岩谷産業株式会社
ガス置換包装を用いたフードロス削減の取り組み
SDGs持続可能な開発目標の中の「つくる責任とつかう責任」という面で世界的にフードロスが注目されています。日本国内においても、フードロス削減法が施行され企業及び個人に対しても努力が求められています。
ガス置換包装を採用することで、賞味期限の延長、フードロスの削減、収益構造の改善が見込まれます。近年コンビニエンスストアやスーパーを中心にガス置換包装の導入が進んでいます。
ガス置換包装とは、食品を包装する際に包材内の空気を取り除きその代わりに ガスを封入する技術です。ガスを封入することで、味覚、栄養価、色調、香りなど、食品として不可欠な要素を損なわず、できたての新鮮さを保持することが可能です。
コンビニエンスストアやスーパーでは賞味期限が近くなった商品を廃棄します。取り扱うおにぎりやサラダなどにガス置換包装を使うことで、賞味期限を延長することが可能です。賞味期限が延びることによりフードロス削減につながります。
さらに賞味期限が延びることで「配達エリアの拡大」「販売機会のロスを減らす」など、収益構造の改善効果も見込めます。特に回転が早く大量に取り扱うおにぎりやサラダなどで実施することで、より大きな効果が期待できます。
イワタニは酸化防止等の効果・目的に合わせた食品封入用のガスをご提案しております。
酸化の原因となる酸素を『不活性』の特性を持つ窒素ガスに置換します。酸化防止や風味保持の効果があります。
炭酸ガスには微生物の発育を抑制する『静菌作用』つまり一般生菌数の増殖を抑制させる効果があります。その特性をいかし、水分が多く、カビ等の微生物が成長しやすい食品の封入に使用されています。
対象物の性質やお客様のご要望に合わせて、窒素ガスや炭酸ガスを用いたオリジナルガスを入れる提案が可能です。
過去の実績をもとにお客様の賞味期限最長化のご提案をいたします。
混合化率提案、テスト、検査機器レンタルまで総合的にご提案が可能です。
混合比率や使用量に応じて最適な供給形態で安定供給いたします。プレミックス(事前混合)や、現地混合の対応が可能です。
中央研究所で食パンに関する一般生菌効検査を行いました。その結果、通常の包装では賞味期限が5日間だったものが、ガス置換包装を実施することで、賞味期限が2日間延長されました。炭酸による生菌作用のおかげでこのような結果を得ることができました。
他にも、カットフルーツ、おにぎり、カット野菜など、その他の食品においてもガス置換包装によって賞味期限を延長することが出来ました。
当社はこれらの結果や知見を活かし「お客様に最適なガス混合比率のご提案」「ガスの使用量に合わせた供給方法のご提案」「包材・包装機・混合機なども含めた総合的なご提案」が可能です。
イワタニではお見積の前にテストを行っております。
・ご期待に添えるようなパフォーマンスが出せるか専門チームが検証
・「お客様の環境」「当社中央研究所」のどちらでテストを行うか選択
・選択いただいた環境でテストを実施
・経過日数ごとに一般生菌がどの程度増殖しているかを確認
・一連のテストの結果をご報告
当社から窒素や炭酸などのガスシリンダー、混合機などをお客様の工場に持ち込み、チューブの接続、ガス流量の調節も含めてご提案いたします。 このテストでは、本導入に近いイメージまたは、結果を得られるメリットがあります。
食品関連試験室や、恒温槽室を活用し、適切な温度や湿度、ガスの条件下でテストを実施することが可能です。包装機、混合機、チェックポイントなどの機器を所有しており、バッジ式ではありますが、実機でのテスト実施が可能です。
ご導入いただいたお客様から特にご評価いただけている点は「サービス面」です。ガスメーカーならではの知見を保有しており、お客様に最適なご提案可能です。
また自社研究所を活用して一般生菌などの微生物の検査もトータル的に評価までできるのも当社の強みです。ガスを供給して終わりではなく、賞味期限延長やそれによるフードロス削減、収益改善に対するノウハウの提供も行えることを喜んでいただけております。
これまでの知見をもとに、お客様に最適なガス混合比率のご提案、ガスの使用量に合わせた供給方法、包材・包装機・混合機なども含めた総合的なご提案が可能となっております。フードロス削減のお手伝いに是非イワタニのガス置換包装をご検討ください。
出展団体名 | |
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所在地 | 〒150-0003 東京都 港区西新橋 3-21-8 |
設立年月 | 1945年2月2日 |
従業員規模 | 1,351名 |
URL |