工場の停電対策向け太陽光発電自家消費システム|無瞬断の電力供給によるBCP対策
停電が発生しても生産ラインを止めない、事業継続を支える無停電の電力供給
課題
停電が発生すると、熱源を用いる工程の仕掛品ロスや生産ラインの停止で、工場の操業に大きな影響が出ます。
解決策
常時自立運転と無瞬断の電力切替により、停電時も系統から切り離して給電を継続します。
期待効果
停電時にも操業を続けられることで、仕掛品のロスや復旧の手間を抑え、事業継続の備えを強化できます。
工場の停電対策向け太陽光発電自家消費システム
生産を止められない工場では、停電時にも操業や重要設備への電力供給を続けることが求められます。停電が事業や設備に与える影響が大きいほど、平常時の省エネにとどまらず、事業継続計画(BCP)の一環として、非常時の電力確保まで含めた電源の備えが必要になります。
太陽光発電自家消費システムPV Oasisは、太陽光発電と蓄電池を直流のまま接続し、日中に発電した電力を工場内の設備やEV充電で自家消費します。使い切れなかった余剰電力は蓄電池に充電し、夜間など発電できない時間帯に放電します。この日常的な自家消費の運用をそのまま活かし、停電時には系統から切り離した自立運転で、太陽光発電と蓄電池から工場内へ給電を続けます。

停電時の事業継続における課題
生産設備と仕掛品への影響
停電は予告なく起こり、工場の操業に直接影響します。はんだ槽やリフロー炉など熱源を用いる工程では、加工の途中で電力が失われると、炉内の製品がすべて不良になるおそれがあります。設備が止まれば、製品の損失や再稼働までの生産停滞につながります。
ライン停止後の復旧と人員対応
一度生産ラインが止まると、再稼働には現状の確認が欠かせません。どこまで生産できていたかを見極めて仕掛品を再投入する手間が生じます。加えて、停電の長さや発生時間帯によっては、従業員を待機させるか帰宅させるかの判断も必要になります。
太陽光発電自家消費システム PV Oasisによる解決
常時自立運転により停電時の影響を受けない
一般的な太陽光発電システムは、停電が発生するとパワーコンディショナが一度停止し、自立運転モードへ手動で切り替える必要があります。一方、本システムは常時自立運転で稼働しているため、停電が発生した場合でも給電が途切れることなく、業務を継続することができます。
(※蓄電池残量および太陽光発電による電力が確保されている場合)
さらに、蓄電池の残量に応じて自立出力と買電電力を無瞬断で自動的に切り替え、安定した電力供給を継続します。
また、連系協議やRPR(逆電力継電器)などの連系用装置、キュービクルの改造も不要です。小規模から段階的に構成を拡張できるため、BCP対策として電源の備えを始めやすいシステムです。
壁面設置とPVマキシマイザー活用
自立運転を安定させるには、停電時に頼れる発電量の確保が欠かせません。PV Oasisは建屋の壁面(東面・南面・西面)にも太陽光パネルを設置でき、悪条件下でも発電量を最大化するPVマキシマイザーと組み合わせることで、季節を問わず発電の機会を広げます。たとえば東面のパネルは朝方から発電を始めるため、始業前の早い時間から自立運転を支える電力を得られます。

PVガードミャンによる遠隔監視
PV Oasisは、遠隔監視・制御システムPVガードミャンと連携できます。運転状況や蓄電池の残量をクラウド経由で監視でき、機器の停止などの異常を早期に把握できます。また、災害の発生が予想される場合には、蓄電池の一部を非常用として残す遠隔制御も可能で、停電に備えた運用を支えます。

PV Oasis活用による期待効果
生産停止と仕掛品ロスの回避
停電が発生しても給電が途切れないため、生産ラインを止めずに操業を続けられることが期待できます。熱源を用いる工程の仕掛品が不良になるリスクや設備の異常停止を避けられ、停電による製品の損失を抑えることにつながります。
復旧作業と人員対応の負担軽減
操業を止めずに済めば、停電後のライン再稼働に伴う現状確認や仕掛品の再投入といった復旧作業の負担を軽減できます。停電の長さや時間帯に応じた従業員の待機・帰宅の判断に追われることも避けやすくなり、現場の対応負荷を抑える効果が期待できます。
自家発電機に依存しないBCP
停電対策として自家発電機を備える方法もありますが、定期点検などの保守負担が伴います。PV Oasisは平常時から自家消費で稼働し、PVガードミャンによる遠隔監視で日々の保守を最小限に抑えられるため、自家発電機と比べた省力化が期待できます。自家発電機の設置が難しい小規模な工場でも、停電対策を取り入れやすくなります。
関連製品・サービス
PV Oasis|太陽光発電自家消費システム
PV Oasisは、太陽光発電と蓄電池を直流(DC)のまま接続し、発電した電力を効率的に自家消費・蓄電できる再エネ蓄電システムです。カーボンニュートラルへの取り組みが求められる中、CO₂排出量削減と電気料金低減を両立できるシステムとして注目されています。
ニプロンは「グリーンパワーで直流の世界を拓く」をミッションに掲げる電源メーカーです。PV Oasisの導入により、太陽光発電の自家消費、余剰電力の蓄電、停電時のBCP対応を一台で実現できます。