見積もり業務にまつわる課題点は数多くあります。特に作成する見積もり書の数が膨大であったり、その種類や項目が多岐にわたる場合などは、管理が猥雑にならないように特に気をつけなければなりません。
また、見積もり作成にかかる時間を短縮することは生産性の向上にも繋がりますし、ノウハウを従業員に共有することでその効果はますます期待できるようになります。しかしその一方で、記載する内容が誤っていてはトラブルやクレームを招く可能性がある業務のため、スピードと正確性の両立が求められます。
上記でご紹介したような、見積もり業務にまつわる課題点に貢献できるソリューションが「見積もりシステム」です。
見積もりシステムを導入することで、見積もり作成・管理にまつわる様々な情報を一元管理できるようになります。情報を一元管理できるメリットは、顧客情報や類似した見積もり項目を分類・整理できることであり、このことによって見積書を作成する業務が簡略化されるようになります。
また、仕入れ部門や他営業の担当者等に確認をしながら見積もり作成を進めなければならないような現場にも、見積もりシステムの導入は有用です。一元管理した客観的な情報を元に項目の洗い出しができるようになるため、見積もり作成を誰でも行える環境を実現しやすくなります。
従来の見積もり書の受け渡しは、作成した書類を印刷し、FAXや手渡しをするケースが主流でした。しかし、ネット技術の発展・普及により、近年ではPDF化したデータをメールでやり取りするケースも少なくありません。
見積もりシステムを活用することによって、PDF化はもちろんのこと、ブラウザで閲覧・確認をしてもらえるようなことも実現できます。そのため、見積もり書の作成に必要だった印刷費を削減できるようになり、社内のペーパーレス化に繋がります。
見積もりシステムの応用的な活用手段として、改善分析に用いる例が挙げられます。過去に作成した見積もり書とそれぞれの成約率を洗い出すことで、項目や価格設定と契約の成否との関係性を可視化することができるようになるため、成約に結びつきやすい見積もり書の傾向が分析可能です。
また、これらの情報を営業部門やマーケティグ部門と共有することで、新しい営業戦略を講じるきっかけにも繋がります。
見積もりシステムは、提供されるメーカーによって特徴や機能に大きく違いがあります。そのため、自社の業態や目的に適したシステムを選択して導入することが重要です。ここでは、見積もりシステムを選択する際に意識すべきポイントを3つご紹介いたします。
見積もりシステムに限らず、システム系のソリューションを導入する際は「クラウド型」か「オンプレミス型」かを選択する必要があります。
クラウド型は自社で環境を用意する必要がないため、初期費用を抑えられることができたり、外出先でパソコン・タブレット・スマホを用いて見積書を作成できるようなメリットがあります。 一方、オンプレミス型は自社のサーバーで独自に環境を構築する必要があるため、その分初期費用が掛かってしまいます。しかし、オリジナルにカスタマイズがしやすくなるため、より自社に適したシステムの構築を実現できるメリットもあります。
自社の業態によって、見積もり作成に必要な項目や作成の工程には違いがあります。そのため、システムが有している機能と自社の見積もり作成業務のフローを照らし合わせて、必要な機能の有無と使いやすさを事前に考慮しておく必要があります。
積もりシステムは、他部門との共有や他システムとの連携を実現することによって、より効果を発揮します。複雑な見積もり作成の業務を誰でも行える環境を作ることによって、全体的な生産量の増加を期待できるようになるからです。
特に営業部門が利用しているシステムとの連携は必須であり、顧客の情報と見積もりにまつわる情報を連携しておくことで、顧客ごとに適した見積もり作成を迅速に行うことができるようになります。
クラウド型の中小製造業向け見積支援システム
ESTmanは、中小製造業向け見積支援システムです。
製造業では、多くの部材を組み合わせて見積をおこなう積算見積作成が必要です。積算見積では製品によっては1000点を超える部材を利用します。高い精度が求められるため、複雑な製品になるほど経験や知識の豊富なベテラン社員が担当するケースが多く、作成ノウハウが属人化しがちです。担当者は日々の業務の中で見積作成に追われる状況になる上、ミスを防ぐ仕組みを構築しにくい課題があります。
ESTmanによって全社で見積作成フローを統一することで、複雑かつ煩雑な中小製造業の見積作成業務効率化と、精度の維持が可能になります。
国内実績20年&シェア1位のCPQ(Configure/Price/Quote)誰でも・すぐに・正確な見積りを作成可能にすることで、見積りミスによる設計・製造手戻り解消、顧客接点の強化を実現します。
営業
「細かい仕様のことまで覚えていられない」
「また納期遅延で謝りにいかなきゃならない」
「この仕様で作れるって、設計が言ってたのに…」
設計
「営業が設計に必要な情報を聞き漏らす」
「営業が同じことを何回も聞いてくる」
「もっと、標準化して効率よく設計できたら良いのに…」
製造
「納期ぎりぎりで急いで作れって言われても…」
「見積や設計のミスのせいで作ったものが台無し」
「生産計画の立てようもない」
こうした悩みをお持ちの方へ、“Order CPQ“のご紹介です。
製造業向けCPQ “Order CPQ”は、
機種や仕様の種類が多く、製品ルールの複雑な、製造業のためのCPQです。
CPQとは、Configure/Price/Quoteの略で、
仕様を選定し(Configure) 価格を算出し(Price) 見積りを出す(Quote)
営業のためのソリューションです。
いますぐ始める生産管理システム【OthelloConnect】
OthelloConnecは、中小企業では導入しづらかった、生産管理・販売管理をクラウドで使用できる新しいシステムです。
自社内にサーバーが不要で、情報システム部や専任に担当者が不要でお使い頂く事が出来ます。
『中小企業向け』『Web型』『多言語・多通貨』生産・販売管理システム
「SMART]は、各企業様の個々の課題に寄り添い、共に成長する「生産・販売管理パッケージ」です。自社製品となりますので、お客様の個々の課題に対して、低価格で豊富なカスタマイズを実現しています。
ブラウザを利用したWebシステムになりますので、通信可能な場所であれば、使用したい時にいつでも利用することが可能です。その為、最近ではコロナの影響もありテレワークの為に導入したいとの引き合いも多く戴いております。
コストパフォーマンスの良いシステムをご提供する為に、オープンソースの利用や開発標準化などを実施し、低価格にご提供ができる様に努めています。また、日本国内だけでなく、海外のお客様にも対応ができる様、マルチ言語やマルチ通貨に対応したシステムをご提供しています。SMARTを導入することで見積受注~生産管理~売上出荷まで一連の流れを通して管理することが可能です。効果としては、現状で手作業で苦労している部分の省力化やデータの一元管理、属人化している業務の削減等に貢献します。機能としては、見積・受注・出荷売上・生産計画実績・発注仕入・外注・原価・在庫棚卸等の機能を備えています。
3種類のAIで価格見積を自動化
Orizuru 3Dは、これまで勘と経験に頼っていた見積業務の効率化・属人性の低減を実現します。設計データ(3D CAD)・取引実績(ビックデータ)を活用した自動見積もりシステムを構築することで、透明性・精度の高い見積もりを自動で作成することができます。
【Orizuru 3D の3つのAIアプローチ】
・コストテーブルによる原価積算
・類似する過去実績の参照
・機械学習による価格推定
上記3つのアプローチを工程や商材、目的に合わせて上手く使い分けることにより、それぞれの長所・短所を補完し、効果的な自動見積もりシステムの構築が可能です。
「見積」へのAI導入を考えた時の最大のメリットは実運用との相性の良さにあります。
細かな処理に基づき正解を算出している場合には改修を加える際に、過去の改修に対してのロジックの検証負荷が高くなります。AIでは仕組みを変えずに結果に対してのフィードバックを随時行うだけで結果に対しての妥当性を高めることができます。
導き出された結果に対してユーザが良し悪しを判断できる「見積」は、AIとの相性がとても良い業務と言えるでしょう。
「AI」で属人性を排除し、調達領域の”品質”・”効率”を高めることが可能です。