東芝情報システム「新技術」開発ストーリー

 東芝情報システム「新技術」開発ストーリー

東芝情報システムの3つのソリューション技術

当社は3つのソリューションを軸にソフトウェアからハードウェアまで幅広く事業を展開しております。

1つ目のソリューションはエンベデットシステムソリューションです。

プラットフォームからアプリケーションまで一貫した開発と多彩なIP商品を提供し、お客様の組込み製品開発における課題を解決しております。

続いては、SIソリューションです。

基幹システムの改善による業務の効率化や仮想化統合によるICTコストの削減、クラウド利用によるサービスの迅速化など、企業の競争力を高めるための最適化したソリューションをご提供しています。

3つ目が我々の事業部が扱っておりますLSIソリューションです。

高位設計、論理・回路設計、レイアウト設計、評価・解析までデザインソリューションと、お客様の声から生まれた商品・サービスのプロダクトソリューションをトータルにご提供しております。

ソフトウェアからハードウェアまでソリューションを展開できる強みを生かし、この3つのソリューション技術を合わせた更に大きなサービスのご提供もはじめております。

IoTの普及により新たな何かを生み出さなくてはならない

IoTの普及により新たな何かを生み出さなくてはならない

2016年IoTという言葉が日本国内で浸透してきた頃に私たちの部署は立ち上がりました。

IoTの普及により、ビジネス環境が大きく変わる。

すなわち今まで提供してきたサービスだけでは、本当のお客様の課題を解決する事ができなくなってくる。

そのような危機感から、我々が今まで培ってきた技術を駆使し、新たな何かを作り出さなくてはいけないというミッションが生まれました。

しかし、我々は今まで、お客様から「このようなことが実現できるシステムを作りたい」と言われたらそれを形にするという受託型の会社でしたので、新規ビジネス、新規商品、またIoTとなると果たして何を作っていけばいいのかと最初は本当に手探りでした。

地道に足で情報を集める方法しかわからなかった

特にテクニカルマーケティングという目線で必要な技術を探してくるというミッションが今までに無かった為、とにかく思いつく事を全て実行しました。

IoTを研究されている企業やベンチャー企業や大学、とにかく色々なマッチングの機会を探りながら、地道に足で情報を集め、様々な可能性を模索しました。

同時に社内では、ブレスト発散型で多くの意見を出し合い、身近の困りごとを洗い出していき、それぞれの会社のコア技術やシーズで解決出来ないかという流れを地道に積み上げていきました。

「出会いは偶然」だからこそ大切に。

「出会いは偶然」だからこそ大切に。

身近な困りごとを見つける中で、たまたま何年も前に名刺交換した方々に連絡してみたら、ビジネスのアイディアに繋がったという事が多々あったのです。

例えば、以前名刺交換をした住宅設備メーカ様の新規商品を開発する部門の方と、我々と一緒にやれば何が出来るか、新しいソリューションを生み出す為、一緒になって考え、作り上げていく機会を得たりもしました。

ただ、全てがうまくいくわけではございません。商品化するまでに何年も時間もお金もかかってしまい、実際に開発半ばでストップした事もあります。

そういった中で、誰かが責任を取らなくてはいけない、という恐怖は常にありました。

それでも私たちは、「本当の困りごとを解決するソリューションサービスを生み出す」という一つの想いで突っ走ってきました。

世の中にまだ無いものを探して、挑戦し続けます。

世の中にまだ無いものを探して、挑戦し続けます。

全く簡単ではなかった道のりを、「これがあればきっとこういった利用方法が世の中に見つかるはずだ」というのを頭の中で妄想しながら突き進んでまいりました。

その中で形になった新技術には「リアルタイム3次元移動予測技術」「ハードウェアトロイ検知ツールHTfinder」「3次元風向風速計anemolink(現在は、風向風速IoTセンサーanemolink-2Dとして開発中)」などがあります。

世の中にまだ無いもの、「どうしてこれが無いのだろうか」といった隙間の商品や技術を人の目で見つけていき、世の中が更に便利になっていくようなソフトウェアやハードウェアまたそれを組み合わせたサービスを今後も作り出していきたいと考えております。

新しいインパクトを世に出せるよう、想像し動く勇気を持って挑戦し続けたいです。