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PRESENTATION

旭化成の再生セルロースが持つ可能性

PRESENTER

旭化成株式会社

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ベンベルグ事業部

旭化成の再生セルロースとは?

天然素材を再生した「再生セルロース」には様々な種類がありますが、旭化成の再生セルロースは、世界で唯一、銅アンモニア法という製法で作られています。綿実油の生産時に副産物として発生するコットンリンターを原料とし、1931年より生産を開始しました。

さまざまな形に加工が可能で、アパレル向け繊維「ベンベルグ®」、長繊維不織布「ベンリーゼ®」、医療向け除去フィルター「プラノバ®︎」など、幅広い分野で使われています。非晶領域が多いため、染料などの分子を吸尽しやすく、また化学修飾や機能性材料との複合がしやすいなど利点があります。

(図:土に埋めると堆肥化する。夏の条件下(温度35度/湿度80%)では約2か月で重さが半分になる)

また、天然素材であるコットンリンターを100%原料として作られているため、生分解性があり、土に埋めると堆肥化します。サステナビリティという観点からも需要のある素材です。

環境への取り組み

私達は製造過程において、環境に配慮した取り組みを続けています。

例えば延岡のベンベルグ工場では、産業廃棄物を出さない「ゼロ・エミッション化」に取り組んでおり、繊維くずは工場の発電に再利用するなどして徹底した結果、2016年度のゼロエミッション率は99.8%を達成しました。

同時に自社発電設備での水力発電・バイオマス発電などによる再生可能エネルギーも4割に上っており、今後も自社発電設備の能力増強を予定しています。

旭化成の社会貢献

旭化成は、グループ理念に「世界の人びとの “いのち”と“くらし”に貢献します」を掲げ、社会課題の解決への貢献を重ねています。

社会貢献への取り組みの一例として、ベンベルグ®のインドでの活動をあげます。

ベンベルグ®は、サリーやデュパタなどの高級な民族衣装用繊維として、インドで40年以上親しまれています。ベンベルグ®の原料であるコットンリンターは、綿実油を生産するオイル工場から購入しています。

インドは世界有数の綿花の生産国でありながらコットンリンターを製造する設備を所有するオイル工場は少なく、また品質管理技術も十分ではありませんでした。

結果として綿実油には多くの不純物が含まれ、品質も劣り、また適切な設備があれば得られるはずの、コットンリンターや殻という貴重な副産物が活用されていないという状況でした。

そこでインドの複数のオイル工場に対して、旭化成からコットンリンターの製造に必要な設備や分析機器を無償貸与し、技術指導も行いました。

この取り組みを開始した2010年から2019年の間に、旭化成がインドから購入するコットンリンターの量は約3倍となっただけではなく、インドのオイル工場では純度の高い綿実油生産が可能となり、収益増と技術力向上に貢献しました。また同時にコットンリンターなどの販売という、新たな収入源の開拓にもつながりました。

さらに生地生産者への技術支援や、学生教育支援を行い、これらの活動が評価され、2016年からは国連開発計画(UNDP)が主導するビジネス行動要請(BCtA)に参加しました。

今後も旭化成のセルロースが展開する様々な業界において、それぞれに求められる社会貢献を行っていきます。

アパレル、医療に限らない!再生セルロースが秘める今後の可能性

旭化成のセルロースは様々な製品に形を変え、人びとの“いのち”と“くらし”に貢献することで、発展してきました。今後も再生セルロースの新たな可能性を開拓し、より良い持続可能な社会につなげていきたいと思っています。

現在は、銅アンモニア法再生セルロースの特長を活かし、MOF(金属有機構造体)やナノ粒子との複合体、マイクロファイバーなどの研究開発を進めており、既存の商流・用途に捕らわれない、新たなニーズを模索しています。

副産物から生まれ、土に還る特長をもち、サステナビリティの観点からも需要が高い再生セルロースとして、これからもアパレルや医療など既存の領域に留まらず、さらに幅広い分野で、新たな製品はもちろん、新たな社会貢献の扉も開いていきます。

企業・団体情報

企業名
旭化成株式会社 ベンベルグ事業部
所在地
〒100-0006
東京都 千代田区有楽町 1丁目1番2号 日比谷三井タワー
設立年月
1931年5月
従業員規模
501名以上
URL
https://www.asahi-kasei.com/jp/