UVミラー/フィルターとは?
UVミラー/フィルターは、特定の波長の紫外線を反射・カットし、他の波長を透過させることができます。
その性能は、基板材料、コーティングの厚さと組成、入射角などの要因によって決まります。 産業用途向けUVミラー/フィルターは、その高精度な波長選択性と耐久性により、医療機器から工業用センサー、分光光度計まで幅広い分野で重要な役割を果たしています。
UVミラー/フィルターの用途例
UVミラー/フィルターは、その特殊な光学特性により、産業用途において重要な役割を果たし、様々な技術革新を支えています。
医療・バイオ分野 | 蛍光顕微鏡での使用により、生物学的マーカーの視覚化が可能となり、疾病診断に貢献 医療機器のUV滅菌や歯科材料の硬化などにも活用 |
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半導体製造 | 紫外線を半導体ウェーハ上に集光し、精密なパターニングを可能に |
産業用センサー | FAセンサー(光電センサー)の検出精度を向上させ、製造ラインの自動化に貢献 |
分光光度計 | 不要な波長の光を除去し、深紫外(DUV)や真空紫外(VUV)波長の精度の高い分析・測定を実現 |
河合光学のUVミラー/フィルター
河合光学は、200nm~25μmの電磁波領域におけるミラーやフィルターの製造を行っており、顧客の要望に応じて真空蒸着やスパッタリング技術を用いて成膜を提供しています。
UV(紫外線)領域のミラーとフィルターにおいては、「UV-222nmミラー/フィルター」を製造しており、お客さまのご要望に応じたカスタマイズも可能です。
UV-222nmミラー/フィルター
UV-222nmフィルターは、人体に影響の少ない波長222nmを透過させ、有害な波長254nm付近をカットします。また、222nmを反射するミラーも提供しています。