基板検査装置とは?種類やメリット・デメリットについて解説
製品本来の機能を維持するために、基板検査は欠かせません。
今回は、基板検査装置の特徴やメリット・デメリットなどを中心に解説します。
基板検査装置とは

基板検査装置は、電子製品を作るには欠かせないものです。導入すれば、検査の効率化やスピードアップを図れる場合もあります。
まずは、基板検査装置の特徴と用途について解説します。基板検査装置がどのようなものか把握しておいて、実践に生かしてください。
特徴
基板検査装置とは、表面実装を施した電子基板の製造工程にて、不具合がないかを検査する装置です。
はんだ印刷検査や外観検査に対応した装置や、内部の情報もわかる3D-CT検査装置もあります。電子部品が、製造品の中で正しい位置にあるかをチェックします。
用途
基板検査装置は、前述の通り表面実装された電子基板における検査にて使用されます。作業者が手作業では作業が難しかった部分も、基板検査装置を使えばスムーズに検査が可能です。
全製品の検査を可能にし、検査結果をほぼ均一にします。
電子製品を世に送り出す前には、欠かせない装置です。導入によって、省人化や生産性の効率アップを期待できます。
基板検査装置のメリット

基板検査装置のメリットは、人件費の削減や検査の精度向上などがあります。人の手を使いすぎずに、精密な検査を実現できます。
人件費を削減できる
基板検査装置の導入によって、基板検査を手動で行う必要がなくなります。そのため、検査に割く人員を削減できます。機械の使用によって目の行き届かないところまで検査が可能です。
異常な箇所も自動で検知するため、時間の短縮になります。そして、目視よりも確実な検査を実現します。
人員を削減して、より丁寧かつスピーディーな検査を実現します。人の少ない作業所であれば、基板検査装置は大いに役に立つでしょう。
より精密な検査ができる
基板検査装置を導入すれば、目視よりも精密に検査ができます。検査装置を使うと、装置が取得したデータにもとづいて自動で判定をします。
自分の目でやると不具合の判別に限界がありますが、総人を通せば自動的に判別が可能です。
精密な検査を続けていれば、クライアントからの信頼を上げられます。検査の質をアップさせれば、出荷する製品の質も向上できます。
全数検査を可能にする
基板検査装置を使うと、全数検査が可能になります。全数検査とは、全製品や部分を検査するものです。
対象物からサンプルを抜き取るだけでは検査しきれなかった部分まで、細かく確認ができます。
検査品は膨大な数にのぼるため、人の目で検査をするのは限界になりがちです。基板検査装置で全数検査をすることによって、高度で複雑な判断をするのもある程度は容易になります。
基板検査装置のデメリット
基板検査装置のデメリットは、コストが高い点です。そして、必ずしも検査品質が一定とは限りませんので注意が必要です。
導入時に初期費用がかかる
基板検査装置を導入するには、初期費用がかかります。中には、100万〜500万円以上の金額がかかる装置もあるため、慎重に検討する必要があります。
最新技術を搭載した装置や測定範囲が広い装置などは、特に金額がかかるとされるので、注意が必要です。
安価な装置を購入するよりも、高価で性能や品質の高い装置を購入した方が費用対効果が期待できます。メーカーのホームページやカタログなどで、基板検査装置の性能や概要をよく確認してから導入をしましょう。
検査品質にバラつきが出る場合がある
基板検査装置は、検査品質にバラつきを出さないために開発された装置です。しかし、装置に不調があると検査品質が一定にならないこともあります。
それを考慮したうえで、自社に見合った基板検査装置を選択することが大切です。
装置を購入しても、定期的なメンテナンスや修理が必要です。メーカーに保証期間や内容などについて、事前に確認しておきましょう。
基板検査装置「AOI(光学式自動外観検査装置)」
基板検査装置の代表的なものは、AOI(光学式自動外観検査装置)です。AOIは、ラインセンサーカメラを使用してライトスキャン方式で検査をします。
ライトスキャン方式では、高速の照明で基板の全体を撮影して、スピーディーな検査を可能にします。
AOIの種類は、2D方式と3D方式の2つがあるのが特徴です。
2D方式では、基板内の余剰品やコーティング剤などの検査が主流です。3D方式の装置では、2Dでは難しかった浮きや傾きなどの検査ができます。特に、はんだ部分について細かくチェックできます。
基板検査装置についてのまとめ

基板検査装置は、装置のはんだ部分を細かく確認できる装置です。目視では見えにくかった部分でも、装置が検査してデータ化します。
装置は定期的なメンテナンスを行って、故障や不具合を予防することも大切です。
装置で検査したい内容を把握して、装置の予算や性能をメーカーに確認しながら、基板検査装置の導入準備を進めましょう。
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