使用済プラスチックをその場でエネルギー化する 『e-PEP システム』

使用済プラスチックをその場でエネルギー化する 『e-PEP システム』
廃プラ削減・省エネ・CO2削減を同時に実現
『e-PEP システム』は、使用済みプラスチックを廃プラとして外部へ排出することなく自社のエネルギーとして利用できます。小型・高効率で既設設備に干渉なく接続が可能。排ガス規制基準の1/40のクリーンな排気を実現。プラスチック資源循環促進法でも掲げられている排出抑制、再資源化の新たな選択肢となります。

◆導入効果◆
年間約100トンの廃プラ排出抑制
年間約9万Lの既設ボイラ燃料の省エネ(重油換算)
最大290t-CO2/年の温室効果ガス削減※
※外部監査法人によるシステムの導入と従来の大型施設による熱回収・単純焼却と比較した場合のLCAの分析による数値。スギの木1本あたり14kg-CO2をもとに試算。

◆システム構成◆
樹脂破砕機クダック、樹脂圧縮成型機ステラ、樹脂ボイライーヴォル、燃料搬送装置キュート、他、ご要望の運用方法に応じて原料搬送装置等。

◆受賞歴◆
第7回ものづくり日本大賞「地域貢献賞」
Japan Pack Award 2019 「省資源化賞」
北海道省エネルギー・新エネルギー促進大賞「新エネルギー大賞」
第5回ジャパンSDGsアワード「特別賞」
北海道経済産業局北国の省エネ大賞「優秀賞」を受賞

特長

プラスチックの高い発熱量を無駄なくエネルギーにする『樹脂ボイラ イーヴォル』

◆特徴◆

 

  1. 小 型
      工場内に設置・運用可能な設計。ボイラは2m×2m、燃料化装置は最小サイズで4m×2mと非常に小型です。(接続方法や配置、ラインナップで変わります)
  2. 省エネ 
    70%の高エネルギー変換効率で既存熱源に干渉せず接続可能。重油換算で90,000Lに相当する熱エネルギーの省エネが可能です。
  3. クリーン
    排ガス規制値大幅クリア。汚れなどが取り切れない発泡スチロール製の漂着ブイを燃料にした場合でも、ダイオキシン類は0.12Ng-TEQ/㎥Nと規制基準値の1/40、安定燃焼時はCOはほぼ未発生。
  4. 高運用性
    シンプルな工程。操作パネルの簡単操作で運転可能。 取扱資格や、設置にあたっての許可も不要です。
  5. 利用できるプラは廃プラの約70%
    汚れている、混合している、複合しているなどの理由でリサイクルできないプラスチックにも対応。(ナイロン、塩ビなどは対象外)

 

プラスチックの高い発熱量を無駄なくエネルギーにする『樹脂ボイラ イーヴォル』​

硬質プラスチックを瞬時に破砕・燃料化する『樹脂破砕機 クダック』

『樹脂破砕機 クダック』は、ボトル、ケース、フィルム等の様々な形状のプラスチックを効率良く破砕処理を行います。硬質プラスチックは1㎝程度に破砕するだけで、『樹脂ボイラ イーヴォル』の燃料に利用ができます。

◆特徴◆

 

  1. ワイドな投入ホッパー
    口径が広く原料の投入が容易。ホッパー仕様は、設置環境やニーズに応じてカスタマイズが可能。
  2. エアシリンダ式押込み装置
    フィルムなどのプラスチックの処理には押込み装置をオプションで装備。原料の空回りを抑え、効率良くスピーディな処理が可能。
  3. 静音・安全設計
    稼働音・振動を最小限に抑えた設計。マグネット式非常停止スイッチは使用環境に応じて最適な位置に移動が可能。
  4. メンテナンスがラク
    破砕部は容易に開閉が可能。安全装置搭載で開いている間は電源が入りません。

 

硬質プラスチックを瞬時に破砕・燃料化する『樹脂破砕機 クダック』

軟質プラスチックを熱をかけずに成型・燃料化する『樹脂圧縮成型機 ステラ』

『樹脂圧縮成型機 ステラ』は、『樹脂破砕機 クダック』で破砕処理した包装フィルム、シート、発泡トレイ、不織布などの軟質プラスチックを圧縮成型して樹脂燃料を製造します。

◆特徴◆

 

  1. 最大 1/40 に圧縮成型
    押込みローラーの回転によって生じる摩擦熱で原料を軟化させ、ダイスの穴に押込み、円柱状のペレット燃料に成型します。
  2. 省電力・コンパクト設計
    従来の熱溶融機のようなヒーティング工程が不要のため、従来機に比べ約 1/4 の電力カット、省エネを実現します。
  3. 熱をかけない・処理工程の効率化
    乾燥工程や冷却工程がないため、濡れたまま処理ができ、樹脂溶融時の特有な臭いの発生がなく処理工程の最適化を実現します。また、溶融温度が違うプラスチックの複合材なども対応可能です。
  4. 対象物に応じたカスタマイズ性
    様々な軟質系プラスチックの形状や特性に合わせダイスの口径・板厚をカスタマイズします。また、原料供給や貯留など搬送の自動化ライン設計も可能です。

 

軟質プラスチックを熱をかけずに成型・燃料化する『樹脂圧縮成型機 ステラ』​

動画

用途例

使用済プラスチックを企業内で循環利用

◇小売・流通業/北海道大手スーパーの事例◇

【導入目的】
各店舗から回収されるリサイクルできない使用済プラスチック有効利用

【エネルギーの用途】
場内の暖房および給湯設備に利用

【導入の背景】
同社エコセンターでは、道内店舗から回収される様々なもののリサイクルを行っている。その中で、これまでリサイクルができなかった色つき食品トレーや汚れた包装プラなどの有効利用を検討。小型なため、場内で完結ができる運用の実現性の高さから導入となった。

【導入の効果】

  • 自社内での循環型有効利用の実現
  • 使用済プラスチックの処理費用の削減
  • センター内の暖房・温水にかかる燃料コスト削減(従来燃料と比べ約50%減)
  • 容器包装リサイクル法委託金の低減
  • LCA(ライフサイクルアセスメント)の観点からCO₂削減に貢献・地域貢献・CSRの向上
  • 地域のリサイクル見学などに活用されている

 

使用済プラスチックを企業内で循環利用​
漂着フロートを地域のエネルギーに循環利用

◇自治体/長崎県対馬市◇

【導入目的】
島に漂着する発泡スチロール製の廃フロートの燃料化と島内エネルギー利用

【エネルギーの用途】
島内の温浴施設の補助熱源に利用。(イーヴォルによりバックアップ予定)

【導入の背景】
対馬市では、島の海岸に漂着するプラスチックごみのうち、巨大な発泡スチロール製フロートは年間平均約3,000袋(1m3フレコン換算)にも及ぶ。その重量は31トン。しかしこれまでの油化処理だと回収したうちの21%しか再利用出来ず、残りの79%を埋め立てるか島外に搬出して処分することしかできなかった。油化施設の老朽化に伴い、持続可能な100%有効利用を目指し、有効利用率の高さと運用のしやすさから「e-PEP」を採用した。

【導入の効果】

 

漂着フロートを地域のエネルギーに循環利用​
  • 島内完結型のエネルギー化モデルの構築
  • 漂着フロートの再利用効率UP 回収量のほぼ100%を燃料化
  • 漂着フロートの島外処理削減および島内埋め立て削減
  • 地産地消エネルギーの創出
  • LCA(ライフサイクルアセスメント)の観点から最大で85t-CO2/年のCO₂削減

よくあるご質問

Q. プラスチックはどんなものでも燃料化できますか?

PE、PP、PSの他、燃料利用が可能な樹脂の種類としては、ペットボトルで使用されるポリエチレンテレフタラートPETのように、化学式が、炭素C、水素H、酸素Oのみで掛け合わされたプラスチックであれば、イーヴォルの燃料として利用できます。塩素を含む塩化ビニルや窒素を含むナイロンなどはイーヴォルの燃料には不向きとなります。

Q. 樹脂を燃焼すると有害なガスが発生しませんか?

一酸化炭素などの有害物質の発生は、低い温度での燃焼や酸素不足による不完全燃焼で起こります。イーヴォルは、クリーン燃焼に必要な炉内温度や適度な酸素量を自動制御する安全な燃焼方式を確立しております。また、イーヴォルの燃焼状況は、遠隔で監視できますので安心です。

Q. 既存燃料でも樹脂燃料でも燃焼によりCO₂は排出されますが、なぜCO₂削減になるのですか?

LCAによる算定においては、e-PEPシステムで使用済プラスチックを廃棄処分せずに自社内で燃料化する分、廃棄物の輸送・処理に係るCO₂排出分を大きく削減します。イーヴォルは、大型高炉での熱回収に比べ高いエネルギー変換効率(約70%)で熱回収する分、更に大きな削減効果が期待できます。

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