電子基板の検査・はんだ付けにおける拡大観察のための工業用マイクロスコープの活用
手を入れて作業できる作動距離と、微細な検査に応える高倍率・高画質の両立
課題
多品種少量の電子基板では人手による検査や手作業が欠かせず、手元の作業スペースの確保が課題となります。
解決策
作動距離を確保しながら高倍率・高画質で観察できるため、手を入れて作業しつつ検査も行えます。
期待効果
検査と手作業を同じ環境で進められ、確認のしやすさと作業効率の向上が期待できます。
電子基板の検査とはんだ付け作業
電子基板の検査やはんだ付けの現場では、基板上の微細な部品や接合部を拡大して確認しながら作業を進めます。工業用マイクロスコープは、部品の取り付け状態やはんだの仕上がりを目視で確認する外観検査に用いられます。
さらに、検査だけでなく、はんだ付けや磨き、バリ取りといった手作業の場面でも活用されます。作業者はモニタに映した拡大映像を見ながら、手元で基板や部品を扱います。検査と細かな手作業を同じ環境で進められる点が、この用途の特徴です。

電子基板の検査・実装における課題
電子基板の検査では、画像処理による自動検査が広く使われています。一方で、品種ごとに形状や仕様が変わる多品種少量生産では、品種に応じた設定や調整が必要となり、自動検査だけでは対応しきれない領域が残ります。そのため、人の目による検査や、はんだ付けなどの手作業が欠かせません。

自動検査が難しい領域
多品種少量生産では、品種が変わるたびに検査の条件を見直す必要があり、自動検査の運用が負担になりやすい領域です。結果として、最終的な良否の判断や微細な部位の確認は、人の目視に頼る場面が多く残ります。
手元の作業スペースの確保
検査に加えて、はんだ付けや磨き、バリ取りといった手作業も人が担います。拡大して観察しながら手を入れて作業するには、観察機器と対象物の間に十分な距離と空間が必要ですが、倍率を上げると一般にこの距離は短くなり、確保しにくくなります。
斉藤光学のマイクロスコープによる解決
手を入れて作業できる作動距離
斉藤光学のマイクロスコープには、作動距離(被写体からレンズ先端までの距離)を広く取れる機種があります。
たとえばSKM-V300B-FHDは×10倍時に作動距離305mmを確保し、低倍率での観察と手元作業の両立に適しています。さらにロングワークタイプのSKM-V400B-FHDは×15〜×50の倍率帯で作動距離139〜338mmを実現し、モニタを見ながらのはんだ付け作業などに適しています。
また、ズーム式のSKM-Z300C-FHD2は、作動距離88mmを確保し、全体から細部まで観察できます。手元に十分な空間が生まれ、観察しながら手を入れて作業しやすくなります。
作動距離と画質の両立
作動距離を確保すると倍率や画質が犠牲になりがちですが、斉藤光学の製品は距離を確保しながら高倍率・高画質を実現します。フルハイビジョン対応のカメラにより、はんだの仕上がりや微細な部品の状態を鮮明に観察できます。
斉藤光学のマイクロスコープ活用による期待効果
斉藤光学のマイクロスコープを活用することで、電子基板の検査やはんだ付け作業において以下の効果が期待できます。
検査と手作業を一台で
作動距離が確保されることで、外観検査からはんだ付け、磨き、バリ取りといった手作業まで、同じ観察環境で進めやすくなります。工程ごとに機器を持ち替える手間を抑え、検査と手作業を連続して行える運用が見込まれます。
確認のしやすさと作業効率
高倍率・高画質により、微細なはんだ部や部品を鮮明に確認しながら作業できます。モニタに拡大表示することで、目への負担を抑えつつ確認のしやすさが高まり、検査と手作業の効率向上が期待できます。
関連製品・サービス
高画質・高品質な斉藤光学のマイクロスコープ
斉藤光学は、自社開発した高画質で追従性の良いデジタルマイクロスコープを販売しています。
モニタやPC上に高品質な映像として表示することで、作業者の身体的疲労・負荷を低減させ、検査精度や品質の向上に貢献します。