フォトリソグラフィとは? 工程・原理・おすすめ関連製品をご紹介します
今回は、薄膜のパターン化に必要不可欠なフォトリソグラフィの原理、工程、そして将来展望について解説します。関連するおすすめ製品も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ガラス加工技術集
ガラス加工のエキスパート 武蔵野ファインガラス
武蔵野ファインガラス株式会社は、1988年の創立以来ガラスの加工を生業として参りました。 2002年より業容拡大を目指して、フッ酸によるガラスの加工を開始し、タッチパネルの薄型化、OLED用封止ガラス等アプリケーションを広げて参りました。 現在ではスマートフォン市場の成⻑と自動車のIT化の流れを受け、これまで培ってきたエッチング技術を活かしたガラスのケミカルカット、超薄型化スリミング加工、アンチグレア処理で最先端分野での御客様の開発のお手伝いをさせて頂いております。
真空薄膜加工技術のご紹介
成膜のメカニズムや加工事例をご紹介
真空蒸着薄膜加工技術のパイオニア、株式会社トーカイの真空薄膜加工技術を紹介いたします。 3つの成膜方法について、そのメカニズムや特徴を詳しくご紹介。 ・真空蒸着法 ・スパッタリング法 ・フォトリソ(パターン成膜) 各種 加工事例もご覧いただけます。
LPKF ProtoLaserシリーズ 資料
ProtoLaserシリーズはコンパクトなレーザーシステムで、短時間で難易度の高い加工を行います。
基板加工であればProtoLaser S4、多目的な加工ならProtoLaser U4、そして最先端や難加工材料であればProtoLaser R4がおすすめです。
LPKF CuttingMasterシリーズ 資料
LPKF CuttingMasterシリーズのカタログです。
LPKF レーザーデパネリングの特徴や優位点、機種をご覧いただけます。
金属イオン除去フィルター(Purifier)資料
半導体材料向け金属除去製品を幅広くラインナップ
Cobetterでは、新規機能膜の開発やフィルタ構造の最適化により、従来困難とされてきた強アルカリ水溶液等からの金属除去が高効率で達成可能になるIonGardシリーズやリソグラフィ工程 に使用される薬液に適したNylonpolarやMGS2Mシリーズ、またガス向けに開発されたGasPuriadv 等のラインナップがあり、高効率で高寿命の金属除去を行えます。 資料はラインナップ及び内容を部分的に掲載した内容となっていますので、開発品を含めた詳細については担当営業からご説明いたします。お気軽にお問合せください。
フォトリソグラフィとは?
フォトリソグラフィとは、感光性の物質を塗布した物質の表面をパターン状に露光することで、露光された部分と露光されていない部分からなるパターンを生成する技術です。フォトリソグラフィは英語で"photolithography"と表記されます。
この技術は、写真の現像技術を応用しており、光を利用して微細なパターンを作成するために使用されます。
フォトリソグラフィは半導体製造やマイクロデバイスの製造など、さまざまな産業で重要な役割を果たしています。
フォトリソグラフィのメリット
フォトリソグラフィーは、極めて微細なパターンを生成し、同時にその形状を非常に精密に制御できるため、数十ナノメートルという極小のフィーチャーを作成するのに適しています。 さらに、比較的高速で処理でき、シリコンウエハ全体にパターンを効率的に形成することが可能なため、コストも比較的低く抑えられます。
汎用性が高く、ガラス、シリコン、フレキシブル基板など、さまざまな材料のパターニングに広く利用されています。
フォトリソグラフィの注意点
フォトリソグラフィは、研究や工学応用において非常に価値のある技術ですが、一部の制約が存在します。技術的な制約として、フォトリソグラフィは基板が完全に平らでないと適用が難しく、使用する光の波長に制限がある点が挙げられます。
フォトリソグラフィの主な制約事項は、実用的な側面に関連しています。まず、フォトリソグラフィ装置は非常に高価であり、これは半導体製造などで使われる多くの装置に共通しています。さらに、フォトリソグラフィはクリーンルームのような微粒子や化学的な汚染物質のない環境でのみ実行できるため、クリーンルーム内での実施が求められます。
フォトリソグラフィの工程

フォトリソグラフィの工程として7つの項目について詳しく解説します。
前処理
ウェーハの表面をレジスト塗布前に洗浄し、その後、HMDS(ビス(トリメチルシリル)アミン)を使用して表面の親水性を改善します。水溶性の現像液を使用する場合、ウェーハとレジストの間に溶液が浸透してレジストが剥がれるのを防ぐための役割も果たします。
レジスト塗布
レジストの特性の一つである粘度は、重要な影響を持っています。粘度が低い場合、薄いレジスト膜を生成しやすく、特に微細なパターンを形成するのに適しているとされています。通常、数μmから100μm程度の膜厚を調整できるように、粘度が調整された製品が市場に存在しています。
レジストはその化学的性質に基づいて、大きく2つに分類できます。1つは、光が照射されることで分解し、現像液に溶ける「ポジ型」。もう1つは、光が照射されることで重合反応が進み、現像液に溶けなくなる「ネガ型」です。
つまり、ポジ型は光照射箇所が失われ、ネガ型は光照射箇所が残ります。また、レジストは感光材料であるため、太陽光や蛍光灯などの光にさらされないよう注意が必要です。
プリベーク
塗布が完了した後、ウエハを約100℃に加熱して残留する溶剤を完全に蒸発させます。
露光
電子回路のデザインがマスク(またはレティクル)に描かれたパターンを、露光装置を使用してウエハのレジスト膜に移すプロセスが行われます。露光装置には、基本的には密着露光装置と投影露光装置の2つのタイプがあり、投影露光装置は等倍露光装置(プロジェクション・アライナ)と縮小露光装置(ステッパーやスキャナ)に分類され、必要な解像度と生産性に基づいて選択します。
現像
露光が終わった後、基板を現像液に浸すことで、フォトレジストの感光された部分を取り除く(ポジ型)か、感光されていない部分を取り除く(ネガ型)プロセスが行われます。
薬品とビーカーなどの小道具、ホットプレートやオーブンを使用して現像、すすぎ、乾燥の工程を手作業で行うことができますが、通常はこの作業を自動的にまとめて行う装置である現像装置(ディベロッパー)を活用するのが一般的です。
ポストベーク
最後に、基板を再び約100℃で加熱し、現像液を完全に蒸発させ、加えて基板とレジストの接着性を向上させ、フォトレジストの工程を完了します。その後、エッチングやイオン注入などのプロセスを経て、不純物を導入するなどの工程が続きます。
エッチング
現像が完了した後、半導体基板上の金属酸化膜をエッチング(削る)する際には、2つの方法があります。
1つは液体の酸などの薬剤に基板を浸して行う方法で「ウエットエッチング」と呼びます。この手法はラボの設備があれば手作業でも可能です。もう1つは、ガスを利用してプラズマを生成し、そのプラズマで基板を加工する方法で「ドライエッチング」と呼びます。
フォトリソグラフィ技術の将来性

電子回路の微細化が進展しており、その結果、フォトリソグラフィ技術も進化し続けています。従来の方法では、フォトマスクと基板を近接させて露光する方法においても、解像度は5~10µm程度で、密着させる方法でも1µmが限界とされてきました。
しかし、半導体製造プロセスにおいて位置精度が求められる現状では、フォトマスクのパターンを基板に投影して露光する技術が用いられています。光の波長を短縮することで、nmオーダーの微細なパターンの作成が可能となります。これにより、水銀ランプのi線(365nm)、エキシマレーザー(KrF: 248nm、ArF: 193nm)といった短い波長の光源、更にはそれらよりも遥かに短い波長を持つEUV露光装置が実用化の段階に達しています。
フォトリソグラフィに関連するおすすめ製品
ガラスフォトリソ加工

ガラスフォトリソ加工とは有機レジストを用いたガラスエッチング加工技術です。ガラス材料に任意のパターンを彫り込むことができ、金属レジスト膜を用いたエッチング加工と比較し、価格や耐久面での優位性があります。
レジストを剥がす際に有機アルカリ薬品を用いるため、配線済みのガラスにもダメージなく加工できます。
薄膜加工技術

トーカイの薄膜加工技術は、硝子、レンズ、プリズム、樹脂、フィルムの製品の品質や機能に付加価値を与えています。求められるニーズや特性に応じて「真空薄膜加工」「機能膜加工」「パターン成膜加工」という3つの薄膜加工技術の提供が可能です。
LPKF ProtoLaserシリーズ

電子部品の開発は、長年にわたり驚くべきペースで進んでいます。集積回路はよりコンパクトになると同時に高周波化、シャープなエッジ、および最小スペースなどプリント基板には大きな要求が課されます。これに対して、標準のFR4材料よりも加工がはるかに難しい新しい基板材料が使用されています。LPKF Laser&Electronicsは、微細加工に最も適したレーザーシステムの提供が可能です。
LPKF CuttingMasterシリーズ
LPKF レーザーシステムは 24/7 での稼働を想定して設計されているシステムです。高精度、高品質が求められる医療・自動車・電子機器業界に適応したシステムに仕上がっています。
そして LPKF CleanCut テクノロジーを使用した加工はさらに高精度でクリーンです。切削粉、炭化、異物混入といった問題はもうおこりません。最高の信頼性と品質をもつ PCBが生産できます。
LPKF CuttingMasterシリーズについて詳しく見る
金属イオン除去フィルター(Purifier)

金属イオン除去のニーズは年々高まっています。
Cobetterでは、金属イオン除去に関する幅広いソリューションをお客様に提供すべく、新たな視点での金属除去メカニズムを開発しました。
キレート装飾型の金属イオン除去フィルターに加え、独自開発の新たな金属イオン除去機構を持つ2つのタイプの金属イオン除去フィルターをご紹介いたします。
金属イオン除去フィルター(Purifier)について詳しく見る
さいごに

フォトリソグラフィの概要や原理、7つの工程について解説しました。半導体製造プロセスの微細化にともない、フォトリソグラフィ技術の進化も留まることを知りません。今後、ますます各工程に特化した新技術が取り入れらた装置の開発は十分予想されるため、用途に適したものを選択することが重要です。
evortでは、フォトリソグラフィに関連するおすすめ製品を多数掲載していますので、ぜひご覧になってみてください。
ガラス加工技術集
ガラス加工のエキスパート 武蔵野ファインガラス
武蔵野ファインガラス株式会社は、1988年の創立以来ガラスの加工を生業として参りました。 2002年より業容拡大を目指して、フッ酸によるガラスの加工を開始し、タッチパネルの薄型化、OLED用封止ガラス等アプリケーションを広げて参りました。 現在ではスマートフォン市場の成⻑と自動車のIT化の流れを受け、これまで培ってきたエッチング技術を活かしたガラスのケミカルカット、超薄型化スリミング加工、アンチグレア処理で最先端分野での御客様の開発のお手伝いをさせて頂いております。
真空薄膜加工技術のご紹介
成膜のメカニズムや加工事例をご紹介
真空蒸着薄膜加工技術のパイオニア、株式会社トーカイの真空薄膜加工技術を紹介いたします。 3つの成膜方法について、そのメカニズムや特徴を詳しくご紹介。 ・真空蒸着法 ・スパッタリング法 ・フォトリソ(パターン成膜) 各種 加工事例もご覧いただけます。
LPKF ProtoLaserシリーズ 資料
ProtoLaserシリーズはコンパクトなレーザーシステムで、短時間で難易度の高い加工を行います。
基板加工であればProtoLaser S4、多目的な加工ならProtoLaser U4、そして最先端や難加工材料であればProtoLaser R4がおすすめです。
LPKF CuttingMasterシリーズ 資料
LPKF CuttingMasterシリーズのカタログです。
LPKF レーザーデパネリングの特徴や優位点、機種をご覧いただけます。
金属イオン除去フィルター(Purifier)資料
半導体材料向け金属除去製品を幅広くラインナップ
Cobetterでは、新規機能膜の開発やフィルタ構造の最適化により、従来困難とされてきた強アルカリ水溶液等からの金属除去が高効率で達成可能になるIonGardシリーズやリソグラフィ工程 に使用される薬液に適したNylonpolarやMGS2Mシリーズ、またガス向けに開発されたGasPuriadv 等のラインナップがあり、高効率で高寿命の金属除去を行えます。 資料はラインナップ及び内容を部分的に掲載した内容となっていますので、開発品を含めた詳細については担当営業からご説明いたします。お気軽にお問合せください。
関連記事
【おすすめ流量計】流量計の種類と選び方のポイントをご紹介
「容積流量計」「コリオリ流量計」「超音波流量計」「タービン流量計(羽根車式流量計)」「熱式質量流量計」の特徴をご紹介します。
2025年12月01日
プリント基板とは?将来展望と求められる新たな技術
プリント基板は、私たちの身の回りにある電子機器のほとんどのものに使われているもので、電子機器に必要な部品をコンパクトに配置することが可能です。 プリント基板の存在は私たちの生活を便利にしてくれています。 今回は、社会や生活になくてはならないプリント基板について、基本的な知識や今後期待できる分野などについて解説します。
2025年12月01日
基板設計とは? 設計の役割・流れ・注意点について解説します
電子回路に用いられるプリント基板に配線・部品配置の設計を行う基板設計。基板設計の役割は多岐に渡り、代表例として「電気的特性への配慮」「製造不良の防止」「サイズの最小化」などが挙げられます。 この記事では基板設計の役割に加え、基板設計を行う流れについて紹介しています。おすすめの関連製品も掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
2025年11月26日
ゲッター材(水分・ガス吸着材)とは?種類や用途、選び方を解説
ゲッター材(水分・ガス吸着材)は、電子部品のパッケージや真空容器といった密閉空間に存在する不要なガス分子を吸着し、デバイスの性能や長期信頼性を維持するために不可欠な機能性材料です。 本記事では、ゲッター材の導入を検討されている開発担当者の方に向けて、基本的な役割から、用途に応じた種類の違い、ゲッター材の選び方について詳しく解説します。
2025年10月28日
半導体・電子部品業界の市場規模とは? 関連おすすめ製品と併せてご紹介
半導体・電子部品は私たちが豊かな生活を送るためには欠かすことのできない部品です。昨今、半導体不足のニュースが報じられているように、半導体の市場規模はまだまだ拡大傾向にあります。この記事では、半導体の市場規模や半導体の機能・目的についてご紹介します。
2025年11月04日
シリコンウェーハとは? 製造方法と関連おすすめ製品をご紹介
半導体の製造に欠かすことのできないシリコンウェーハ。PC・スマートフォンをはじめ、自動車や太陽光発電など様々なモノに組み込まれています。性質的な理由はもちろんのこと、シリコンは地球上に非常に多く存在する物質であることからモノづくり分野において重宝されています。この記事では、シリコンウェーハの概要や製造上の注意点についてご紹介します。
2025年10月30日
異方性導電フィルムとは?メリットや用途などについて解説
異方性導電フィルムは、ICなど電子部品を基板に実装したうえで、回路を形成するフィルム素材です。タッチセンサーやカメラモジュールなど幅広く用いられています。今回は、異方性導電フィルムの特徴や用途、メリット・デメリットなどについて解説します。
2025年09月11日
オゾン発生装置とは?仕組みや特徴・業務用途・選び方まで
オゾン発生装置は、環境浄化から産業利用まで、その効果が多岐にわたります。この記事では、オゾン発生装置の仕組みや効果、水処理や業務用途、耐用年数、半導体業界での利用、レンタルオプション、そして価格について詳しく解説します。 あわせて、オゾン発生装置の選び方から安全な使用方法まで包括的にご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
2025年09月05日
フィルムコンデンサとは?特徴や構造・役割を紹介
現在需要が高まっているフィルムコンデンサですが、名前は知っていても特性や用途までは理解していない、という方もいるのではないでしょうか。 そこでこの記事では、フォルムコンデンサの特徴や種類、役割について詳しく解説します。
2025年09月05日
コンデンサの種類一覧|それぞれの用途や選び方を解説
電子回路の心臓部とも言えるコンデンサは電子機器に不可欠なものです。この記事では、コンデンサの種類とその特徴、見分け方、そして選び方に焦点を当てて解説します。
2025年09月05日
【半導体製造工程】半導体ができるまでの流れを解説します
家電やスマートフォン、PCなど、私たちの暮らしにまつわる様々な製品に組み込まれている半導体部品。その製造工程は大まかに「設計」「前工程」「後工程」の3つに分類されます。今回の記事では、各工程における役割と注意点について解説します。また、半導体製造に関連するおすすめ製品もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
2025年10月01日
パワーデバイス(パワー半導体)とは? 仕組み・種類・用途例についてご紹介します
一般的に用いられてきた「半導体」とは異なるパワーデバイス(パワー半導体)。インバータ・コンバータ等の電力変換器に用いられます。この記事では、パワーデバイスの仕組み・特性、代表的な種類についてご紹介しています。関連するおすすめ製品も掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
2025年10月01日
エッチング加工とは? 加工の種類・利用用途や関連おすすめ製品をご紹介
金属に酸・アルカリ等の腐食液を吹き付けることで腐食や融解を施す加工方法をエッチング加工と呼びます。腐食性のある素材であれば基本的に加工を施すことが可能で、極薄・極小の金属板に対しても複雑なパターンを精度高く加工できるメリットを有しています。 この記事では、エッチング加工の概要、加工できる素材について、エッチング加工の工程について紹介しています。関連するおすすめ製品も掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。 このような方におすすめです ・エッチング加工の工程について知りたい方 ・エッチング加工が可能な素材や加工例について知りたい方 ・エッチング加工を提供するおすすめの企業を探している方
2025年09月26日
半導体チップとは? 仕組みと種類について解説します
パッケージングされた半導体集積回路(IC)の総称として用いられる半導体チップ。近年はその集積化が進んでおり、より小さい、より高機能な半導体チップがものづくり現場では求められるようになっています。この記事では、半導体チップの概要や種類について紹介しています。関連のおすすめ製品も掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
2025年09月26日
精密洗浄剤とは|主要な種類や水系への移行が求められている背景について解説
精密部品製造において重要な工程の一つである精密洗浄。その中核を担う精密洗浄剤は、環境規制の強化や産業界からの要求の高度化により、転換期を迎えています。 本記事では精密洗浄剤の概要から種類、特性、そして近年注目を集める水系洗浄剤への移行背景まで、詳しく解説します。
2025年09月11日
チップ抵抗器とは?種類や用途に合わせたメーカーの選び方
電子回路の設計において欠かせないチップ抵抗器。この記事では、チップ抵抗器の基礎知識から選定ポイント、活用法まで詳しく解説します。 より効果的な回路設計のために、その重要性を再認識しチップ抵抗器に関する理解を更に深めましょう。
2025年09月17日
絶縁金属基板(IMS)とは?種類や用途、FR-4との違いを解説
近年、電子機器の高性能化・小型化が進むにつれて、部品から発生する熱の管理がますます重要な課題となっています。特にLED照明や車載機器、電源モジュールといった高出力の部品は多くの熱を発生させ、従来の回路基板ではその熱を十分に逃がせず、性能低下や故障の原因となることがあります 。このような熱問題に対する効果的な解決策として注目されているのが、「絶縁金属基板(IMS)」です。 本記事では、電子機器の信頼性を支える絶縁金属基板(IMS)について、その基本的な構造から種類、メリット、主な用途、そして選定時のポイントまで、幅広くご紹介します。
2025年10月16日
基板印字とは?その目的や種類、選び方を分かりやすく解説
電子機器の頭脳ともいえるプリント基板(PCB)。その製造工程において「基板印字」は、生産効率と品質を左右する重要な役割を担っています。かつては部品実装を補助する目的が主でしたが、近年では品質管理やトレーサビリティの要としても不可欠な技術となりました。 本記事では、基板印字の導入や見直しを検討されている製造業のご担当者様に向けて、その基本的な役割から主な印字方式の種類と特徴、用途に応じた選定ポイント、そして導入の流れまで、分かりやすくご紹介します。
2025年10月16日
超音波洗浄機とは?仕組みや種類、選び方を分かりやすく解説
製造現場において、部品の精密な洗浄は製品の品質を左右する重要な工程です。特に、複雑な形状の部品や微細な汚れの除去は、手作業や従来の洗浄方法では限界があります。超音波洗浄機は、こうした課題を解決する先進的な洗浄技術として、多くの産業で活用されています。 本記事では、超音波洗浄機の導入を検討されている製造業のご担当者様に向けて、その基本原理から種類、具体的な用途、そして自社に最適な一台を選ぶためのポイントまで、幅広く分かりやすく解説します。
2025年10月16日
半導体製造装置とは?製造業関係者が最低限知りたいポイントを解説
・半導体製造装置とは、そもそも何? ・半導体の製造工程がよく分からない ・投資先としても注目が集まる半導体製造装置メーカーについて知りたい ・半導体製造装置を支えてくれる企業が知りたい このような疑問や悩みはありませんか。 半導体とは電気を通す「導体」とほとんど通さない「絶縁体」の中間の性質をもつ物質のことです。この性質を生かして私たちに身近なスマートフォン、家電製品、自動車部品などに広く活用されています。 この半導体の製造で欠かせないのが半導体製造装置です。ただ、半導体の製造工程はとても複雑でたくさんの工程を経なければいけません。それぞれの工程で必要な装置を総称して「半導体製造装置」と呼びます。 半導体製造装置は設計用の装置、組み立て用の装置、検査用の装置と細かく分かれていることを最初に押さえておくとイメージしやすくなるでしょう。 本記事ではイメージしづらい半導体製造装置について最低限知りたいポイントを解説します。
2025年09月25日