株式会社RYODEN(旧社名:菱電商事株式株式会社)
ロボセンサーを活用した振動計測システム
Ryoden Sensing Solutionの振動計測システムは「ロボセンサー」「計測ソフトウエア」「無線通信技術」という3つの要素が一体となった振動計測システムです。一般的な加速度センサーでは計測できない超低周波数帯域やAEセンサー同等以上の高周波数帯域に対応しています。
また、独自開発の計測ソフトウエアにより200kHzまで計測可能で、無線でデータを収集するシステムを構築することができます。
企業情報
株式会社RYODEN(旧社名:菱電商事株式株式会社)
Be a 未来-Creator as Your Partner
「真実は現場にある」・・お客様をはじめパートナーのビジネス領域に踏み込み、抱える課題をグローバルな視点で追求しソリューション提案できる企業となること、さらには当社もお客様と二人三脚のパートナーに加えていただくこと、これがRYODENの目指す姿です。
当社は、FA・冷熱・昇降機・半導体を事業の柱としてきましたが、現在はこれらに加えて植物工場事業、ヘルスケア事業を立ち上げ、さらにはモニタリングシステム、グローバル物流管理システム、エネルギー管理システムなどを電子タグ、カメラシステム、各種センサーとICT技術を駆使して事業化しています。また、未来のモビリティ社会に向けてMaaS、CASEといった分野で安心・安全なシステムの提供も始めるなど、新分野・新事業に積極的に取り組んでいます。
皆様へのソリューション提供を生み出す最大の原動力は、お取引先様をはじめとする2,000社を超えるパートナーネットワークです。多種多様な経験とノウハウを基に新商材・新技術・新システムを付加した新しいアイデアが生まれています。また、当社はアジアを中心に欧・米・メキシコまで至るグローバル展開を強みとしていますが、現地での販売活動とともに、最新の情報・技術・商材をRYODENグローバルネットワークで共有しており、あわせて推進エンジンとなっています。
未来を予測することはできませんが、未来を創造することはできます。
RYODENは進化を続け、皆様のパートナーとして未来を創造するお手伝いをさせていただきたいと願っています。
Ryoden Sensing Solutionの振動計測システムは、ロボセンサー技研社、アローセブン社との連携によって実現した、設備の予防保全における課題解決のために開発したソリューションです。 これまで計測することができなかった箇所の振動が可視化でき、予防保全を実現します。
Ryoden Sensing Solution 振動計測システムは、ロボセンサー / 計測ソフト / 無線通信という3つのコア技術によって構成されている独自のセンシングソリューションです。
ロボセンサー | ワイヤー状で細くしなやか、これまで設置困難だった場所に取り付けが可能で、超低周波数から高周波まで計測することができます。 |
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計測ソフト | ロボセンサーの特性を最大限に活かすべく開発した広帯域に対応した計測ソフトです。 計測データからの算出値 / 監視結果 / 端末の稼働状況をひとめで確認可能です。 |
無線通信 | FA無線通信分野で高い技術力とノウハウを有するアローセブン社の無線技術が、測定現場のリアルなデータを確実かつ安全に、お手元にお届けします。 |
ロボセンサー技研社のロボセンサーは、これまでの加速度センサーや振動センサーとは全く違う発想で作られた振動センサーです。
Ryoden Sensing Solution 振動計測システムは、ロボセンサーの有する下記3つの特徴を最大限に活かし、これまで難しかった計測を実現、幅広い用途での利用が可能です。
広帯域の周波数を取得可能 | ロボセンサーは、触感レベルの超低周波から機械故障に関わる音のような超高周波まで取得可能です。 したがってこれまで加速度センサでは計測できなかった帯域の計測を可能とします。 |
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様々な場所に設置可能 | 極細かつ柔軟で自由に変形できるため、局所はもちろん、広い領域のカバーも可能です。 また、耐水性・耐油性に優れているため、水(油)中測定も可能です。 |
ノイズを受けづらい | 従来の加速度センサーは、自身が機械的構造のため慣性ノイズを取り込みます。 一方、ロボセンサーは上下振動の影響を受けず、的確に機械振動だけを取得することが可能です。 |
協働ロボットでの活用事例 | 工場で活用されている協働ロボットは、狭い空間や、作業者の近くで動作したりすることもよくあります。 ワイヤー状のロボセンサーをロボットの先端部分に設置することにより、人や物に接触した際に、その衝撃を検知し、機械の安定稼働に繋げようという取り組みです。 |
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超音波洗浄機における洗浄プロセスのエビデンス取得 | 金属製の棒にセンサーを巻きつけ、洗浄機の水中に付けることで、超音波を計測します。 これにより、どの程度の超音波で洗浄したかという数値に基づいたエビデンスデータを出すことができるようになります。 これまで測定ができなかった40kHzの周波数を測定可能にすることにより、納品先メーカーにプロセスデータを提出し、明確な品質保証ができるため、さらなる信頼獲得に繋げようと取り組まれています。 |
モータの振動計測による異常振動の検知 | モータ上にセンサーを設置することで、モーターの振動を検出することができます。 正常なモータと破損しているモーターを同時に測定すると、その違いを視覚的に確認できる波形が得られます。 正常データをもとに閾値を設定することで、異常な振動を検知して、アラートを出すといった仕組みを構築することができるようになります。 |
3Dプリンタ機内の振動測定 | 3Dプリンタのような装置は、稼働部が多く、かつ狭い空間になるので、従来のセンサーでは設置が難しいケースが多くありました。 しかし、ロボセンサーは、細く軽く、自由に形状を変えることが可能なので、このような複雑な装置でも振動の計測が可能となり、装置内のモーターやファン等の摩耗や異常の検知が可能となります。 |
超大型プレス機械における振動計測 | 5,000トン級4連プレス機という超大型製造機械への活用事例です。 プレス機構上部サーボギアボックス、サーボダイクッションにロボセンサーを設置しました。 非常にノイジーな環境でも高い感度とダイナミックレンジを実現、このような過酷な環境下でも高精度計測が可能となった事例です。 |
ボルトの打音検査時の振動測定による欠陥検出 | ボルトの打音検査時の振動を測定することにより、欠陥の有無を計測データにより、特定することができた事例です。 ボルトのみならず、今後は金型の欠陥検査への活用も模索されています。 |
室内機/室外機の異音検知 | ある企業では、室内機 / 室外機の電源を入れた際の音が規定の範囲内か、異音はしないかという点を人間の聴力で検査していました。 広帯域の振動測定に対応したロボセンサーを取り付け、センサーデータを取得することにより、検査工程の属人化の解消だけでなく、人員の削減にも繋がる可能性があり、現在導入に向けて検討を進めております。 |
出展団体名 | |
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所在地 | 〒170-8448 東京都豊島区東池袋三丁目15番15号 |
設立年月 | 1947年04月22日 |
従業員規模 | 連結1,214名 |
URL |