パリティミラーの特長
2面コーナーリフレクタアレイ構造による実像の空中投影
これまで、3D映像を見るにはメガネなどウェアラブルデバイスの装着が必要でしたが、パリティミラーは光の実像が空中に投影されるため、道具なしで利用することができます。複数の人が同時に楽しむことができ、デバイス不要のため活用範囲が広がります。
直接触れずに操作が可能なインターフェイスとして利用できる
SY-I50-EVKはSY-I50-SOM専用の評価環境であり開発プラットフォームとしても機能します。この評価キットを活用しシステムの機能要件に応じてキャリアボードをカスタマイズすることにより、開発作業と市場投入までの時間を最小限に抑えることが可能となります。また、簡易的に動作可能なリファレンスデザインが付属します。
低コストで実用化が可能
本来、高額な製造コストがかかる光学素子製品の製造を、樹脂成形で実現。これにより、プラスチック樹脂による製造が可能となり、比較的安価に実用製品化できる見込みです。
目への負担が少なく、疲労感がない
VRは、目の前にある物体(スクリーン)を見ていながら、脳は奥行きが感じられる仕組みのため、人間の目に大きな負荷がかかることが知られています。この原因と考えられている輻輳(ふくそう)矛盾が起きない仕組みのため、眼精疲労を引き起こさず利用することができます。
パリティミラーの仕組み
一般的な鏡は、像を反射させているので、見えているのは虚像です。パリティミラーは、光源から直線的に発した光を2面コーナーリフレクタアレイによって透過した後、光線を集めて空中に実像を映し出します。
パリティミラーの2面コーナーリフレクタアレイを構成する各リフレクタは直角の2面の垂直鏡面で構成されています。
直角の2面のコーナーに光を2回反射させます。
2面の垂直鏡面を一定間隔で平面内にアレイ配置したのが2面コーナーリフレクタアレイです。
用途例
空中スイッチ“AiR Switch” |
センサーと連携して映像を操作できる仕組みを実現。医療現場など、衛生面が重要な環境で、非接触のスイッチとしての普及が想定されます。
 |
空中タッチディスプレイ“AIR InteRacrive Display” |
ディスプレイを空中に表示し、操作する仕組みを実現すると、ディスプレイの故障や盗難のリスクを無くすことが可能です。壁への設置も不要となるため、スピーディーかつ低コストに運用することもできます。
> |
販売促進ツールやイベント演出 |
歪みがない、鮮明な空中映像を出現させることで、体験のリアリティを高めます。プロジェクションマッピングと組み合わせることも可能です。ウェアラブルデバイスなしで、同時に多くの人に空中映像を見せることが可能になり、効率的な宣伝に繋がります。
 |
導入事例
株式会社博報堂プロダクツ様 |
Touch it without Touching
“触れずに触れられる” エアー タッチパネル
新型コロナウイルス感染症が世界中に広がる中、 接触感染を防げるツ ルとして期待。
 |
株式会社DTSWEST様 |
京都府立植物園における観光案内板の実証実験
|
株式会社村上開明堂様 |
 |