透明フィルムヒーター | ガラスなどの透明な⾯の融雪・防曇を実現
透明フィルムヒーターは、プロダクトの見た目に影響を与えずに暖めることができる、フィルム状のヒーターです。フィルムインサート成形により、任意の立体形状に成形可能です。自動車のヘッドランプやガラス窓、カメラ・センサ関係の融雪・防曇など幅広い分野で活躍しています。
このような方におすすめ
・透明なガラス面の融雪・防曇を実現したい
・見た目に影響を与えずに、面を暖めたい
・立体形状でも均等に暖められるヒーターを探している
目次
透明フィルムヒーターとは?
シライ電子の透明フィルムヒーターは、プロダクトの見た目に影響を与えずに暖めることが可能な、透明なフィルム状のヒーターです。面内が均一に発熱し、すぐ温まるため、防曇・融雪に最適です。-10℃の環境でも1分以内にヒータ温度を5℃以上に上昇させることができます。自動車のヘッドランプやガラス窓、カメラ・センサ関係の融雪・防曇など幅広い分野で活躍しています。
透明フィルムヒーターの特長
高い透明性
高透明で、プロダクトの見た目に影響を与えません。基板の全光線透過率は89.62%、ヘイズ1.11%、配線も細線で見えにくい特徴があります。ヒーター配線は現状でMin15μm幅の形成が可能です。ヒーター配線を含むと透過率は低下傾向になりますが、目視で見えにくくする配線設計もできるため、ご要望に沿った透過率を実現します。ヒーター配線禁止区域などの設定もできます。

はんだ付け・高温環境での使用が可能
耐熱性が高いため、一般的な基板やFPCと同じように電子部品のはんだ付け実装が可能です(リフロー耐熱180℃)。ヒーター自体が発する熱にも耐えられるため、他社提供の透明フィルムヒーターと比較して、より高い温度まで暖めることができます。また、工場内など高温になりやすい環境でも使用することができます。

すぐ暖まる
すぐに暖まるため、ガラスなどの透明な⾯に付着した雪や曇りを素早く取り除けます。車載機器においては、1分以内に凍結・着雪を溶かすことが求められますが、シライ電子工業の透明フィルムヒーターであれば、その条件を満たすことができます。こちらの昇温グラフは、-10℃環境下で透明フィルムヒーターが暖まる速度を示した例です。

さらに昇温スピードが速いヒーターや、到達温度を調整したヒーター設計も可能です。どんな環境で使用されたいかご相談ください。
面内が均一に発熱
発熱の偏りがなく均一に暖まります。そのため曇り・凍結・着雪を効率良く解消でき、面内が均一にクリアになるため、対象機器の性能や誤動作、動作遅れを防ぐことが出来ます。

フィルムインサート成型が可能
フィルムインサート成形により、透明フィルムヒーターを成形樹脂や加飾フィルムと結合させることができます。この技術により、自動車のヘッドランプやミリ波レーダ対応エンブレムなど、立体的な形状に合わせた透明フィルムヒーターを実現できます。また、透明フィルムヒーターは、曲面へ貼り付けても均一に暖まります。

透明フィルムヒーターの層構成
絶縁層+銅箔+接着層+PET層

部品実装
| リフロー実装 | 180℃ピーク | 低温はんだ推奨 |
|---|---|---|
| 手実装 | 230℃ピーク | 共晶はんだ推奨(高温はんだは別途相談) |
一般的な透明フィルムヒーターとの違い
一般的な透明フィルムヒーターは耐熱性が低いためはんだ付けが難しく、高温環境における耐久性も低い傾向にあります。シライ電子工業の透明フィルムヒーターは、高い耐熱性によりはんだ付けによる実装が可能で、高温環境でも使用できる点が、他社製品と比較した最大の強みです。他社製品では実用化できなかったというお客様が、当社の透明フィルムヒーターを採用して無事実用化されたケースもあります。

用途例
| 車載機器 | 車載機器において高い防曇・融雪効果を発揮します。(例:ミリ波、各種レーダー、LiDAR、ヘッドランプ、フロントガラス、リアガラス、カメラ前) |
|---|---|
| 公共・交通インフラ | 標識やカーブミラーなどの曇りや着雪を防ぎ、交通安全に貢献します。(例:標識、カーブミラー、信号機、鉄道車体) |
| ウェアラブル製品 | 高透明なので、視界を妨げずにゴーグルやメガネの防曇・融雪を実現します。(例:ゴーグル、メガネ、スマートグラス) |
| 建築材料 | 建築材料に透明フィルムヒーターを適用することで、内装のデザイン性を損なわず、暖かさを提供します。(例:浴槽) |
自動車のヘッドランプへの採用事例
透明基板の先駆者 シライ電子工業
当社は元々、従来の緑色のプリント配線板を製造していました。これまでの基板の常識を覆す新製品を開発したいという代表者の思いがあり、「透明な基板」のアイディアが生まれました。本来であれば製品内部に収められ外部からは見ることのできない基板を、製品の表面など見えるところにも実装できるようにする発想です。

クリアさを求めて改良を重ね、高透明・高耐熱・低抵抗を特徴とした透明フレキシブル基板「SPET」 が生まれました。現在は透明基板のコア技術を応用し、様々な付加価値のあるSPETシリーズを展開しています。
今回ご紹介した透明フィルムヒーターもSPETシリーズのひとつです。
シライ電子工業の強み
設計・材料調達・加工までワンストップ
透明フィルムヒーターの設計・材料調達・加工までワンストップで承ります。これまで培ってきたノウハウを生かし、お客様の開発をサポートいたします。

お客様のご要望に応じてカスタマイズ可能
シライ電子工業は、お客様のニーズに柔軟にお応えします。透明フィルムヒーターを含む透明基板 SPETシリーズは、シライ電子工業独自で開発した素材を使用しているため、お客様のニーズに合わせて素材レベルでのカスタマイズが可能です。
開発段階から量産まで対応可能
開発段階からのご相談はもちろん、量産への対応も可能です。規模感に関わらず、まずはお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q: 他社製の透明フィルムヒーターと比較した、最も大きな優位性は何ですか?
A: 一般的な透明フィルムヒーターは耐熱性が低いためはんだ付けが難しく、高温環境における耐久性も低い傾向にあります。シライ電子工業の透明フィルムヒーターは、高い耐熱性により、はんだ付けによる実装が可能で、高温環境でも使用可能である点が、他社製品と比較した最大の強みです。他社製品では実用化できなかったというお客様が、当社の透明フィルムヒーターを採用して無事実用化されたケースもございます。
Q: ここで紹介されているラインナップ以外の形状・用途の透明フィルムヒーターも開発可能ですか?
A: お客様のニーズにお応えできるよう、柔軟に対応いたします。まずはお気軽にご相談ください。
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