmの部品を挿入するには片側で約0.2mmの精度が求められます。KnKの部品自動挿入機は、カメラで挿入穴のセンター位置を認識し、0.01mmの精度で部品を挿入します。この精密な位置検出により、厳しい公差を求められるDIP工程にも安定して対応します。
挿入エラーが発生した場合は、エラーが生じたポジションを機械が記憶し、自動でリカバリー動作(再挿入)を実行するオートリカバリー機能を搭載しています。


省スペース・省電力設計
本体寸法はコンパクトに設計されており、設置スペースを効率的に活用できます。KCN-10はL1570×W1570×H1600mm、KC-AWはL1800xW1800xH1600㎜(本体)と、生産ラインへの組み込みに配慮したサイズです。
消費電力についても省電力化を実現し、ランニングコストの削減に貢献します。ラジアル部品挿入機とアキシャル部品挿入機をセットで導入する場合も、2台合計で省スペースな生産ラインを構築できます。
MES規格準拠で上位システムと連携
KCN-10・KC-AWはともに、MES規格(Manufacturing Execution System)に準拠しています。MES規格は、生産管理システムなど上位システムとの通信を統一するために業界で整備された標準規格です。この規格に対応しているため、既存の生産ラインや他社装置との混在環境においても、上位システムとのスムーズな連携が可能です。
新規ラインへの組み込みはもちろん、既存ラインの設備更新においても、上位システムとの接続をスムーズに進めることができます。

ACサーボモータ駆動で部品へのストレスを抑制
アキシャル部品挿入機 KC-AWは、ヘッド・XY・キャリア軸のすべての駆動部にACサーボモータを採用しています。部品の形状・高さ・径に応じてパラメータを個別に設定できるため、挿入時に部品へかかる衝撃を最小限に抑えることができます。
一定の力で挿入すると部品の形状差によりストレスが生じ、経年変化で部品破損や半田剥がれなどの品質トラブルを招く場合があります。KC-AWのACサーボモータ駆動はこうしたリスクを抑え、長期にわたって安定した品質を維持します。
国内フルサポート体制
KnKは国内メーカーとして、据え付けからトラブルシューティング、保守部品供給までフルサポートを提供します。取扱説明書やマニュアルは分かりやすく整備され、操作パネルも直感的に扱える設計です。国内のエンジニアが迅速に対応できる体制を整えています。
消耗部品を除く2年間の製品保証(メーカーとの契約に基づく)を提供しており、導入後も安心して装置をご利用いただける環境を整えています。

製品ラインアップ
ラジアル部品挿入機 KCN-10
ラジアル部品挿入機 KCN-10は、コンデンサ・LED・トランジスタ・タクトスイッチなどのラジアルテーピング部品を対象とした挿入機です。シーケンス方式の部品供給部を採用しており、挿入順にしたがって最大10種類の部品を自動で供給・挿入します。


| 対象電子部品 | ラジアルテーピング部品 テーピング送りピッチ12.7/15.0㎜ 部品高さ:Max23㎜ 部品直径:Max13㎜ リード線径0.4〜0.6㎜(OP 0.8㎜) |
|---|---|
| 部品搭載数 | 10種類(シーケンス方式) |
| 挿入ピッチ | P=2.5 3.5 5.0 7.5 10.0㎜から選択 オートリカバリー機能付き |
| 電源 | 単相200〜220V 50/60Hz 0.6kw |
| 設備寸法 | L1570×W1570×H1600mm |
アキシャル部品挿入機 KC-AW
アキシャル部品挿入機 KC-AWは、抵抗などのアキシャルテーピング部品を対象とした挿入機です。シーケンス方式で最大20種類の部品に対応し、ジャンパー線リールのセットによりジャンパー線の挿入も可能です。


| 対象電子部品 | アキシャルテーピング部品 ボディ長:3〜16㎜ ボディ径:0.6〜4.0㎜ リード線径:0.4〜0.8㎜ |
|---|---|
| 部品搭載数 | 20種類(シーケンス方式) |
| 挿入ピッチ | 5〜24mm可変可能 オートリカバリー機能付 |
| 電源 |
単相200〜220V |
| 設備寸法 | L1800xW1800xH1600㎜(本体) L1800xW3400xH1600㎜(供給部含む) |
用途例

コンセント・照明・電源機器の基板製造
コンセント関連機器・照明機器・電源部品など、アナログ回路を用いた機器の基板製造には、チップ部品への移行が進む現在においても、リード付き部品を用いたDIP工程が継続して使われています。KnKの部品自動挿入機は、こうした製品の基板製造工程に適しており、既存のDIP工程ラインを持つ電子機器メーカーの設備更新・新規導入に対応します。
EMSメーカーの生産ライン
基板実装を専業とするEMSメーカー(Electronics Manufacturing Service)では、複数の挿入機を並べた量産ラインへの導入が想定されます。旧型の挿入機を複数台稼働しているEMSメーカーが、イニシャルコストを大幅に抑えながら全ラインを新品機に更新する選択肢として、KnKの部品自動挿入機は有力な候補となります。
小型〜大型のラジアルテーピング部品を扱う複数ラインにも対応可能で、ラインの規模や構成に応じた導入計画をご相談いただけます。
搬送装置との組み合わせ
KnKが取り扱うSMT搬送装置(基板コンベア・ローダー・アンローダー)と組み合わせることで、挿入機と搬送装置を一体化した生産ラインを構築できます。省スペースな装置同士をまとめて導入することで、ライン全体のフットプリントを効率的に抑えることができます。
挿入機と搬送装置の調達・サポート窓口をKnKに一本化できるため、設備管理の手間も軽減します。
導入の流れ
お問い合わせから機種のご提案、デモ機での確認、導入・アフターサポートまで一貫対応
お問い合わせ・ご相談
まずはお問い合わせフォームからご連絡いただくか、資料をダウンロードしてご確認ください。現在の生産ライン・設備状況をお知らせいただくことで、最適な機種・構成をKnKが提案します。
デモ機による確認
KnKではデモ機をご用意しています。実機による動作確認・検討が可能ですので、導入前に装置の仕様・動きをご自身の目でお確かめいただけます。
導入・据え付け・アフターサポート
KnKのエンジニアが据え付けから稼働確認まで対応します。導入後もトラブル対応・保守部品供給を継続してサポートします。
KnKについて
事業内容
KnK株式会社は、自動機の設計製作を出発点として、基板搬送装置(SMTコンベア・ローダー・アンローダー)の開発・カスタマイズ・販売を主力事業として展開してきました。基板搬送装置はKnK製品として企画・展開し、埼玉・静岡(掛川)の自社工場でお客様の仕様に合わせてカスタマイズしたうえで納品するという体制が事業の柱となっています。
現在の取り扱い製品は、基板搬送装置を中心に、部品自動挿入機・X線チップカウンター・レーザーマーキング装置・X線検査装置など、SMT(表面実装)工程およびDIP工程に関わる多様な装置を網羅しています。
なかでもX線チップカウンターは国内で広く採用されており、チップカウンターの分野でも確かな実績を築いています。少子高齢化・省人化ニーズの高まりを背景に、ものづくり現場の自動化・データ連携に向けた製品展開を積極的に進めています。

国内外の拠点
国内は本社(千葉)を中心に、埼玉・静岡(掛川)・大阪の複数拠点を展開しています。埼玉・静岡の工場では装置のカスタマイズ対応を行い、お客様の要件に応じた仕様での納品を可能にしています。
海外は韓国・中国(深セン)を中心に現地法人を持ち、お客様の事業展開に合わせて東南アジアにも対応します。国内拠点での日本語サポートと海外拠点の連携により、グローバルに事業を展開するお客様にも幅広く対応できる体制を整えています。
会社概要

| 企業名 | KnK株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 〒264-0028 千葉県千葉市若葉区桜木6-20-5 |
| 設立年月 | 2017年 |
| URL | https://knk-kk.jp/ |