特長

三菱電機(株)製 iQ Monozukuri 回転機振動診断パッケージに対応した
振動センサ

電圧変化での振動出力と、接地面温度出力にも対応したマルチタイプの振動センサです。 高周波まで計測可能なMEMS加速度センサを使用しているため、量産効果が期待できる製品です。 特許技術により本来は回路基板に実装することで発生する雑振動をなくし、10kHzまで共振の無い振動特性を実現しました。

また、2022年3月30日から三菱電機(株)製 iQ Monozukuri 回転機振動診断パッケージとの連携を開始しました。

以下、三菱電機様テクニカルニュースをご参照ください。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/document/technews/sol/iqmonozukuri/bcn-e2113-0033/bcne21130033f.pdf

振動予知保全導入支援サービス

IMVは加振機・振動試験・振動のテストラボ・振動計測・地震計など、世の中の振動における御悩み事に対応するニッチトップを誇る企業です。

これまでの振動ノウハウを活かし、振動計測を用いた有償での予知保全ソリューションサービスを開始いたしました。お客様の設備保全に関する御悩み事や設備に応じたセンサ設置方法、や計測方法、振動データの活用方法などを提案することが可能です。

メンテンナンスに関する問合せの平準化を計りたい

【課題】

炉内の温度分布を一定に保つ役目を持つ循環用ファンですが、フアンの状態が悪くなると、製品の仕上がりに影響が出たり、炉壁の断熱材が傷み張替えの必要となることがありました。 また、高温下の環境から急激に状態が悪化することで、メンテナンスの緊急呼出しも多々あったことからメンテナンスの問合せの平準化を計ることが課題となっていました。

【対応】振動センサによるフアンの監視

振動センサをモーターのベアリング付近に設置して、常にファンの状態を監視しました。 設備状態に異変があった場合は制御盤にアラームを表示させ、お客様に異常状態であることを知らせるシステムです。

【結果】

アラーム機能を搭載したことで、重度の故障に至る前にメンテナンスの問い合わせを受けることができ、緊急の呼出し件数を削減することができました。

主軸のベアリング診断がしたい

【課題】

精密な加工が要求される生産設備の一つであるワイヤーソーは常に良好な設備状態を保つ必要がありますが、ガイドローラに付属するベアリングは徐々に摩耗していき定期的な交換が必要となります。従来ベアリングの交換時期は稼働時間で規定していましたが、実際のベアリング状態とリンクしないこともあり改善が求められていました。

【対応】振動センサによるベアリングの状態監視

振動センサをガイドローラのベアリング付近に設置し、判定値を超えたときにお客様にメールで交換時期を連絡するように設定しました。

【結果】

設備の性能維持向上に貢献はもちろんのこと、特に多かったガイドローラーに関連する問合せが削減することができました。

サービスマン派遣のコストを削減したい

【課題】

保守点検や修理によるサービスマンの派遣にかかるコストが高くつくので、依頼する前に自社で診断できないか模索していました。

【対応】振動センサによるベアリングの状態監視

コンプレッサーの上部に振動センサを設置して、コンプレッサー全体の状態を監視。サービスマン介入の閾値を定めて訪問効率を向上させました。

【結果】

ベアリング状態から故障の予兆を検知することで、振動監視によって派遣すべき状況が判断できるため、派遣コストが削減しました。

突発的な故障を防止したい

【課題】

メンテナンス契約を結んでいるお客様からの時間帯や休日・祝日を問わない問合せが多くなってきたため、突発的な故障による問合せを減らすことができないか模索していました。

【対応】振動センサによるポンプの状態監視

IoTを用いて、事務所からでもお客様のポンプの状態をリアルタイムで把握できるシステムにしました。

【結果】

緊急の呼出し件数を減らし、より付加価値の高いサービスを提案ができるようになりました。