多線マグネットワイヤーのヒュージングを実現 「大容量インバータ式溶接電源」

多線マグネットワイヤーのヒュージングを実現 「大容量インバータ式溶接電源」

日本アビオニクス株式会社

当社は、 「抵抗溶接」、「レーザ溶接」、「パルスヒートはんだ付け」、「超音波溶接」の4種類の接合工法の製品をラインアップしている精密接合装置の総合メーカです。 溶接形状、サイズ、強度、外観などのご要望に最適な接合工法の提案や、複数の接合工法を組み合わせた複合接合の提案を行うなど、ニーズに合わせた最適な接合ソリューションを提供しています。

多線マグネットワイヤーの皮膜除去

マグネットワイヤーとは、モーターのコイルなどに利用される電線のことです。電気エネルギーと電磁鋼板との組合せで磁気エネルギーを交換する役割を果たします。

一般的にエナメルなどの皮膜で覆われており、用途により採用される耐熱指標が異なりますが、ハンダ付けできない皮膜もあります。

複数のマグネットワイヤーを束ねた「多線マグネットワイヤー」を使用したコイルとU字端子などを溶接する際、マグネットワイヤーの皮膜が溶接の邪魔となるため、これを除去する必要があります。

従来行われている除去方法は、「①バーナーであぶって皮膜を溶かす」「②回転刃で皮膜を削る」「③専用の薬品で皮膜を溶かす」の3種類です。

多線マグネットワイヤーの皮膜除去における課題

 

バーナーであぶって皮膜を溶かす方法の課題

バーナーであぶって皮膜を溶かす方法は、最近安全のため工場内でバーナーなど火を使用する機械が使えなくなっているため、採用できないケースが多いです。火を使えたとしても火事のリスクがあります。

また、加熱しすぎるとワイヤー自体が溶けてなくなってしまう一方、加熱が足りないと皮膜が除去できず、加熱具合の判断の技術継承が難しいという課題もあります。

 

回転刃で皮膜を削る方法の課題

回転刃で皮膜を削る方法は、ワイヤー1本ずつ皮膜を除去するため、手間と時間がかかってしまいます。

何十本という多線マグネットワイヤーの皮膜除去方法としては不適切です。

 

専用の薬品で皮膜を溶かす方法の課題

専用の薬品で皮膜を溶かす方法は、薬品につけて数分~数十分で皮膜除去できるため短時間で済む一方、危険な薬品を扱うというリスクがあります。

薬品の保管・管理にもコストがかかってしまいます。

皮膜除去の課題の解決策 「ヒュージング」

ヒュージングとは、多線マグネットワイヤーと端子の溶接時に、通電と加圧によりマグネットワイヤーの皮膜除去を同時に行うことができる工法です。

あらかじめ見出した加圧、通電、潰れ量などの接合条件のもと溶接装置が自動で行ってくれるのでとても簡単で、機械導入時のコストがかかる以外は、他の方法と比べてデメリットがほとんどありません。

ただし、ヒュージングは、「通電時間、加圧、通電、潰れ量」など溶接装置の条件設定が難しく、加圧力や通電量が強すぎるとマグネットワイヤーが切れてしまう、逆にこれらが足りないと皮膜が残り導通不良となってしまうという点に注意する必要があります。

日本アビオニクス株式会社の大容量インバータ式溶接電源

当社の大容量インバータ式溶接電源は、高加圧溶接ヘッドと組み合わせることで、多線ヒュージングを行うことができます。

スペシャリストが難しい接合条件の設定を全てサポートするため、精度の高いヒュージングが可能です。

メッセージ

ヒュージングは、多線マグネットワイヤーの皮膜除去の課題を解決します。

コイル溶接のご相談は、日本アビオニクス株式会社までご連絡ください。

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