複雑な形状の製品でも隅々まで樹脂を含浸。高品質な製品作りに最適な特注機
ナカリキッドコントロールでは、真空注入装置をオーダーメードで提供しています。真空注入装置を利用することで、複雑な形状の製品でも隅々まで樹脂を含浸させることが可能になります。精密部品など、高品質が求められる製品作りに最適です。ナカリキッドコントロールの強みである精密な計量・定量吐出により、お客様のモノづくりを強力に支援します。
真空注入装置は、真空の原理を利用して液体を塗布・充填する装置です。真空下で液体を塗布・充填した後に真空状態を解除することで、ワークの隅々まで隙間なく液体を行き渡らせることができます。そのため、細かくて複雑な形状を持つ精密部品の製造などに利用されています。
大気注入では、ワークの隅に空気が残ってしまい、隅々まで液体を充填できません。一方、真空注入ではワークの隅々まで液体を含浸させることができます。
ナカリキッドコントロールの真空注入装置は、高精度に製品の隅々まで樹脂を含浸させることを可能にしています。
エアーの混入を完全に防ぐために、液経路の密閉保持の各部に独自のエ夫を施しています。また、計量ポンプには液粘度の変化に影響されない容積計量方式を採用しており、常に安定した高精度計量吐出が可能です。
ナカリキッドコントロールでは、簡易型の手動式単体吐出から大型の自動式多連吐出装置まで、お客様の仕様に合わせたさまざまな真空注入装置を設計・製作しています。
優れた密閉保持機能付きの真空チャンバで空気の混⼊をシャットアウトし、真空注入により樹脂を製品の隅々まで高精度に含浸させます。
イグナイタ、スティックコイル、モジュール、圧力センサなど様々な部品製造に採用されています。
![]() | タンク タンク内の樹脂を高真空で脱泡する密閉タンクです。樹脂の粘度に合わせ、脱泡しやすくするための攪拌機構や加熱機構を必要に応じて装備します。 特に耐久性・安全性を重視し、ステンレス製を採用しています。 |
![]() | 計量ポンプ 攪拌・加熱により樹脂の粘度の変化が起こる場合でも、樹脂の粘度変化に影響されることなく高精度な計量を可能にする容積計量方式(ポジロード式/プランジャ式)を採用しています。 また、フィラー(充填材)が含まれている樹脂などには、耐摩耗性ピストンを使用します。 |
![]() | ミキサ 2種類の樹脂を混合するミキサです。「電動ロータリーミキサ」と「モーションレス(スタティック)ミキサ」の2タイプがあります。真空注入専用設計のため、外気を吸い込まず、気泡の混入を防ぐ構造になっています。樹脂の粘度、吐出量、配合比に応じて最適なミキサを選定します。 |
![]() | 真空チャンバ 注入時に樹脂内に空気が混入しないよう真空引きするために使用します。真空到達速度に対する優れた密閉保持機構を採用した手動式・自動式の真空チャンバのほか、お客様の仕様にあわせて各種パレット、予熱・硬化炉、コンベアの製作をいたします。 |
![]() | シャットオフバルブ 真空注入に最適な専用の液体吐出バルブです。液ダレが生じないよう先端の吐出口(ノズル)内の液だまり量を極力少なくした構造で、安定した高精度な吐出を実現します。 |
ナカリキッドコントロールは、40年以上にわたり液体ディスペンサの開発に取り組んできた、液体ハンドリングの専門メーカーです。
正確な計量・均一な混合・定量吐出を実現する独自の技術を活かし、樹脂をはじめとする多様な液体を高精度に制御可能。特に、高精度な液体制御が求められる自動車部品製造の分野で、当社の技術が高く評価され広く採用されています。
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他社では自動化が困難とされる液体制御にも、ナカリキッドコントロールは積極的にチャレンジします。「フィラー(充填材)が多く、装置がすぐに摩耗してしまう」「樹脂の粘度が高く、扱いにくい」などのケースにも、最適な手法を検討してご提案いたします。液体制御に関するお困り事がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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国内では大阪、東京、名古屋に営業拠点がございます。また、中国・シンガポール・タイの3カ国に海外拠点及び関連会社がございます。
ナカリキッドコントロールは装置の開発から製造、販売、アフターフォローまで一貫対応のため、導入後も安心してお使いいただけます。
装置が正常に稼動しているかの確認や、点検・メンテナンス、パーツの迅速な手配・供給など、ものづくりのパートナーとして徹底サポート。当社の充実したアフターサービスは、これまで多くのお客様から高い評価をいただいています。