日本アビオニクス株式会社
大型モータのヒュージングや銅、アルミの溶接に
自動車の電動化により需要の増大する動力用モータの製造や、電池や電力などエネルギー関連機器の重要な構成材料である銅・アルミ剤の接続に最適な大容量インバータ式溶接電源です。
企業情報
日本アビオニクス株式会社
「安全で豊かな社会の実現に貢献」
日本アビオニクスグループは、安全に配慮した品質の高い商品とサービスを提供し、特徴ある高度技術の追求、積極的な新製品、新事業の開発を行い、豊かな未来に貢献します。
私たちは、当社グループが最も価値を創出し、お客様のビジネスの成長に貢献できるドメインを「情報システム事業」、「接合機器事業」、「赤外線サーモグラフィ事業」の3つに定めました。この3つのドメインに注力し、お客様、パートナー様とともに、イノベーションを創造し、更なる成長を実現してまいります。
大きな変化の流れに直面する中、「世の中の困りごとの解決に果敢にチャレンジし、顧客価値提案をとおして、お客様に喜ばれる」ことで、企業価値の向上を目指し、ステークホルダーの皆さまのご期待に応えてまいります。私たちは、データやデジタル技術の活用により、企業や個人のビジネス改革を全力でサポートさせていただいております。
マグネットワイヤーとは、モーターのコイルなどに利用される電線のことです。電気エネルギーと電磁鋼板との組合せで磁気エネルギーを交換する役割を果たします。
一般的にエナメルなどの皮膜で覆われており、用途により採用される耐熱指標が異なりますが、ハンダ付けできない皮膜もあります。
複数のマグネットワイヤーを束ねた「多線マグネットワイヤー」を使用したコイルとU字端子などを溶接する際、マグネットワイヤーの皮膜が溶接の邪魔となるため、これを除去する必要があります。
従来行われている除去方法は、「①バーナーであぶって皮膜を溶かす」「②回転刃で皮膜を削る」「③専用の薬品で皮膜を溶かす」の3種類です。
バーナーであぶって皮膜を溶かす方法は、最近安全のため工場内でバーナーなど火を使用する機械が使えなくなっているため、採用できないケースが多いです。火を使えたとしても火事のリスクがあります。
また、加熱しすぎるとワイヤー自体が溶けてなくなってしまう一方、加熱が足りないと皮膜が除去できず、加熱具合の判断の技術継承が難しいという課題もあります。
回転刃で皮膜を削る方法は、ワイヤー1本ずつ皮膜を除去するため、手間と時間がかかってしまいます。
何十本という多線マグネットワイヤーの皮膜除去方法としては不適切です。
専用の薬品で皮膜を溶かす方法は、薬品につけて数分~数十分で皮膜除去できるため短時間で済む一方、危険な薬品を扱うというリスクがあります。
薬品の保管・管理にもコストがかかってしまいます。
ヒュージングとは、多線マグネットワイヤーと端子の溶接時に、通電と加圧によりマグネットワイヤーの皮膜除去を同時に行うことができる工法です。
あらかじめ見出した加圧、通電、潰れ量などの接合条件のもと溶接装置が自動で行ってくれるのでとても簡単で、機械導入時のコストがかかる以外は、他の方法と比べてデメリットがほとんどありません。
ただし、ヒュージングは、「通電時間、加圧、通電、潰れ量」など溶接装置の条件設定が難しく、加圧力や通電量が強すぎるとマグネットワイヤーが切れてしまう、逆にこれらが足りないと皮膜が残り導通不良となってしまうという点に注意する必要があります。
当社の大容量インバータ式溶接電源は、高加圧溶接ヘッドと組み合わせることで、多線ヒュージングを行うことができます。
スペシャリストが難しい接合条件の設定を全てサポートするため、精度の高いヒュージングが可能です。
ヒュージングは、多線マグネットワイヤーの皮膜除去の課題を解決します。
コイル溶接のご相談は、日本アビオニクス株式会社までご連絡ください。
出展団体名 | |
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所在地 | 〒224-0053 神奈川県 横浜市都筑区池辺町 4475番地 |
設立年月 | 1960年04月 |
従業員規模 | 単体:578名 連結:657名 |
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