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業務用スポットクーラー | 選び方・メーカー(販売企業)・製品一覧

業務用スポットクーラーは、冷凍サイクルで空気から熱を奪い、冷えた風を特定の場所へ送る機器です。空間全体の温度を保つ空調設備とは異なり、作業者の周囲や設備・製品といった限られた範囲を冷やす目的で、工場や倉庫、半屋外の作業場などに導入されます。排熱の処理方法、冷却能力と吹出口の数、電源の種別、設置に必要なスペース、結露水の処理方法によって機種が分かれます。

本ページでは、業務用スポットクーラーのメーカーや関連製品を掲載しています。また、暑さ対策に使う他の機器との違い、冷却する対象と使用期間による区分、排熱の処理方法、冷却能力と吹出口の選択、電源と設置スペースの条件、設置環境の温度と屋外での使用、運用と管理で確認すべき点などを解説します。

業務用スポットクーラーの選び方

冷却する対象と使用期間:作業者を冷やすか設備・製品を冷やすか、夏季だけ使うか通年で使うかによって対象となる機種が変わります。

排熱の処理方法:排熱を設置した空間に出すか、排気ダクトや室外機で屋外へ逃がすかによって、空間の温度への影響が変わります。

冷却能力と吹出口の数:必要な能力は冷やす範囲の広さと冷却する対象の数から決まり、冷やしたい場所が離れて複数ある場合は吹出口の数で対応します。

電源と設置スペース:確保できる電源が単相100Vか単相200Vか三相200Vかで選べる能力の範囲が決まり、使える床面積によって床置形と天井吊形のどちらが対象になるかが分かれます。

設置環境の温度と屋外での使用:機種ごとに定められた運転できる温度の範囲に設置場所が収まるかどうかと、屋外での設置に対応しているかどうかで使用の可否が分かれます。

結露水の処理方法:タンクに貯めるか、ドレンホースで排水するか、機器内で蒸発させるかは、排水の経路を設けられるかと運転する時間の長さで決まります。

冷媒を用いる機器としての管理:フロン類を冷媒に用いる機器には法令上の点検と記録が求められ、圧縮機の定格出力によって必要な点検の内容が変わります。

業務用スポットクーラーと暑さ対策に使う他の機器の違い

業務用スポットクーラーは、冷凍サイクルで空気から熱を奪い、冷えた風を特定の場所へ送る機器です。業界では業務用スポットエアコンとも呼ばれ、冷房専用の機種と、冷房と暖房を切り換えて使える機種の両方が含まれます。暑さ対策に使う他の機器とは空気を冷やす仕組みが異なるため、下げられる温度と湿度への影響が変わります。

暑さ対策に使う機器と冷やす仕組み

機器 空気を冷やす仕組み 適する条件
業務用スポットクーラー 冷凍サイクルで空気から熱を奪い、冷えた風を送る 限られた範囲の空気の温度を下げたい場合
気化式冷風機・冷風扇 水が蒸発するときに熱を奪う気化熱を利用する 送風に水分が加わることを許容できる場合
送風機・サーキュレーター 空気は冷やさず、風の流れで体感温度を下げる 気温が高すぎず、風を当てるだけで足りる場合
全体空調 冷凍サイクルで空間全体の空気を冷やす 空間を閉じられ、設置工事ができる場合

選択の起点になるのは、冷やしたい範囲が空間全体か限られた場所かという点です。空間全体を一定の温度に保つ必要がある場合は全体空調が対象になり、外気が流入する場所や作業者の周囲だけを冷やす場合は局所冷房の機器が対象になります。

冷却する対象と使用期間による区分

冷却する対象が人か設備・製品かによって、対象となる機種の系統が分かれます。

対人冷房と対物冷房

業務用スポットクーラーには、作業者を冷やす対人冷房向けの機種と、設備や製品を冷やす対物冷房向けの機種があります。対人冷房向けの機種では、同時に涼をとる人数を目安とした能力の区分が用いられます。複数の作業者に風を届ける場合は、吹出口の数が多い機種や首振り装置を備えた機種が対象になります。

対物冷房は、製品や制御装置など、温度を下げたい対象が決まっている場合の使い方です。どちらの用途で使うかによって対象となる機種が変わるため、選定の最初に決める項目になります。

冷房専用と冷暖房兼用

冷房専用の機種と、冷房と暖房を切り換えて使える冷暖房兼用の機種があります。夏季の暑さ対策だけに使う場合は冷房専用の機種が対象になり、冬季の寒さ対策にも同じ機器を使う場合は冷暖房兼用の機種が対象になります。

排熱の処理方法

冷やした熱をどこへ逃がすかが、空間の温度への影響と設置できる場所を決めます。

冷凍サイクルで空気を冷やす機器は、空気から奪った熱と消費した電力に相当する熱を排気側から放出します。この排熱を設置した空間にとどめると、冷やした分を上回る熱が空間に加わるため、風が当たる範囲は涼しくなっても空間全体の温度は下がりません。

排熱の処理方法と適する条件

処理方法 排熱の行き先 適する条件
一体形(室外機の機能を本体に内蔵した形式)をそのまま使う 設置した空間 外気が入る半屋外や、排熱が拡散する広さのある場所
一体形に排気ダクトを接続する ダクトの先の屋外や別の空間 屋外に通じる開口部が近く、ダクトを短く配管できる場所
セパレート形(室外機を分離した形式)を使う 屋外に設置した室外機 排熱を設置した空間に出せず、室外機を置ける場所

排気ダクトを使う場合は、延長できる長さに機種ごとの上限があり、折れや潰れがあると排熱が流れにくくなります。機器を置ける位置から開口部までの距離が上限を超える場合は、セパレート形が対象になります。

冷却能力と吹出口の選択

必要な冷却能力は、冷やす範囲の広さと冷却する対象の数から決まります。

冷房能力の表示と実際に得られる能力

冷房能力は、単位時間あたりに取り除く熱エネルギーを表すkWで示されます。カタログに記載される定格の能力は、定められた測定条件のもとで測った値です。設置場所の温度や湿度が測定条件から離れると、実際に得られる能力は定格の値と変わります。

吹出口の数と風の届く範囲

吹出口が1つの機種から複数の機種まであり、冷やしたい場所が離れて複数ある場合は吹出口の数で対応します。首振り装置を備えた機種は、1つの吹出口で風を当てる範囲を広げられます。風が届く距離は機種によって異なるため、機器を置ける位置から冷やしたい場所までの距離を先に測ると、検討する対象が絞れます。

電源と設置スペースの条件

設置場所で確保できる電源と、機器を置けるスペースが、検討できる機種の範囲を先に絞ります。

電源の種別

電源には単相100V、単相200V、三相200Vがあります。単相100Vの機種は一般的なコンセントから使えるため、電源を新たに引く工事を伴わずに導入できます。冷却能力の大きい機種は三相200Vを必要とするため、確保できる電源の種類によって選べる能力の範囲が決まります。

床置形と天井吊形

床置形と天井吊形があります。床置形にはキャスターを備えて移動できる機種があり、レイアウトが変わる場所や一時的に使う場所に向きます。天井吊形は床面積を使わないため、作業動線を確保したい場所に向きます。

設置環境の温度と屋外での使用

機器には運転できる温度の範囲が定められており、設置場所がその範囲から外れると使えません。

温度と湿度の条件

機種ごとに、運転できる周囲の温度の範囲が定められています。範囲の上限を超える環境では運転できず、上限に近い環境では機器からの放熱が進みにくくなるため、得られる冷却能力が下がります。湿度の高い場所では、空気を冷やしたときに生じる結露水の量が増えます。

屋外と半屋外での使用

屋内での使用を前提とした機種と、軒下や屋外での設置を想定した機種があります。屋外で使う機種には水の飛沫に対する保護等級が示されるため、等級と使用の条件を機種ごとに確認します。

運用と管理で確認すべき点

導入後に手間として現れるのは、結露水の処理と、冷媒を用いる機器としての法令上の管理です。

結露水の処理方法

空気を冷やすと結露水(ドレン水)が生じるため、機種ごとに処理の方法が定められています。

結露水の処理方法と運用上の条件

処理方法 運用 適する条件
タンクに貯める 満水になると排水する。満水を検知して運転を止める機種がある 排水の経路を設けられず、連続して運転しない場所
ドレンホースで排水する 排水先まで配管すれば、排水の作業がいらない 排水先を確保でき、機器を動かさない場所
ノンドレン方式 結露水を熱交換器の熱で蒸発させ、排気と一緒に排出する 排水の経路を設けられず、連続して運転する場所

ノンドレン方式でも、湿度の高い場所では結露水が機器内で蒸発しきらず、排水が必要になる場合があります。設置場所の湿度と運転する時間を合わせて判断します。

冷媒を用いる機器としての管理

業務用スポットクーラーは、フロン類を冷媒に用いる業務用の冷凍空調機器として、フロン排出抑制法の第一種特定製品にあたります。機器を使用する管理者には、点検の実施と、点検や冷媒の充填・回収の記録の保存が求められます。すべての第一種特定製品を対象とする簡易点検に加え、圧縮機に用いられる電動機の定格出力が一定以上の機器では、有資格者による定期点検が必要になります。

まとめ

  • 業務用スポットクーラーは冷凍サイクルで空気を冷やし、冷えた風を限られた範囲へ送る機器である
  • 排熱の行き先によって空間の温度への影響が変わるため、設置場所から処理方法を決める
  • 必要な冷却能力は、冷やす範囲の広さと冷却する対象の数から決まる
  • 確保できる電源の種別と機器を置けるスペースが、検討できる機種の範囲を先に絞る
  • 機種ごとに運転できる温度の範囲が定められており、設置場所がその範囲に収まることが使用の前提となる
  • 結露水の処理方法と、冷媒を用いる機器としての法令上の管理が、導入後の運用の手間を決める

業務用スポットクーラー ひえっぴ~™

業務用スポットクーラー ひえっぴ~™

一般的な100V電源で稼働する強力な業務用スポットクーラー

COOL FAN SPOT mini ひえっぴ~™は、100V電源で使える2口タイプの強力スポットクーラーです。 風速15m/s・最大風到達距離約20mの直進性の高い風により、「風を感じられる」冷却を実現し、工場・倉庫から半屋外、イベント会場まで幅広い現場の熱中症対策に貢献します。目玉のような吹出口と笑顔の愛嬌あるフェイスが特徴で、イベント会場でも装飾を施すことなくそのまま設置できます。

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業務用スポットエアコン ひえっぴ~™ LX

業務用スポットエアコン ひえっぴ~™ LX

約50m先まで風を届ける、冷暖房対応の業務用スポットエアコン

COOL FAN SPOT ひえっぴ~™ LXは、大口径の2つの吹出口から約50m先までパワフルな風を届ける業務用スポットエアコンです。 冷房と暖房の切換に対応し、設置工事は不要です。夏の熱中症対策から冬の寒さ対策まで、一年を通して現場の環境改善に活躍します。

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中日産業株式会社担当より回答いたします。

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