美術館の展示照明における作品本来の色再現のための高演色LED電球の活用
太陽光の下で見たような本来の色彩で展示作品を見せる高演色照明の実現
課題
一般的な青色LEDベースの照明ではスペクトルに欠落があり、作品本来の色を正確に再現しきれません。
解決策
紫色LEDによるフルスペクトルの光で、作品本来の色彩を太陽光の下のように再現します。
期待効果
作品本来の色彩が正確に伝わり、鑑賞者が作品の魅力をそのまま受け取れる鑑賞環境につながります。
美術館での絵画・美術品の展示照明
美術館では、所蔵する絵画や彫刻、工芸品などの展示作品を鑑賞者に見せるために、展示照明が用いられます。展示作品の照明に求められるのは、作品が本来そなえている色彩を、鑑賞者がそのまま受け取れる光です。
展示する作品は企画展や常設展で入れ替わり、作品ごとに色合いや素材も異なります。そのため、照らす対象に応じて明るさや光のあたる範囲を調整しながら、一点一点の見え方を整えていく作業が展示照明には伴います。

展示照明設計における課題
美術館の展示照明では、作品をどのような光で照らすかが鑑賞体験を大きく左右します。照明設計において、光の質や色の再現度(演色性)は空間の質を決める重要な要素です。LED照明が広く普及したあとも、この観点は変わらず、展示空間にふさわしい光をどう選ぶかが問われています。
色の再現度が問われる展示
絵画や工芸品などの展示作品は、その色彩そのものが作品の価値を形づくります。鑑賞者に作品本来の色を正しく届けるには、太陽光のもとで見たときに近い、自然で正確な色を再現できる照明が求められます。
一般的なLEDの色再現の限界
市場に広く流通する青色LEDをベースとした照明は、スペクトルに欠落があり、紫やシアン、赤といった色の再現に難点があるとされてきました。そのため、太陽光の下で見たときのような正確な色を表現することが難しい場合があります。
高演色LED電球 SORAAによる解決
紫色LEDによるフルスペクトル再現
SORAAは、青色LEDではなく紫色LEDを光源に用いる高演色LED電球です。紫色LEDの光で赤・緑・青の蛍光体を励起することで、青色LEDでは再現が難しかった可視領域の全スペクトル(フルスペクトル)を含んだ自然な白色光を作り出します。これにより、紫やシアン、赤までを含む幅広い波長の光で、展示作品が本来そなえている色彩を、太陽光の下で見たように再現します。
GaN on GaNによる高演色
SORAAのLEDチップは、窒化ガリウム(GaN)系半導体を同じ窒化ガリウム基板上に積層する GaN on GaN 技術によって作られています。従来の方式と比べて結晶品質が高い構造です。この技術を基盤として、SORAAの各ランプは色の再現性を表す演色評価数(CRI)で95という高い値を実現しており、色再現を重視する展示空間に適した光を提供します。
展示に合わせた配光・色温度の調整
展示作品や空間に応じて光を最適化できる点も、SORAAの特長です。スナップシステム(SNAP SYSTEM)と呼ぶマグネット式のアクセサリーを発光面にワンタッチで装着することで、ビーム角や色温度を変更できます。作品の大きさや配置に合わせて光のあたる範囲を絞り込んだり、空間の雰囲気に合わせて色温度を調整したりといった対応が、現場で手軽に行えます。
SORAA活用による期待効果
SORAAを活用することで、美術館の展示照明において以下の効果が期待できます。
作品本来の色彩の忠実な再現
フルスペクトルの自然な光により、絵画や工芸品が持つ繊細な色合いを、太陽光の下で見たときに近い状態で再現できると見込まれます。鑑賞者に作品本来の色彩を届けやすくなり、展示作品の魅力を正確に伝える鑑賞環境につながります。
展示に応じた柔軟な照明調整
スナップシステムによって配光や色温度を現場で調整できるため、企画展ごとに変わる展示内容や、作品の配置に合わせた照明づくりに柔軟に対応できると期待できます。灯具を入れ替えることなく見せ方を整えられるため、展示替えにかかる手間の軽減にもつながります。
関連製品・サービス
SORAA LED照明 (ソラ)
SORAAの電球は、紫色LEDという特殊なLEDを採用することにより、従来から市場に流通している青色LEDを使用した電球では実現が難しかった、「目に見えるすべての色を含んだ自然な光」を創り出すことに成功しています。
SORAAの光の圧倒的な演色性(色の再現度)は、日本はもとより世界中の美術館や博物館、ブランドショップ、高級飲食店で高い評価を得ております。