ヤシックスモールド|ヤシカサパルプ配合パルプモールド
丸みも曲線も自在に成形。アブラヤシ空果房(ヤシカサ)をアップサイクルしたパルプモールド
ヤシックスモールドとは
ヤシカサパルプを配合
ヤシックスモールドは、アブラヤシから油を搾った後に生じるヤシカサを原料として活用したパルプモールドです。ヤシカサは、ボイラーの燃料や肥料として有効活用されることもありますが、廃棄されているものも少なくありません。
クラウン・パッケージでは、このヤシカサをパルプ化してパルプモールドの原料に配合することで、アップサイクル素材として活用しています。通常のパルプモールド製造で使用される木材パルプの使用量を削減でき、森林資源の節約にも貢献します。
製造工程
ヤシックスモールドの製造工程は、大きく3つのステップで構成されています。
- パルパー工程:ヤシカサを水と混ぜて液状にし、パルプ化します
- 成形工程:パルプを金型でプレスして成形します
- 完成工程:加熱してプレスし、乾燥させて完成します

ヤシックスモールドが選ばれる理由

組み立て不要で作業効率を改善
ヤシックスモールドは、成形された状態でスタッキング(積み重ね)して納品されます。使用時の組み立て作業が不要となり、中身を複数入れるアソート品などでも商品を収めるだけで梱包が完了します。
紙の組箱で同様の仕切りをつくろうとすると、複数のパーツを組み立てる作業が発生し、手間と時間がかかります。特に短期間で大量の梱包作業が求められる場合や、人手不足の現場では、組み立て作業を大幅に削減できることが大きなメリットとなります。
紙では難しい形状にも対応
ヤシックスモールドは、紙では再現が難しい形状にも対応できます。丸みを帯びた形状や曲線、多角形など、立体的で複雑な造形が可能です。
紙の仕切りでは、円筒状の容器にフィットするくぼみをつくったり、キャラクターのシルエットのような自由な形状を再現したりすることは困難です。ヤシックスモールドは金型成形のため、こうした形状にも柔軟に対応でき、製品をしっかりと保持しながら見栄えのよいパッケージを実現します。
パームヤシックス製パッケージとの組み合わせ
クラウン・パッケージでは、ヤシックスモールドと同じヤシカサパルプを配合した紙「パームヤシックス」を使ったパッケージも製造しています。外箱にパームヤシックス製のパッケージ、仕切りにヤシックスモールドを使用することで、同一原料による統一感のある風合いを実現できます。
パルプモールドは成形品のため印刷ができないという課題がありますが、パームヤシックス製の外箱と組み合わせることで解決できます。外箱には鮮やかな印刷を施してブランドや商品をアピールし、中の仕切りはヤシックスモールドにして商品を保護します。デザイン性と機能性を両立したパッケージ提案が可能です。

オーダーメイドで製品にフィット
ヤシックスモールドは、既製品の型から選ぶスタイルではなく、製品のサイズや形状に合わせてオーダーメイドで製作します。製品にぴったりフィットする仕切りやトレーをつくることで、輸送時の保護性能と開封時の見栄えを両立できます。
クラウン・パッケージでは、3Dプリンターによる試作にも対応しており、量産前に形状や収まりを確認することが可能です。きめ細かなフォローアップ体制で、要望に沿ったパッケージづくりをサポートします。
用途例
化粧品・コスメ
化粧品のチューブや円筒状の容器にフィットする仕切りとして活用できます。丸みを帯びたやわらかいフォルムが高級感を演出し、ギフトセットにも適しています。
多角形の外箱とヤシックスモールドの仕切りを組み合わせることで、売り場で目を引く個性的なパッケージを実現できます。パームヤシックスなどのパッケージには印刷が可能なため、ブランドイメージを反映したデザインに仕上げられます。

ギフト・贈答品
缶や木箱でつくられていた従来のギフトパッケージからの切り替えにも対応可能です。パームヤシックス製の外箱と組み合わせることで、印刷による商品アピールと、モールドによる保護機能を両立した高級感のあるパッケージを提案できます。

食品
食品容器としてスクエアボウル型やクラムシェル型のラインアップもあります。耐油・耐水性能を備え(熱湯不可)、電子レンジでの加熱にも対応しています(オーブンは不可)。燃えるごみとして処理できる点も特長です。

関連製品・サービス
クラウン・パッケージのサステナブルパッケージ
株式会社クラウン・パッケージは、社会課題にさまざまなアプローチで対応する多彩なパッケージソリューションを提供しています。素材開発・印刷技術・形状設計の3つの強みを掛け合わせ、お客様の幅広い課題解決に貢献します。
独自開発のリサイクル・アップサイクル素材や、公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟の活動支援につながる社会貢献型素材、さらに薄さと強度を両立したマイクロフルートなど、高付加価値な素材を活用したパッケージ製作が可能です。また、多様な形状設計により、減プラ・脱プラを支援するパッケージのほか、店頭での作業効率化に貢献するシェルフレディパッケージング(SRP)も実現できます。