ポリマーとは? 樹脂・プラスチックとの違いや種類についてご紹介します
今回は、そのような疑問にお応えするために、ポリマーの概要や樹脂・プラスチックとの違い、代表的な種類について解説します。実社会におけるポリマーの活用事例やおすすめの関連製品についても紹介していますので、ぜひ活用を検討中の企業様は参考にしてみてください。
【このような方におすすめです】
・ポリマーの概要や樹脂 / プラスチックとの違いについて知りたい方
・ポリマーの種類と各特性について知りたい方
・ポリマーに関連するおすすめ製品について知りたい方
AegisCoat(イージスコート)資料
フッ素コンフォーマルコーティング剤
弊社オリジナルのフッ素ポリマーを安全性・乾燥性に優れる不燃性のフッ素溶剤に溶解させた、常温速乾の高機能フッ素コーティング剤です。 電子部品・電子基板の防湿・絶縁性に優れています。 【特長】 1~20μmで強力な防湿性能を有し、薬品・湿気・腐食性ガスなどを寄せ付けません。この優れた防湿性と基材への強い密着力により、高い保護性能を発揮します。 【実績】 ・塩害地域や高温多湿環境下で使用される電子基板、LED実装基板などの保護に使用されています。 ・硫化ガスが発生するような環境(ゴム工場、温泉地、トンネル内等)で使用される電子基板の腐食防止、LED実装基板の硫化対策などに使用されています。
プラスチック添加剤 「PLAFIT™」
プラスチックの流動性を向上!
PLAFIT™とは、植物由来の天然資源「ロジン」等を原料に使用したプラスチック添加剤です。 薄肉、低温、高分子量プラスチック、フィラー高充填のプラスチックの 射出成形に適用できるほか、ポリマーアロイやフィラーを配合したプラスチック複合材料の物性を向上します 。
Cora5001・MCReシリーズ 資料
ベンチトップラマン分光計カタログ
ご質問はどうぞお気軽にご連絡ください。
目次
ポリマーとは

ポリマーとは、多数の繰り返し単位からなる高分子化合物のことを指します。2つ以上のモノマー(ポリマー・プラスチックを構成する最小の単位)が重合反応してできる化合物であり、多数のモノマーが数多く連なって形成された高分子です。
ポリマーの合成方法は、反応条件やモノマーの種類によって異なります。また、合成方法によって得られる高分子の性質も異なるため、目的に応じて適切な合成方法を選択する必要があります。
「ポリマー」「樹脂」「プラスチック」はしばしば混同されることがありますが、以下の大まかな違いがあります。
・ポリマー: 重合体の一種
・樹脂:素材
・プラスチック:成形品
樹脂との違い
樹脂は、もともとは自然から得られる樹液が固まった物質を指していましたが、近年では、人工的に合成された「合成樹脂」というものが登場し、合成樹脂を単に「樹脂」と呼ぶこともあります。
この言葉はもともと天然の材料も含んでいましたが、日本の規格であるJISでは「プラスチックの原料」として定義されているため、主に素材としての意味が強調されています。
プラスチックとの違い
樹脂は原材料として用いられ、通常はポリマーが組み入れられることで成形される製品であり、一般的に「合成樹脂」という用語は主に「プラスチック」を指すことが一般的です。
JIS(日本産業規格)によれば、「必須の構成成分として高重合体を含みかつ完成製品への加工のある段階で流れによって形を与え得る材料。」として用語定義されており、つまり、定義の中には「ポリマー」が含まれており、可塑性があり形状を変えることができる材料は一般的に「プラスチック」と見なされます。
ポリマーの特徴
ポリマーの特徴として、以下のようなものが挙げられます。
加工性
ポリマーは、成形加工や射出成形などの方法で容易に加工することができます。また、成形後に加熱することで再成形することも可能です。
軽量性
ポリマーは、低密度であるため、軽量であるという特徴があります。たとえば、セルロースナノファイバーは、軽量・高強度を特徴とするバイオマス由来のポリマーです。
強度
ポリマーは、強度が高く、耐久性に優れています。また、ポリマーの強度は、単量体の種類や分子量によって異なります。
ポリマーの種類

ポリマー(合成樹脂)の分類には様々なパターンがありますが、加工の特性に基づいて「熱可塑性樹脂(プラスチック)」と「熱硬化性樹脂」の二つに大きく分類されます。
熱可塑性樹脂
熱可塑性樹脂は、加熱によって形状を自由に変えることができ、冷却すると硬化します。これは、熱可塑性樹脂の分子が「長い紐のような構造で絡み合っており、熱によってこの絡み合いが解ける」という性質に起因しています。この特性により、何度も形状を変えることができ、リサイクルに適しています。
熱可塑性樹脂は、さらに汎用プラスチック、エンジニアリングプラスチックの2つに分類されます。
- エンジニアリングプラスチック
- エンジニアリングプラスチック(エンプラ)は、耐熱性や強度が求められる場面でも柔軟に利用できるように改良されたプラスチックのことで、略してエンプラと呼ばれます。エンプラは、金属代替で使用できるプラスチック樹脂とも言われており、汎用エンプラ、エンプラスーパー・エンプラ、特殊エンジニアリング・プラスチックなどの種類があります。
成形加工や射出成形などの方法で容易に加工することが可能です。また、リサイクルされることで、最後まで人々の暮らしに役立っていることも知られています。
- 汎用プラスチック
- 汎用プラスチックとは、一般的な熱可塑性樹脂のプラスチックで、加工しやすく、価格が比較的低いものを指します。熱変形温度が100℃未満で、引張り強さや耐衝撃性がエンジニアリングプラスチックよりも低い傾向があります。
エンジニアリングプラスチックに比べて物性が劣るため、使用用途によっては適していない場合もあります。しかし、安価で加工しやすいため、多くの製品に使用されています。
熱硬化性樹脂
熱硬化性樹脂は、加熱によって硬化する特性を持ち、一旦成形されたら再び柔らかくすることはできません。この種の樹脂は、分子構造が三次元または網状であり、自由な形状変化が制限されています。熱による変形がないため、熱に強く、また接着性に優れており、熱可塑性樹脂とは異なる用途で使用されています。
社会におけるポリマーの活用事例
ポリマーは実社会において様々な分野で活用されています。
|
プラスチック製品 |
ポリマーは、プラスチック製品の原料として広く使用されています。プラスチック製品は、家庭用品、工業製品、医療機器、自動車部品など、様々な分野で使用されています。 |
|---|---|
|
生分解性プラスチック |
生分解性プラスチックは、環境に優しいプラスチックとして注目されています。生分解性プラスチックは、土壌中の微生物によって分解され、二酸化炭素や水に戻るため、環境に負荷をかけません。 |
|
バイオマス由来ポリマー |
バイオマス由来ポリマーは、石油由来のプラスチックに比べて、環境に優しく、再生可能な資源として注目されています。バイオマス由来ポリマーは、生物由来の原料を使用して作られており、環境に負荷をかけません。 |
|
形状記憶ポリマー |
形状記憶ポリマーは、温度や光などの刺激によって形状を変化させることができるポリマーです。形状記憶ポリマーは、医療機器や自己修復材料など、様々な分野で使用されています。 |
|
積層ポリエステルフィルム |
積層ポリエステルフィルムは、高い透明性や耐熱性、耐久性を持ち、食品包装材料や電子部品など、様々な分野で使用されています。 |
ポリマーに関連するおすすめ製品をご紹介
AegisCoat(イージスコート)

AegisCoat(イージスコート)は、弊社オリジナルのフッ素ポリマーを安全性・乾燥性に優れる不燃性のフッ素溶剤に溶解させた、常温速乾の高機能フッ素コーティング剤です。
フッ素の高い撥水力で、湿度・結露・錆などから実装基板・電子部品を強力に保護します。使用されているフッ素溶剤は消防法の危険物に非該当で安全性が高く、防爆設備や危険物倉庫が不要です。
工業用製品としてすでに多くの大手エレクトロニクス・メーカにおいて採用実績があります。
フッ素コンフォーマルコーティング剤 AegisCoat(イージスコート)について詳しく見る
Cora5001・MCReシリーズ

プラスチック特有の性質を持たせるには、高度に架橋された分子構造、安定剤、色、添加剤などの処方が必要です。
アントンパールの分析装置を用いれば、適切な構造特性の分析が可能です。
さいごに

今回はポリマーを主要なトピックとし、樹脂やプラスチックとの差異、および社会での一般的な用途について紹介しました。ポリマーはその特性によって、プラスチック製品・生分解性プラスチック・バイオマス由来ポリマー・形状記憶ポリマー・積層ポリエステルフィルムなど、多くの分野や製品に活用されています。
evortでは、ポリマーに関連するおすすめ製品を多数掲載していますので、活用を検討中の企業様はぜひご覧になってみてください。
AegisCoat(イージスコート)資料
フッ素コンフォーマルコーティング剤
弊社オリジナルのフッ素ポリマーを安全性・乾燥性に優れる不燃性のフッ素溶剤に溶解させた、常温速乾の高機能フッ素コーティング剤です。 電子部品・電子基板の防湿・絶縁性に優れています。 【特長】 1~20μmで強力な防湿性能を有し、薬品・湿気・腐食性ガスなどを寄せ付けません。この優れた防湿性と基材への強い密着力により、高い保護性能を発揮します。 【実績】 ・塩害地域や高温多湿環境下で使用される電子基板、LED実装基板などの保護に使用されています。 ・硫化ガスが発生するような環境(ゴム工場、温泉地、トンネル内等)で使用される電子基板の腐食防止、LED実装基板の硫化対策などに使用されています。
プラスチック添加剤 「PLAFIT™」
プラスチックの流動性を向上!
PLAFIT™とは、植物由来の天然資源「ロジン」等を原料に使用したプラスチック添加剤です。 薄肉、低温、高分子量プラスチック、フィラー高充填のプラスチックの 射出成形に適用できるほか、ポリマーアロイやフィラーを配合したプラスチック複合材料の物性を向上します 。
Cora5001・MCReシリーズ 資料
ベンチトップラマン分光計カタログ
ご質問はどうぞお気軽にご連絡ください。
関連記事
スケール除去剤とは | 種類や原理、選び方のポイントを解説
スケール除去剤は、工場のボイラーや熱交換器、配管などに付着したスケールを化学的に溶解・除去し、設備の性能維持と安定稼働を支えるために不可欠な薬剤です。 本記事では、製造業のご担当者様に向けて、スケールの発生原因から、スケールが引き起こす経営リスク、除去剤の種類と正しい選び方、安全な使用方法、そして事前の予防策まで網羅的に解説します。
2025年10月27日
リフトオフとは?プロセスやフォトレジストの種類を解説
リフトオフとは、金属をレジストパターン上に蒸着し、その後にレジストとその上層の金属を同時に剥離するプロセスです。金属エッチング無しで、レジストが成膜していない領域にのみ金属パターンを形成することができます。エッチング(削り取り)が難しい材料を用いて微細なパターンを形成するために、半導体製造やMEMS製造において不可欠な技術です。 本記事では、リフトオフレジストの基本的な仕組みから、エッチング法との比較によるメリットとデメリット、種類、そしてプロセス成功のための剥離溶剤の選び方を解説します。
2025年10月27日
機能性フィルムとは? 各種類とそれぞれの特徴、おすすめフィルム関連製品をご紹介
機能性フィルムとは、コーティング・プリンティング・真空蒸着・スパッタリング・表処理等の加工技術を付加したフィルム製品で、従来のものよりも新しい機能や付加価値を有しています。この記事では機能性フィルムの持つ付加価値や様々な機能を解説しています。
2025年11月26日
レーザーマーキングとは?原理から装置、マーケット価格まで徹底解説
レーザーマーキングの原理や金属への応用、産業利用されているさまざまな装置やマーキング剤の選び方、そして効果までわかりやすく解説。 また、用途に合わせた最適なレーザーマーキングマシンを選択するためのポイントを詳しく紹介します。
2025年09月09日
金属樹脂接合とは? 従来の技術との比較や用途例について解説します
金属樹脂接合とは、その名の通り、金属と樹脂を直接結合させる技術です。 本記事では、この革新的な技術に焦点を当て、その基本、既存の接合方法との比較、直接接合のメリット、具体的な用途例、および適切な接合を実現するための重要なポイントを解説します。
2025年09月10日
梱包機とは?種類や使い方の基本から選び方を解説
梱包機は、商品の配送や保管において欠かせない装置です。この記事では、梱包機のバンドの通し方や中古市場、接着不良のトラブルシューティング、耐用年数や減価償却などを詳細に解説します。 梱包機の選び方からメンテナンス、効果的な運用方法まで、ビジネスに役立つ情報をご提供します。
2025年09月10日
工業炉とは何か?メリットや種類などについて解説
日常生活にある金属製品の多くが、工業炉を通して加工や処理がされています。自動車やボートなどの部品、小さな金属のパーツまで、加工品の用途はさまざまです。 今回は、工業炉について解説します。
2025年09月10日
ガラス研磨加工|工程・活用分野・最新技術の動向を解説
ガラス研磨加工は、製品の光学性能や機械的特性を向上させる重要な加工技術です。この記事では、研磨加工の基本工程から応用分野、技術動向まで体系的に解説します。
2025年09月09日
化学研磨とは?メリット・活用例・工程を詳しく解説
化学研磨は、化学反応を利用して金属表面を平滑化する表面処理技術です。機械研磨では困難な複雑形状部品の処理や、均一な表面仕上げが可能であり、電子部品から産業機器まで幅広い分野で活用されています。 本記事では、化学研磨の基本的な仕組みから、具体的なメリット、実際の用途例、さらに処理工程まで、詳しく解説します。
2025年09月09日
真空成形機とは?基本知識や使用例・メリット&デメリットを解説
真空成形機という言葉を聞いて、どのような機械を思い浮かべるでしょうか? 科学の進歩に伴い、真空成形はさまざまな製品に利用され、私たちの生活を豊かにしてくれています。 今回は、真空成形機の概要やメリット・デメリットについてご紹介していきます。
2025年09月05日
チラー(冷却水循環装置)とは?基本原理から種類・使用用途・価格などを解説
チラーは単なる冷却水循環装置ではありません。それは現代のビルや工業、医療機関などのさまざまな場所で重要な役割を果たしています。 この記事では、チラーの基本原理から始まり、その種類、使用される場面、そして具体的な価格といった側面まで幅広く解説します。チラー(冷却水循環装置)の重要性を、実用的な観点から詳しく探ります。
2025年09月05日
プラスチックレンズとは? 樹脂素材の種類やガラスレンズとの違いを解説します
プラスチックレンズは、現代の光学技術と日常生活において重要な役割を果たしています。その軽量性、耐衝撃性、そして多様な加工可能性により、眼鏡、カメラ、医療機器などさまざまな分野で幅広く利用されています。しかし、その一方で、傷つきやすさや耐久性の問題も抱えています。 本記事では、プラスチックレンズの特性、利点、欠点、使用される素材の種類、そして市場の将来性について詳しく掘り下げていきます。 このような方におすすめです ・プラスチックレンズの特性やメリット / デメリットについて知りたい方 ・プラスチックレンズとガラスレンズの差異について知りたい方 ・プラスチックレンズにおける樹脂素材の種類について知りたい方
2025年09月05日
反射防止フィルムの特徴や活用事例とは? おすすめの関連製品と併せてご紹介
近年の保護フィルムは価格も特徴もそれぞれに異なるため、どのフィルムを選択すべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 この記事では、保護フィルムの特徴概要をタイプ別・種類別でそれぞれご紹介します。
2025年09月29日
ガラスフリット(ガラス粉末)・ガラスペースト
ガラスフリットは、ガラスを細かく粉砕して得られる粉末状のガラス材料です。600℃以下の低温で軟化・流動する特性と、高い耐熱性・強度を併せ持つガラスフリットの応用は、産業界で広がっています。 本記事では、ガラスフリットの基本的な特徴から製造プロセス、さらに最新の活用事例まで、包括的に解説します。
2025年09月29日
めっき工程とは?基本的な流れと工程管理の方法をご紹介
めっき工程には多くの工程があり、金属の種類や製品の形状などによってやり方がが異なります。 本記事では、基本的な「めっき工程」の流れを解説するとともに、その工程管理の方法についてもご紹介いたします。 このような方におすすめです ・めっき工程の概要や原理について知りたい方 ・めっき工程管理に関連するおすすめ製品に興味のある方
2025年09月29日
GFRP(ガラス繊維強化プラスチック=ガラス繊維強化樹脂)とは? その特性と用途をご紹介
今回は、GFRP(ガラス繊維強化プラスチック=ガラス繊維強化樹脂)についてご紹介します。 GFRPは、FRPの中でも比較的安価で手に入るため需要が高く、加工され様々な製品に取り入れられています。GFRPの特性や用途に加え、おすすめの関連製品をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
2025年10月02日
ガラスセラミックスとは? 特徴・製造方法・用途例について解説
ガラスセラミックスは、ガラスとセラミックの長所を結合した先進的な材料です。の材料は、熱膨張率がほぼゼロ、優れた耐薬品性、調整可能な光学特性、そして高い機械加工性といった顕著な特徴を有しています。 この記事では、ガラスセラミックスの特徴・製造方法・具体的な用途例について詳しく解説します。
2025年09月05日
木材ペレットとは?製造業での活用メリットや種類、選び方を解説
近年、世界的に脱炭素化への関心が高まるなか、製造業においても環境負荷の低減と持続可能なエネルギー利用が重要な経営課題となっています。その解決策の一つとして注目されているのが、再生可能エネルギーである「木材ペレット」です。木材ペレットは、化石燃料の代替としてボイラーなどで利用でき、二酸化炭素排出量の削減に貢献します。 本記事では、製造業のご担当者様に向けて、木材ペレットの基本的な知識から、導入のメリット、種類ごとの特徴、そして選定や導入にあたっての具体的なポイントまで、幅広く解説します。
2025年10月17日
導電フィルムとは?種類や用途、選び方を分かりやすく解説
導電フィルムは、スマートフォンや自動車、各種電子機器など、私たちの身の回りにある多くの製品に欠かせない高機能材料です。しかし、その種類は多岐にわたり、「どのような基準で選べば良いのか分からない」と感じる方も少なくありません。特に製造業の現場では、製品の性能や品質を左右する重要な要素となるため、その特性を正しく理解することが求められます。 本記事では、導電フィルムの導入を検討されている製造業のご担当者様に向けて、その基本的な仕組みから主な種類、具体的な用途例、そして自社の目的に合ったフィルムを選ぶためのポイントまで、幅広くご紹介します。
2025年10月17日
負極材とは?リチウムイオン電池の性能を決める種類や選び方を解説
リチウムイオン電池は、電気自動車(EV)やスマートフォン、産業用機器まで、現代社会のあらゆる場面で利用されています。このリチウムイオン電池の性能、特に容量や寿命、安全性を大きく左右するのが「負極材」です。負極材の選択は、最終製品の競争力を決める重要な要素といえます。 本記事では、リチウムイオン電池の性能を左右する重要な部材である「負極材」について、その基本的な役割から種類ごとの特徴、選定のポイントまで詳しく解説します。
2025年10月16日